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ライター
MANAMI TABIPPO CARAVAN

新卒捨ててワーホリ来た女としてオーストラリアに渡航した24歳。現在ワーホリ3年目です。オーストラリアで生活しながら定期的にひとり旅をしています!カラフルなものが大好きです。

パスポート、クレジットカード、スマホ、そして少しの勇気と行動力があれば旅に出ることができます。

航空券を買って飛行機に乗り込めばなんとかなる!っていうのが旅をする時の私のマインド。

海外一人旅をしていると何を持っていくべき?とか何が必要?という質問をよくいただきますが答えは簡単!

もちろんパスポートやお金、洋服などは当たり前だけど、新しい場所に行くフッ軽精神と何かあった時に自分でどうにかしようとするその行動力が一番旅に必要なものなのではないかと思っています。

新しい場所に行くフッ軽精神を持ち合わせる

NY
旅行に行きたい!と思っても、休みが、お金が、友達との予定が……などと旅行に行けない理由をあげようと思えばいくらでも出すことができます。

とはいえ現実的に考えて、そもそも休みが自由に取れて、お金があり、友達との予定が合い旅行に行けるタイミングが全て揃うことはそうそうないと思っています。

そこで大事なのは、自分の中での条件が全て揃うのを待つのではなく、行きたい!と思ったら行けるようにとにかく行動することです。

私の旅先は毎回こんな理由で決まる!

Bali
友達がタイに住んでいるから会いに行ってみたり、日本から友達がケアンズ(オーストラリア)に来るというので会いに行ってみたり、オーストラリアのパースに住んでいる時に、パースからバリ島近いから行った方がいいよ!と友達に勧められひとりで行ってみたり、仕事を頑張るモチベが欲しくて2ヶ月後のニューヨーク行きの航空券を購入したり。

このような感じで私の旅先は毎回軽く決定します。

大人になるにつれて友達と予定を合わせて旅行に行くのが難しくなってきている気がするので、基本誘われたらどこの国でも飛んでいくぞ!精神でいます。なので、常にフッ軽精神を持ち合わせていることがポイント。

人に頼らず、自分でどうにかしようとする行動力

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いくら事前に計画を立てていても予定通りに行かなかったりハプニングはつきものなのが旅行。日本国内であれば大抵のことは解決できるかもしれませんが、日本での常識が通用しないのが外国。

誰も信用できない国

きっと日本で道を尋ねたら知っている人なら親切に答えてくれるだろうし、お金も支払えば正確にお釣りが返ってくるのが日本。そんな私の中での”当たり前”が通用しなかった国もあります。

India
それはインドです。女ひとりでインドを6日間旅した時のこと。空港に到着し、ニューデリー駅に向かおうと空港内の駅のカウンターでチケットを購入しました。片道60ルピーに対して私は500ルピーを支払い、お釣りは440ルピーなはず。

駅員も目の前でお札を数える様子を見せ、私に渡しました。ホームに向かいながら返ってきたお釣りを数えるとそこには340ルピーしかありませんでした。そうです、私はまんまと駅員に100ルピーを盗られたのです。

こんなの許せない!と思い急いでチケットを購入したカウンターに戻り「100ルピー足りないんだけど?」と尋ねると無言のまま100ルピーを渡されました。正直この瞬間まではただの間違いだよな、空港内にいる駅員がそんなことしないよな、と思いたかったけど現実はそう甘くはなく駅員の仕業でした。

自分を信じて突き進む

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初っ端から散々な思いをしたけどそれだけでは終わりません。

ニューデリー駅に着きスマホの電波が悪く日が沈み薄暗い中、反対側出口に向かいたくて彷徨っていると駅員を装った男が声をかけてきたのです。「どこに行きたいの?」と聞かれ場所を答えると「そこの場所はお祭りがあって交通規制があるから入場許可証が必要だ。無料で発行できるから僕がトゥクトゥクで連れて行ってあげるよ」と言ってきたのです。

もし、その話が本当ならとても親切な人ですがそんなわけもなく、そもそもその男は駅員を装った詐欺師で、そのままトゥクトゥクに乗ると旅行代理店に連れて行かれ高額ツアーを組まれるというのがオチ。

その当時の私はそんなこと知るはずもなく、ついて行ったけど途中で我に返りそんなはずないよな?と思い「ひとりで行けるから平気!」と断りました。その後近くにいたインド人ファミリーに道を尋ねると嫌そうな顔をしながら強い口調で「知らないわ。」と言われたのです。

その瞬間、この国では誰も信用してはいけないし頼ることもできないんだと感じ取りました。そして、自力で道を探し出し目的地まで向かいました。

スマホも使えず、現地の人も信用できない状況に陥って初めて自分でどうにかする行動力の重要さに気付けたのです。

帰りを待ってくれる場所があるから旅ができる

Aus
自分の常識が通用しない国にも行ったり、ひとりで2週間ほど旅をする時もありますが、それができるのも安心して帰れる場所が私にはあるからです。

私はここ2年半ほどオーストラリアで生活をしながら旅をしていますが、こうして旅ができるのも「ただいま!」と言って帰れる場所がオーストラリアにもあるから。

ワーホリでオーストラリアに住んでいるので本当の家族がいるのは日本ですが、オーストラリアでは住み込みシッターをしていてファミリーと住んでいるので第2の家族のような存在がいいます。

旅から帰ってきた際には「Welcome back to our home!」と言って私の帰りを待ってくれています。4月に旅行から帰ってきた際にはイースターだったから!と言って卵形のチョコレートと共に私の帰りを待ってくれていました。

Easter eggファミリーから貰ったチョコ
こうして暖かく私のことを受け入れてくれる場所がオーストラリアにもあるからこそ、私はいろんな国へ旅をすることができる理由のひとつなのかなと思います。

そして旅はひとりだけど帰ったら「おかえり」と待ってくれている友達や家族など温かい存在が日本とオーストラリアにもいることが私がフッ軽マインドで旅に出られる行動力のひとつでもあります。

自分にとって大切な存在

Aus
色んな国に旅に行き、旅先での出会いや初めて見る景色の感動、常識を覆すハプニングなど色々あるけれどこういう旅先での話を聞いてくれる友達や家族がいること。

海外生活も同様に嫌なことがあった時、落ち込んだ時に電話をして聞いてくれる友達がいるからこそ、私はオーストラリアに住みながら他の国にも旅行に行ったり色んな経験ができているのだと思います。

海外生活も旅行も自分ひとりだけではできない。私のことを待ってくれている人やどんな時でも味方でいてくれる友達がいるからこそ成り立っているものだなと私は思います。

安心して帰ることのできる場所が日本にも、オーストラリアもあるからこそ失敗を恐れずに挑戦し続けることができるし、それが自分の成長にも繋がっています。

旅に出るたびに家族や友達の大切さを改めて実感しこれからももっと色んな世界を自分のこの目で見たいと思わせてくれる大切な存在です。

All photos by MANAMI

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MANAMI TABIPPO CARAVAN

新卒捨ててワーホリ来た女としてオーストラリアに渡航した24歳。現在ワーホリ3年目です。オーストラリアで生活しながら定期的にひとり旅をしています!カラフルなものが大好きです。

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