No 〇〇, No Life。
音楽が好きな人なら、“No Music, No Life”と答えるかもしれません。
音楽好きの人には、こだわりのヘッドホンがあったり、最高の仲間とバンドを組んで自分の曲を創造したり。
そんなふうに、誰にでも「これがないと自分らしくいられない」といった大切なモノやコトがありますよね。
私にとって、それが“旅”です。
知らない街を歩き、初めての景色に出会い、その土地の人や空気に触れるたびに心が動く。旅は、私の毎日に新しい視点や感情をくれる大切な存在です。
そして、そんな旅の時間をより自分らしく楽しむために、大切にしている“3つの欠かせないもの”があります。
思い出を切り取る -カメラ-
何気ない瞬間を切り取るのが好き
旅に出るときに、私が必ず持っていくもの。それがカメラです。
旅先で出会った景色や人のふとした瞬間の笑顔。その1枚1枚が、私にとっての“思い出のかけら”になります。
カメラを向けるたびに「この瞬間を残しておきたい」。
そうして切り取った瞬間はあとで見返した時に、写真の中の光や風、声までもがよみがえってくる気がするんです。どんなに時間が経ってもその1枚を見るだけで「また行きたいな」と心が動く気がします。
疲れた日や仕事がうまくいかなかった日には、その写真たちが元気をくれることも。
また、友人に旅の話をする時もカメラの存在は欠かせません。
「ここ、本当に最高だったんだよ」と笑いながら、思い出を語る時間は旅の続きのような楽しさを感じることができます。写真を見せながら話すと、感動した瞬間の色や温度感までその場に一緒にいるかのように伝わっていくでしょう。
そもそもカメラは私にとって、趣味のひとつ。
旅の中で出会うさまざまな景色や人の表情、街の空気、何気ない日常の1コマなどを撮るのが好きなんです。レンズを通して「どのようにこの場所を切り取ったら魅力が伝わるか」を考える時間が、私にとって楽しみでもあります。
撮った写真を通して、「この場所はこんなにも素晴らしい」と誰かに伝わった時は旅の喜びがさらに大きくなっていくんです。
私にとってカメラは思い出を閉じ込めるだけでなく、旅の感動を伝えていくための大切なツールになります。
不調を整え安心をくれる -風邪薬-
いつでも全力で楽しまないと!
旅はいつだって楽しいもの。
けれど、どんなに計画を立てても体調だけは思い通りにいかないことがあります。気温の変化や慣れない環境、旅を全力で楽しむため少し無理をした時など風邪の症状が出てしまうことが……。(以前、旅先で38度近い熱が出て苦しい思いをしたことがあります。)
そんなとき、私がいつも持っていくのが「風邪薬」です。
もちろん使わずに済むのが一番ですが、もしものときのために持っておくだけで安心できます。
実際、旅先で少し喉が痛くなったり、寒暖差で体が重くなったりした時、手元に薬があるだけで「大丈夫、まだ楽しめる」と気持ちが前向きになるんです。せっかくの旅だから、体調不良で思い出を減らしたくない。
だからこそ、私はいつもポーチの片隅に風邪薬を忍ばせています。体調が万全でなくてもすぐに対処できるようにしておくことで、旅での出会いすべてを最後まで味わえる。
旅を心から楽しむための「準備」も、旅の時間をより自分らしく楽しむため大切なことだと思っています。
旅の楽しいを広げる -SNS-
偶然の出会いほどワクワクが見つかる
旅をしていると、「この瞬間を誰かに伝えたい」と思うことがあります。朝焼けの海や夜の街に灯るネオンの光、偶然見つけた路地など。
その感動をそのまま言葉にするのは難しいけれど、SNSならその瞬間をすぐに残せます。
私にとってSNSは、旅の思い出を共有するアルバムのような存在です。写真や文章を通してその日の出来事を投稿すると、あとで見返したときにその時の空気や気持ちまで思い出せる気がします。
そして何よりうれしいのは、見てくれた人とのつながり。
「ここ私も行ってみたい!」「この景色すごく綺麗!」
CMや映画のロケ地にもなったこの場所、どこかわかりますか?
そんな言葉をもらうと旅の喜びが広がり、より旅に出て良かった空間をシェアしたいと思います。
SNSは、誰かに見せるためのツールという一面もありますが、やはり自分の感じたことを残す・シェアするための場所だなと思うんです。または、旅の余韻を少し長く味わわせてくれる存在ともいえます。
旅を自分らしくするものたち
旅のスタイルや目的地は人それぞれ違っても、誰にでも「これだけは欠かせない」というものがあると思います。私にとって、それがカメラ、風邪薬、そしてSNSです。
カメラは、心が動いた瞬間を切り取るための相棒。
風邪薬は、どんな旅も思いきり楽しむためのお守り。
そしてSNSは、旅の感動を誰かと分かち合うための場所。
この3つは私の旅をより深く、そして自分らしくしてくれる存在です。どれかひとつが欠けてもきっと今の旅は成り立たないような気がします。
旅はただの移動ではなく「自分を見つめ、世界とつながるための時間」。そんな大切な時間を支えてくれるのが、私の“欠かせないものたち”です。
だから私はこれからもカメラを片手に、少しの安心と楽しい瞬間を広める気持ちを持って旅をして行くでしょう。だからやっぱり、こう言いたくなります。
No Travel, No Life.
All photos by Yoshi