「神はモーリシャスを最初に創り、そしてモーリシャスを真似て天国を創った」というのは、トム・ソーヤの冒険を執筆したアメリカの作家マークトゥエインの言葉です。
そこまで言われるモーリシャスに現存する世界遺産「アプラヴァシ・ガート」と「ル・モーンの文化的景観」を今回はご紹介します。
アプラヴァシ・ガート
photo by New Generation Media Co Ltd
photo by New Generation Media Co Ltd
負の遺産のひとつとされるこの遺産は、奴隷に代わる労働力として受け入れられていたインドからの移民の輸送整備を行っていた場所です。
移民たちはクーリー・ガードと呼ばれたこの受け入れ施設を経由してプランテーションに送られました。建造物群のうち現存しているのはおよそ1割のみで、トイレや厨房などが部分的に残っています。