ドイツ旅行に興味のある皆さん。行き先は決まりましたでしょうか?
ドイツの観光地と言えば、ノイシュヴァンシュタイン城をはじめとするロマンティック街道、ライン川クルーズ、ベルリンの壁、ケルン大聖堂、サッカーブンデスリーガ観戦など、見所たっぷりですよね。
ただ、あまりにも国土が広すぎて移動が大変。
飛行機も良いですが、ジャーマンレイルパスという鉄道パスを使えばドイツでの移動が飛躍的にお得になります。
また、鉄道以外の特典も盛りだくさんです。
そしてさらに、ドイツ以外の国にまで行けてしまうです。
そんなこのパスの魅力をお伝えしたいと思います。
ジャーマンレイルパスとは
ジャーマンレイルパスとは、ドイツの国鉄(DB)が運行する電車に乗り放題になるパスです。
ただし、Uバーン(地下鉄)、トラム、バスは乗れないので注意です。
種類は大きく分けて2種類。連続した日数(5,10,15日間)で利用するコンセクティブタイプと1ヶ月の有効期間の中で消化するフレキシーブルタイプ(3〜10日間)があります。
また2人が同一工程で移動する場合約50%割引になるツインパスや、25才以下の割引があるユースパスもあります。
ツインパスはカップルの旅行、ユースパスは学生の一人旅なんかにお得に移動できます。
チケットの等級は1等と2等の2種類。
1等は3列シートでゆったりしており、軽食サービスや主要駅のラウンジが利用できます。
2等は4列シートですが、日本の新幹線の自由席とほとんど同じなので快適です。
金額は例えば5日間の連続タイプの場合は下記になります(HIS:2015年9月時点)
1等41,100円 1等ツインパス61,500円(1名あたり30,750円)
2等30,400円 2等ツインパス45,700円(1名あたり22,850円)
2等でも快適さは全く問題ありませんが、大都市間を移動する場合、満席の場合もあるので予約しておいた方が賢明です。
購入はHISなどの各種旅行代理店やレイルヨーロッパのような鉄道サイトで購入可能です。
現地での手続き方法
パスを入手したら忘れずにしないといけないのがバリデーションです。
バリデーションとは使用開始手続きのことで、日本でも可能ですが手数料を数百円取られます。せっかくなので、現地で手続きをしてみましょう。
手続きはほんの2、3分で完了します。
フランクフルトなどの主要駅には「DB」の窓口があるので、そこで手続き可能です。
使用開始日か前日に窓口へ行き、パスを渡して元気よく「バリデーションプリーズ」と言ってみましょう。すると、いつから使用開始するか聞かれますので答えましょう。
使用開始日と終了日を窓口の担当が記入し、ハンコを押して返してくれますので手続き完了です。
忘れたでは許されない乗車時の注意点
手続きが完了すると、すぐ乗車したいところですが、ここで絶対忘れてはいけないのが使用日を記入することです。
「Day」「Mth」の箇所に例えば8月15日であれば、「15」「08」とボールペンで記入しましょう。
そして、二枚目にはパスポートナンバーを書く箇所があるので、こちらも忘れずに記入しておきましょう。
乗車してしばらくするとチケットチェックに車掌さんがきます。
その時にジャーマンレイルパスとパスポートの提示を求められますので準備しておきましょう。特にパスポートはホテルの金庫に入れてしまう人も多いと思うので注意が必要です。