皆さんは、WWOOFというものををご存知でしょうか?
World Wide Opportunities on Organic Farmsの略で、有機農業に興味を持ち、農家のもとで農業やスローライフを体験してみたい人とその農家とを繋ぐNGOの組織です。
2015年11月現在、世界の60カ国でWWOOFの組織が存在し、世界中国を超えて、その取り組みが行われています。
そのため、日本人バックパッカーに限らず、世界中のバックパッカーとも親密に繋がるWWOOFとは一体どんなものなのか、私の経験談も含めて皆さんにご紹介させて頂きます。
WWOOFとは
photo by peco
先にも挙げたとおり、有機農業や持続可能な生活を営む自然学校等との体験交流を目的とした、非政府組織で、各国毎に運営されています。
1971年にイギリスではじまり、その活動が評価され、その後世界各国で発展しました。
オーガニックな思考を持つ農家や自然学校などを運営する、農家や事業主(以下ホスト)が、国籍に関係なく、農業に興味を持つ人を受け入れ、その機会を提供するというものです。
私は普段食べているものが一体どのように育てられ、出荷され、店頭に並び、購入後口に入るのかを自らの目で見て学びたいと思い、WWOOFで探してみようと決めました。
どうやって利用するの?
WWOOF事務局は各国ごとに運営されているため、まずは自分がどの国へ行き、取り組みたいのかを決めます。その後、それぞれの国が運営する事務局のホームページから、登録を行います。
登録が終われば、働き手(以下ウーファー)募集の詳しい要項を閲覧することが出来ます。
興味のあるホストへ連絡し、お互いの条件が合えば、受け入れをしてもらえます。そこから実際にホストのもとへ移動後、お手伝いが始まります。
WWOOFのいいところは、募集の際に宗教的観点やLGBTへの理解、ホストの食に関するこだわりなどを記載してくれているところです。
我々日本人からしたらそこまで重要視されない点なのかもしれませんが、やはり世界中からの受け入れを行うだけあり、このようなところも情報として必要なんだなあ、と思います。
話は少し脱線しましたが、募集の多くは、2週間以上滞在出来ることを条件とする場合が多いため、もしも日本国外でWWOOFをしてみたいというのであれば、その点も頭に入れておくと良いでしょう。
どのようなことをするの?
ホストによって仕事内容は異なりますが、野菜や果物の収穫や、家畜の世話や加工品づくり、オーガニックレストランでの接客等が一般的です。