日本はバカンス少ない国だといわれているものの、それは長期休暇の事であって、祝日の事ではないって知っていましたか?
実は日本の祝日の数は世界を見てもトップクラスの数であって、バラバラだけれども結構休みがあるんです。
でも、海外でももちろん祝日はあるのですが、結構いろいろな由来がある祝日が存在しています。お国柄というのもありますし、えっ!なにそれ?と思わず言ってしまう日もあります。
そこで、今回は世界にある変わった祝日についてご紹介したいと思います。
グラウンドホッグデー アメリカ・カナダ
アメリカ合衆国とカナダでは、立春の時期に変わった祝日があります。2月2日のグラウンドホッグデーという祝日です。
実はこのグラウンドホッグというのは、リス科の動物のことを言い、この動物の日なんです。実はこの動物、冬場は冬眠しているのですが、2月初旬に一度目を覚ますのです。
そして巣穴から出てきて、自分の影に驚いて巣穴に戻ったら春はまだまだ先、もしそのまま外に出たら春は間近と言われており、この占い結果はTVのニュースでも取り上げられるのです。春の訪れを動物で占うなんてなんかメルヘンチックですね。
イースター 欧米
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キリスト教圏においてイースターという祝日は、春の一大イベントです。3月~4月の春分の日の跡の最初の満月の次の日曜日をイースターとされており、キリストが復活したことのお祝いをする人なっています。
イースターエッグといえば皆さん聞いたことがあると思いますが、ゆで卵の殻に鮮やかな模様を描いて、それを家の至る所に隠します。子供たちがそれを見つけて遊ぶイースターエッグハントは、誰しも一度は聞いたことがありますね。
サンクスギビングデー アメリカ・カナダ
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サンクスギビングデーとは、日本では感謝祭と呼ばれるアメリカとカナダの祝日です。アメリカでは11月の第4木曜日、カナダでは10月の第2月曜日がサンクスギビングデーとなっています。
この日は、離れ離れになった家族が実家に集まって一緒に過ごす日であり、みんなで七面鳥を食べることから、別名ターキーデーとも呼ばれています。
もしこの時期に、アメリカやカナダに遊びに行ったら、少しさみしい思いをしてしまうかもしれませんね。
ボクシングデー 欧米
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ボクシングデーとは、別にスポーツのボクシングをする日ではありません。クリスマスの次の日をボクシングデーと定めており、ボクシングとは箱(BOX)から来ています。
この日は教会からプレゼントが支給されて、子供たちが箱を開ける日であることから、このような名前が付けられました。
プリンス・ジョナ・クヒオ・カラニアナオレ・デイ アメリカ
アメリカって、結構、州の力が強くて国が設定した祝日以外にも、州が設定した祝日というのもぞんざいしています。
このプリンス・ジョナ・クヒオ・カラニアナオレ・デイとは、ハワイ州だけにある、祝日でありクヒオ王子の誕生日である3月26日とされています。
王子は1871年に誕生して、1903-1921年に米国議会に第2代表者として勤務していました。ハワイ州の人々のために精力的に働いたことから、1949年に彼の誕生日を祝日と設定しました。
スワード・デー アメリカ
一方こちらはアラスカ州の祝日となっています。1867年当時に国務長官であったスワード氏が、ロシアからアラスカを買収した3月の最終日曜日を祝日としています。
買収当時は、スワード氏はさんざん意味もない巨大な冷蔵庫を買った男として批判されていましたが、油田発見およびレーダー基地建設などの実績により、国民の評価は一転して先見の明のある男と英雄視されるようになりました。
セント・パトリック・デー アイルランド
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アイルランドでは、国内にキリスト教を広めたセントパトリックの命日である3月17日をセント・パトリックデーとして、祝日にしています。