GPSが発達し、世界中どんな場所に居ても自分のいる位置が分かるようになった現代。それは海の上でも変わることはありません。現代ではGPSのおかげで海の上でも自分がどこにいるのかということは瞬時にわかります。
しかしGPSが出来る以前、海の上はまさに大海原。自分がどこにいるのか、そして港の場所はどこなのかということが全く分からないのが常でした。
そんな時、海の上で道しるべとなっていたのが灯台です。灯台からの光をもとに、船は海の上を進んでいくことが出来たのです。
時代は変わってGPSによってほとんど自分の位置を把握できるようになった現在でも、灯台は夜の海を照らし続けています。
その姿は周辺の景観と相まって大変美しく、絵になる光景になっていると言えるでしょう。時代は変わっても、灯台の作り出す美しい光景が変わることはないのです。
今回は、ため息が出そうなほど美しい灯台と周辺の絶景を、10ヶ所厳選して紹介したいと思います。
ヘラクレスの塔(スペイン)
世界遺産にも登録されているスペインの灯台「ヘラクレスの塔」は、小高い丘にそびえている古めかしい風情を持った灯台です。あの伝説の「アレクサンドリアの大灯台」をベースにして設計されており、今は見ることが出来ない大灯台に思いをはせることもできます。
・住所:Av. Navarra, s/n, 15002 A Coruña
・アクセス:サンティアゴ・デ・コンポステーラ市街から北に車で約60分程度
ケープ・ハテラス灯台(アメリカ)
個性的なフォルムのこちらの灯台は、125万個のレンガを積み重ねて作ったアメリカで一番高い灯台となっています。荒野に毅然とそびえ立つその景観の美しさはまさに息をのむものになっています。
・名称:Cape Hatteras Lighthouse
・住所:46368 Old Lighthouse Road, Buxton
・アクセス:ノーフォーク市街から車で南に約2時間半
ロー灯台(イギリス)
世界でも有数の背の低い灯台であるロー灯台は、なんと地上から9メートルほどの高さしかないことで知られています。背が低くとも灯台の役割はしっかりと持っており、白・赤・青の3色の光を放ち続けています。
・名称:Burnham-on-Sea Low lighthouse
・住所:River Parrett
・アクセス:カーディフ市街から南に車で約70分
プロンテープ灯台(タイ)
1996年に建てられた比較的新しいこの灯台は、遠巻きに見ても確実に発見できるきらびやかなフォルムが印象的です。昼でも夜でも存在感を放っているこちらの灯台は、プーケットのシンボルのひとつとなっています。
・名称:Laem Phromthep lighthouse
・住所:Phromthep Cape, Mueang Phuket, Phuket
・アクセス:プーケット国際空港から南に車で約70分
サンディフック灯台(アメリカ)
アメリカ最古の灯台であるサンディフック灯台は、ビーチが広がるサンディフック半島にそびえています。ビーチの景色と灯台の白いフォルムが織りなす景観は、アメリカの片田舎の風情がある光景となっていますね。
・名称:Sandy Hook Lighthouse
・住所:26 Hudson Rd, Highlands
・アクセス:ニューヨーク市街から車で約90分程度