こんにちは。カナダのユーコン準州でオーロラガイドをしているSATOMIです。
これまでに35か国以上に旅行や仕事で滞在しましたが、やはり自然の絶景が見れた場所は今でも強く印象に残っています。
今回はアフリカ大陸のジンバブエとザンビアにまたがる、世界三大瀑布の一つ、ビクトリアの滝について書きたいと思います。現在はまだ海外に行きにくい日々が続いていますが、自由に行けるように戻ったらぜひ次の行き先の候補に加えてもらえたら嬉しいです。
アフリカの絶景ビクトリアの滝(モシ・オ・トゥニャ)
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南米のイグアスの滝、北米のナイアガラの滝と共に、世界三大瀑布の一つであるビクトリアの滝はアフリカ大陸にあるジンバブエとザンビアの2か国にまたがっています。
落差は100m以上、幅は約1700mにもなり、「モシ・オ・トゥニャ(雷鳴が轟く水煙)」という呼び名の通り、水量の多い時期には20km以上離れた場所からも立ち上がる水煙が見えると言われます。
アフリカの大地にまるで裂け目が入ったかのような地形で、とても雄大な景色を味わうことができるのです。
迫力を楽しむなら春から夏がおススメ!
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雨季から少し遅れて滝の水量に変化が出るので、水量が特に多くなるのは3月~6月頃、そして10月から12月頃までは場所によっては滝つぼが見えるほど水量が減ります。
私が行ったのは10月で水量が少ない時期だったので、滝の迫力がそこまでだったのが少し残念でした。
ですが、それでも日中に滝にかかる虹が見えたり、珍しいルナレインボー(満月の夜に滝にかかる虹を見る)の絶景を見ることができ大満足でした。ちなみにルナレインボーは満月の前後数日間なので、カレンダーを事前に確認しておくのがおススメです!
時間がない方はジンバブエ側へ
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より迫力のある滝の正面からの景色が楽しめるのはジンバブエ側、ビクトリア・フォールズ国立公園です。滝は2か国間に跨っていますが、その大部分がジンバブエ側にあります。
緑に囲まれた遊歩道にはいくつもビューポイントがあり、乾季ではありましたが、それでもある程度の水の迫力と、そこにかかる虹を見ることができました。
遊歩道も平坦な箇所が多く、距離もザンビア側よりあるので、片側しか行く時間がないという場合には個人的にはジンバブエ側がおススメです。
より近くで見るならザンビア側
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ザンビア側の公園はモシ・オ・トゥニャ国立公園と呼ばれます。ナイフエッジブリッジと呼ばれる橋の上から滝を見ることができます。
ジンバブエ側よりも少しアップダウンのある遊歩道は、滝のすぐ淵まで伸びているので、滝をより近くで見ることができるのが魅力です。
私は乾季に行ったので、ここからはチョロチョロ流れる程度の水量と、滝つぼまで見えている状態でした。
また、滝のエリアにはヒヒが多く生息しているので、エサをやったり食べ物を分かるところに出しておくのはNGなので、気をつけてくださいね。
滝につながるザンベジ川を楽しむのも忘れないで
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滝の魅力もさることながら、滝のもととなっているザンベジ川の絶景も素晴らしいです。ザンベジ川サンセットクルーズツアーに参加するのがおすすめです。
船の中ではドリンクや軽食が用意され、寛ぎながら大自然を楽しむことができる、とても贅沢な時間でした。
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遮るものが何もない開けたザンベジ川の上から見た夕陽は今でも忘れられません!
ヘリコプター遊覧で滝を一望
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ビクトリアの滝は2か国に跨り滝幅もかなりあるので、地上からその全貌を見ることはできませんが、ヘリコプター遊覧で滝全体を一望することが可能です!
乗っている時間は15~20分程度とそこまで長くはありませんが、違った角度から景色を楽しむには参加してみると良いかもしれません。
乾季に行く良さもある!
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私が訪れたのは10月の乾季で、滝の水量は多くありませんでしたが、その代わりに美しいジャカランダの花を楽しむことができました。
春の日本の桜のように、ジャカランダは秋を代表する花です。街路樹が紫色に咲き誇るのはまさに圧巻!
滝以外にも見どころ満載
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ビクトリアの滝は、ジンバブエ側・ザンビア側から観賞したり、ヘリコプター遊覧やボートツアーなどその楽しみ方はさまざまです。
そして滝自体の魅力はもちろん、アフリカならではの野生動物や美しい夕陽など、付随してくる魅力が数え切れません。
私も次回は滝の水量の多い時期に行き、サファリツアーなども楽しんできたいと思います。