ライター
Shumpei Takahashi 元TABIPPOスタッフ

福岡の大学一年生。TABIPPO2015福岡スタッフ。高校三年の冬休みに初海外旅行でグアムへの旅行経験あり。そこで海外旅行に魅了され、大学の夏休みに長らく憧れ続けたアメリカに三週間留学。正月にまた香港に行く予定。

 

衝撃

アメリカ留学③

photo by shunpei

航空経路はまず台湾まで行き、そこで約6時間ほど待機し、11時間弱かけてアメリカに行くというものでした。
アメリカにつくころには皆疲れ切っていましたが、その疲れが吹き飛ぶくらいの衝撃が次々と襲ってきました。
車は逆車線、スピードがものすごく速く、そして運転が荒い。これぞアメリカだと感激しました。
衝撃はそれだけではありませんでした。朝曇っていても昼には快晴になったり、交通手段としてスケボーを使ったり、朝ご飯にピザが出てきたり。
3週間常に衝撃を与え続けられました。

 

崩れるアメリカのイメージ

アメリカ留学④

photo by shunpei

今まで楽しいだけだった海外研修に転機が訪れました。
暮らしていたドミトリーの近くでアジア人誘拐事件が起きたのです。
犯人のものらしき車は、いつも僕たちがバスケをするときに近くに止まっていたらしいです。
その事件後、危機管理として周りをよくみるようになりました。
するとそれまでに見えてなかった街の一面が見えてきました。
ナイフや拳銃を腰に差して歩いている青年、お金を集ってくるホームレス、大麻で気が狂ってしまった人々、そして酷い火傷をおっているにもかかわらずまともな治療を受けれていないおばあさん。
その日、アメリカに来て初めて僕は笑えなくなりました。
これが理想の街の本当の一面なんだと現実を突き付けられました。

 

帰国

アメリカ留学⑤

photo by shunpei

先ほどはアメリカの悪いところを書きましたが、実際、すごく温かい人が多かったです。
落ち込んだ時に優しく接してくれたり、道に迷った時案内してくれたり、一緒にバスケしたり、ドミトリーの前ですごい騒いだり、本当に仲良くなることができました。
しかし僕たちは3週間という期限がありました、帰国の日が着々と迫ってき、ついにその日がやってきました。
朝起きると、もうこの場所とはサヨナラなんだ、と思ってしまい1人で泣いてしまいました。
夜、みんなでバッキングを済ませ、ドミトリーの個人の部屋を片付けると、3週間であんなにも汚れた部屋は3週間前の何もなかった部屋に戻ってしまいました。
そこでも泣きそうになってしまったのですが、何とか我慢しました。
ですが帰りのバスで皆で思い出話をしていると、ある一人が泣き出し、つられてほとんどが泣いてしまいました。
もちろん僕も。3週間前は名前と顔すら覚えてない人がいたのに、たった3週間でかけがえのない仲間になることができました。
そして16日を時差の関係上1時間くらいしか過ごさず日本へ帰国しました。

 

その後

海外研修を終えて、私はカンボジアへボランティアをしに行くことに決めました。
アメリカ関係ないじゃん!って思う人もいると思いますが、すごく関係しています。
アメリカ留学はしたいことをやってみた結果、大成功に終わったので、今まで一歩踏み出せずに致したいことをしてみようと思ってのことです。
そのために今バイトを頑張っています。

 

アメリカ留学⑦

photo by shunpei

出発前夜のあの時逃げ出していたらきっとまた言い訳ばかりでいろんなことから逃げ出していたと思います。
あのときに一歩踏み出せたからこそ、次に繋がる道をものすごく見つけることができました。
もししたいことがあるなら一歩踏み出してほしいのです。
踏み出すまではものすごく怖いと思いますが、踏み出してみれば意外と何とかなるものです。
なのでまず一歩。その一歩は小さいですが、あなたの未来を変える大きな一歩になると思います。

ライター
Shumpei Takahashi 元TABIPPOスタッフ

福岡の大学一年生。TABIPPO2015福岡スタッフ。高校三年の冬休みに初海外旅行でグアムへの旅行経験あり。そこで海外旅行に魅了され、大学の夏休みに長らく憧れ続けたアメリカに三週間留学。正月にまた香港に行く予定。

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