こんにちは。星景写真家の船橋 弘範です。
今回は、ニュージーランド南島の人気のトレッキングコースのうち、フッカー・バレー・トラッキングのトレッキングコースを実際に歩いた時の写真で、このコースの大自然の迫力や魅力をご紹介します。
ニュージーランドを訪れたのは、2015年12月6日。南半球の12月は真夏の季節にあたります。真夏の高地トレッキングはとても爽快です。
朝から快晴になり、ニュージーランド南島の約700Kmにも及ぶサザンアルプスの中心に位置する、世界自然遺産のマウントクック国立公園内の人気コースをトレッキングするということで、わくわくしていました。
プカキ湖畔から眺めたアオラキ・マウントクック
Photo by Funahashi Hironori
トレッキング前日にプカキ湖畔からのアオラキ・マウントクックです。(2015年12月5日午後5時11分撮影)「アオラキ」というのは先住民のマオリ語で、「雲を突き抜ける山」という意味だそうです。
北向きに撮影しており、左からの夕陽に照らされています。
タスマン海から吹く風により、マウントクックの上に雲ができ、この雲はいつまでも同じ場所にとどまっていました。
マウントクック周辺の氷河が削った岩の粉(ロックフラワー)が流れ込んだプカキ湖の水の色は、光によって変化します。奥の光が当たっている部分は綺麗なターコイズブルーになっています。
いよいよスタートです!
Photo by Funahashi Hironori
午前10時30分、フッカー・バレー・ロードの終点にある駐車場(マウントクックキャンプ場)から歩くこと少しで、ミューラー湖が見えて来ます。高い山はセフトン山です。
午前10時40分
Photo by Funahashi Hironori
第一吊り橋が見えています。
午前10時41分に撮影したミューラー氷河湖展望台からのパノラマ風景写真は、こちらにあります。iPhone6のパノラマ撮影機能、なかなか使えます。大昔には、この展望台付近も氷河で覆われていたそうです。
午前11時00分
Photo by Funahashi Hironori
ミューラー湖の横にやって来ました。氷河に削られた山肌や氷河が運んだたくさんの石が堆積したモレーンには歴史を感じます。正面の雪を被った山は、セフトン山です。
午前11時05分
Photo by Funahashi Hironori
壮大なモレーンを横に見ながら一路右方向に向かいます。
午前11時35分
Photo by Funahashi Hironori
第一吊り橋を渡ります。少し揺れますが、大丈夫です!最大20名までが同時に渡れるそうです。
午前11時39分
Photo by Funahashi Hironori
フッカーバレーの先に、憧れのマウントクックが見えて来ました。
午前11時42分に撮影したマウントクックが見える休憩所でのパノラマ写真は、こちらにあります。みなさん、のんびりと爽やかな風景を楽しんでいます。
午後0時3分
Photo by Funahashi Hironori
振り返ると、セフトン山から続く稜線や中腹には万年雪があり、ブルーアイスになっています。ときどき雪崩が発生し、「ど~ん」という音がフッカーバレーに響きます。
午後0時17分
Movie by Funahashi Hironori
ここらで小休止して、 iPhone6で撮影したビデオをご覧ください。フッカー川の水の流れる音を聴いてください。ゆらゆらと揺れていますので、ご注意ください。
午後0時20分
Photo by Funahashi Hironori
いよいよ、マウントクックの右側の稜線が見えてきました!その威容を見せてくれます。