ライター

管理栄養士。3千人(1万件)以上の栄養カウンセリングのため日本を駆けめぐってきたが、2017年7月より舞台を世界に拡げ、食と健康の学びの旅へ出発。各国から世界の食をお届けします。

こんにちは!食をテーマに世界一周中の管理栄養士JUNです。友人を訪ねにトリノにやってきました。

トリノといえば、オリンピック開催国!有名なサッカーチーム!いえいえ、それだけではありません。NYタイムズ「52 Places To Go In 2016」に選ばれたほど、世界が注目する都市なんです。

そして、食いしん坊の私が注目すべきは「美食の街」であること!肉、チーズ、チョコレート、ワインなど食に関してもイタリア国内の評価が高い!そんな美食の街トリノを現地在住のジャコモ(日本留学中に同じシェアハウスに住んでいたイタリア人)に案内してもらいました!

トリノでは前菜からお肉料理が豊富!

ジャコモおすすめのお店「Le vitel etonné」へランチに行きました!本場のイタリアンが食べられると楽しみにしてきましたが、トリノが属するピエモンテ州の伝統料理は日本でお馴染みのイタリアンとは一風変わり、前菜からお肉のオンパレード!!お肉好きにはたまりません。

まず、「ヴィテッロ・トンナート」という一品。スープで煮込んだ子牛肉の薄切りに、特製マヨネーズ和えのツナがのっています。こちらのお店ではアンチョビも効かせており、あっさりした肉に濃厚ソースたっぷり!肉×魚の意外な組み合わせが絶妙なハーモニー‼︎

これは特に日本の若者にヒットするでしょう!ハマる味です!ちなみにアラサーの私もハマりました!思い出して思わずヨダレが…

もう一つは「カルネ・クルーダ」という牛生肉のタルタル。まさかヨーロッパで生肉を食べられるとは驚きでしたし、生肉と言ってもユッケや馬刺しのような独特のクセはなく、マグロのたたきのような食感、味もしつこくなく、ぺろっといただいちゃいました!

こちらは生肉というハードルはあるものの嫌いな人もいるかな!?と思うほど臭みもなく食べやすかったです。

ちなみに、お通しでいただいた日本でもお馴染みのスティック状のパン、「グリッシーニ」はトリノ発祥です。

ピエモンテは世界三大ブルーチーズのひとつ、ゴルゴンゾーラの生まれ故郷。また、毎年秋にシェフが買い付けに来るほどトリュフも有名です。

一度の食事で全ては味わいきれないほど、ピエモンテ料理は地元食材で魅力が溢れていました!今でも伝統を受け継ぎ、若者にも食べられ続けています。

トリノの水飲み場の蛇口は牛さん

トリノ市内は道路が整備されていて分かりやすく、歴史ある広場も多いです。そのため、開放的で街歩きがしやすいのが特徴的!ポー川沿いを歩くのも気持ちよかったです。

トリノで最も歴史のある公園、ヴァレンティーノ公園を散策すれば、尻尾の大きいリスに出くわすことができます。トリノ主要駅ポルタ・ヌォーバから1km程とアクセスがよく、お昼寝したり、読書したり、フリスビーをしたり、地元の人の憩いの場。

ジャコモも大学時代、毎日のように勉強やフルートを吹きに来ていたようです。緑豊かで穏やかな雰囲気、私も地元にあったら毎日通いたいと思いました。

また、街の至る所に水飲み場があります。蛇口は牛さんです!

「トリノ」というイタリア語が「小さな雄牛」を連想させることから、街のシンボルとして雄牛が使われるようになったそうです。

牛の口からお水が出っぱなしなので、誰でも気軽に水分補給ができます。海外を旅していると水道水が飲めるということが有り難く感じます。これまで旅してきて飲めるんだけどお腹を壊す…という国がありましたが、トリノではごくごく飲んでも私は問題なしでした。

たまにファンキーな牛さんも…!トリノの牛さん、その節はお世話になりました!

ライター

管理栄養士。3千人(1万件)以上の栄養カウンセリングのため日本を駆けめぐってきたが、2017年7月より舞台を世界に拡げ、食と健康の学びの旅へ出発。各国から世界の食をお届けします。

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