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yui ライター・編集者

出版社出身のライター・編集者。これまで訪れた国は70か国ほどで、自分を驚かせてくれる街や国が好みです。

2018年1月、学生スタッフを経てTABIPPOにジョインした平野嵐。

そもそもTABIPPOとの出会いは?学生スタッフを経験してどう変わった?どんな人に学生スタッフになってほしい?など、その心のうちを詳しく聞いてみました。

平野嵐

和歌山県出身。「偏食」×「潔癖」×「人見知り」という旅に向いてなさすぎる旅人。の割には途上国(アジア・南米)が好き。学生時代にセブへ語学留学と世界一周の一人旅を経験し、これまで28ヶ国を旅してきた。TABIPPOではイベント事業「BackpackFESTA」とキャリア事業「旅人採用」を担当。セブ島、オムライス、クリームパン、カバが好きです。最近サーフィンをはじめました。

 
――いまTABIPPOで担当されているお仕事について教えてください。

TABIPPO学生支部担当、それと今年3月からスタートした旅人のための就職・転職支援サービス「旅人採用」のスタッフを兼務しています。

 

――TABIPPOに出会ったのはいつ、どんなときですか?

TABIPPOと出会ったのは、大学2年が終わった春休み、TABIPPO2014大阪(※注:現在のBackpackFESTA)に参加したことがきっかけでした。当初、海外に興味があったわけではありません。旅行も、友達と国内をドライブする程度。「いつかハワイとか行ってみたいな~」なんて思っている、よくいる大学生でした。

そんな僕がTABIPPO2014大阪に参加したのは、仲のいい友だちに誘われたからです。「その日は予定もないし、行ってみるか」というくらいの軽いノリでした。

イベントでは、世界中を旅した人のプレゼンを聞き、刺激を受けました。そもそも当時、「世界一周」「バックパック」という言葉すら聞いたことがなかったんです。雷に打たれたような衝撃を受けました。

僕はミーハーな性格なので、そこで「かっこいい!いつか行きたい」とテンションが上がってしまって(笑)。その日から世界一周が夢になりました。それまでお金の使い道といえば飲み会、ボーリング、ダーツ……といった感じだったのですが、旅のために貯金を始めました。大袈裟ではなく、人生のターニングポイントといえる日だったと思います。

 

――すごい! 人生が変わった瞬間ですね。

実際にイベントから約半年後、大学3年生の夏に、タイ・カンボジアへ一人旅しました。たった2週間でしたが、現地の方との出会い、タイからカンボジアへの国境越え、ゲストハウスで出会った人とのごはんや観光……何もかも楽しくて「もっといろいろ行きたい!」と感じました。

 

――旅に出たことによって、帰国後の行動に変化はありましたか。

「次は自分が旅を広める側になりたい」「旅好きの友だちをつくりたい」と思うようになり、TABIPPOの学生スタッフになることを決めました。SNSで募集を見かけてすぐ説明会に行き、参加を即決したんです。

――「とりあえずイベントに行ってみる」「すぐ説明会に行く」……行動派なんですね! 学生スタッフのなかで、平野さんはどんな役割でしたか。

世界一周した人が旅の魅力を伝えたり、旅の後の人生をシェアしたりする「WORLD」というコンテストの企画・運営を担当しました。

“盛り上げ隊長”的な役割もありましたね。もともとみんなでワイワイするのが好きだったので、登山をしたりスポッチャに行ったりと、みんなが仲良くなるためのイベントを企画しました。僕は特別頭がいいわけでもないし、イベント運営の経験もなかった。そんな僕にできるのは「いいチームをつくること」だけだったんです。

 

――お客さんからスタッフになってみていかがでしたか。ギャップもあったのでは?

ネガティブなギャップはなく、めちゃくちゃ楽しかったのですが、想像以上に大変でしたね。当時の僕はパソコンスキルもないし、「お客さんが満足するイベントってどんなものだろう」なんて考えたこともない。チームプレーの経験もほとんどありません。

「その伝え方はよくないよね」と指摘されたり、他のメンバーと険悪な雰囲気になってしまったりしたこともあります。でも、何がダメなのかもわからなかったんです。そういったことを一つひとつ先輩に相談し、解決していきました。

 

――その後、休学して世界一周されたんですよね。

3年生が終わってから1年間、休学して世界一周することを決めました。といってもお金がなかったので、4月から6月はバイト。その後3か月はフィリピンのセブ島に英語留学。帰国してもう一度バイトしてお金をため、1月から3月にかけて13か国をめぐる旅に出ました。

 

――世界一周のなかで一番印象に残った出来事や出会いを教えてください。

ブラジルで訪れた日本人村のおじいさんとの出会いです。

僕はワイワイするのは好きでも、自分の意見は言わず、聞き役にまわることが多かったんですね。でもその男性に「受け身はよくないよ。もっと自分の意見を言わないと人生楽しくないでしょ」と言われたんです。その言葉をきっかけに、自分を出す ことを意識するようになりました。これは、今も気をつけていることですね。

 

――ここでも人生が変わる出会いがあったんですね。そして帰国後、学生スタッフの関西代表になられたとうかがいました。

世界一周の終盤、当時BackpackFESTAの担当だった清水さんから連絡がきて「来年も一緒にやろうよ」って誘ってもらったんです。旅の間、「やっぱり旅っていいな」「帰国したらまた、旅を広める活動をしたい」と思っていたので、うれしかったですね。

 

――もしかして、就活しながら代表もされたということですか……?

そうです。当時、関西の学生スタッフは70人ほど。新しく拠点ができた名古屋もマネジメントしていたので、大阪と名古屋を行き来しつつ、あわせて100人ほどをまとめていました。

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