こんにちは。2017年1月より世界一周をスタートした「しゅん」です。
「世界一周」。旅好きならば誰もが一度は夢見て、死ぬまでに実現したい心を躍らせる4文字ですよね。僕にとっても世界一周とは、この人生で必ずやり遂げたい夢の一つです。
今回は世界一周連載企画の第1弾として、僕が「どのように世界一周への一歩を踏み出したのか?」をお話します。
関係ないけど、快獣ブースカが好きです。
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「しゅん」。1988年生まれ、射手座のO型。北海道出身、水曜どうでしょう育ちの旅ブロガー。
世界約40ヶ国を旅して出会った、ビビッときた生き方をしている100人に、なぜこの道に進んだのか?(仕事・恋愛・生活の事情)をインタビュー・密着取材しながら旅をしています。
世界一周に踏み出したきっかけは?
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僕の場合、わかりやすい世界一周に踏み出すきっかけがあった訳ではありません。社会人として会社に勤めるうえで、何かしっくりこない違和感みたいなものを感じていました。
僕はシステムエンジニアとして、約5年間商社の会計システムを担当していました。入社式で答辞を読んでから、休むことなく最前線で闘い続け、トップを張り、出世街道を突き進んできました。当時の僕は、仕事内容もポジションも誇りに思っていたし、また満足もしていました。
でも同時に、自分がこの先どれだけ稼ぐのか、どこまで出世できるのか、自分はどういうことができて、どういうことができないのか。自分の人生の限界地点が見えてきてしまい、強い閉塞感を感じるようになっていました。
「そういったものを全部壊してしまいたい」、「何の組織にも所属せずに、自分の思うまま限界に挑戦してみたい」。その願望を現実に出来ると知った時、自分の人生はこんなもんじゃないだろうと、もう旅立つことを決めていました。
世界一周に旅立つ理由は?
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「なぜアナタは世界一周に旅立つのですか?」
僕が世界一周に旅立つことを会社の上司にカミングアウトした時に言われた言葉です。世界一周に出る理由に、正解も不正解もありません。理由は人それぞれ。それぞれに覚悟があり信念があります。
僕の世界一周は、「外の世界を旅して、国について、仕事について、人について、この眼で見て肌で感じて自分の考えを深めたい。そしてそれを、自分のこれから(30代、40代…)に繋ぎ合わせたい。」
自分の人生で感じていた限界地点を打ち破り、せっかくなら世界一周の経験をこれからの人生に繋げたい。すごくシンプルな理由でした。
どんな旅にしていきたいですか?
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世界一周に旅立つにあたり、両親や周囲の人々を説得するためにも、帰国後のことを考えておく必要がありました。世界一周の経験をこれからの人生に繋げるにあたって、旅をキャリアにしたいと思ったんです。
簡単に言えば、帰国後に企業の面接官に、「僕はこんなことをしながら旅をしていました。だから雇う価値があるでしょ?」って言える何かを。そこで世界一周にテーマを持たせることにしたんです。
僕は旅ブログを読むのが好きなのですが、その中でも現地で色んな人と出会い繋がるシーンにいつも心が惹かれます。そして、自身のバックパッカーの経験から「旅とは人との出会い」であると半ば確信を持って信じています。
「旅とは人との出会い。ならば、その出会いを最大化させる旅にしたい。」
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世界には、日本とは異なる文化・風習・仕事・恋愛・生活があります。その中で生きる人は、日本では考えられない生き方や考え方を持っているに違いない。そこに、今後の人生で自分らしく生きるヒントが隠されているのではないだろうか?
おぉ、これは面白そうだぞ‼︎これを思いついた瞬間、心臓が高鳴りました。そうだ、せっかく世界一周するなら色んな人に自分から話を聞きにいこう。そんな想いが、旅のテーマ「世界の100人に密着インタビュー」の着想でした。
さぁ、いよいよ旅立ちだ!
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本当に世界一周に行くなんて思ってなかった2年前。世界一周や自分の将来について、わからないことだらけで不安で不安で、でも楽しみで。
当時の僕の背中を押してくれたのは、旅大学の世界一周ゼミやトラベル英会話スクールで知り合った旅仲間の存在でした。旅の持ち物やルートに始まり、両親や上司をどう説得するかなど、本当に色々な相談をしました。
そして今、僕は世界一周の途上にいます。
バックパックとサブバックに全財産を詰め込み、一歩外の世界に飛び出してみると、そこには驚きに満ちた世界が待っています。勇気を出して一歩踏み出してみることで、僕たちの旅はもっと楽しく、予想外で有意義なものとなることを実感しています。
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実は、この記事はエベレスト・ベースキャンプへ2週間かけて向かう途中で書いています。標高5,364メートル地点へ。酸素量は地上の約2分の1。世界の最高峰、エベレストの頂をこの眼で見るために、自分の肉体の限界へ挑戦しています。
それではこの辺で。荒い呼吸を繰り返しながら、ぼくも一歩踏み出すことにします。