去年の年末から開催されたBackpackFESTA2017が先日、東京会場でフィナーレを迎えました。
今年は、仙台、名古屋、沖縄、京都、福岡、東京と全国6ヶ所で開催され、各会場は大いに盛り上がりを見せました。そしてラストを飾る東京会場に、専属ライターの私ROROが潜入し、普段見ることのないイベントの裏側を覗いてきました。
BackpackFESTAに参加してくれた人も参加できなかった人もイベントスタッフの頑張りを見てください!
来年のイベントスタッフの募集はこちらから!
BackpackFESTAってなに?
「旅を夢見る全ての若者に贈る、日本最大級の旅イベント」として2011年に始まったイベントで、今年で第7回目を迎えます。
前年までは、「TABIPPO2016」という名前でしたが、今年からBackpackFESTA(バックパックフェスタ)に名前を変え、さらに新しいコンテンツも加えて、ますます旅に行きたくなるような、あなたの背中を一歩押してくれるイベントになっています。
イベントの裏側を覗いてみた
旅に行くきっかけを与えてくれるイベントですが、みなさん表舞台だけ見て、スタッフの頑張りや舞台裏を知りませんよね?
今回会場に来てくれた方や、来年BackpackFESTAのイベントスタッフをやりたいけど、どうするか迷っている、あと一歩が踏み出せない。そんなあなたの代わりにBackpackFESTAのイベントを陰で支えているスタッフに突撃インタビューをしてきました。
決してスポットライトは当たらないけど、来場してくれるお客さんのために必死で半年間頑張ってくれた学生スタッフたちに焦点を当てて、いつもとは違った裏側のイベントレポートを綴っていきます。
突撃インタビュー開始!
開演時間まで少し時間があるということで、まずは、会場内でブースのサポートやイベントをサポートしてくれている写真家の2人に、話を聞いてみることにしました。photripper代表の岡村さんと、世界一周相談ブースで会場のお客さんの相談相手となってくれた上田さんにインタビューしてきました。
photripper代表・岡村 龍弥さん
BackpackFESTA東京会場に来ての感想を教えてください。
名古屋・沖縄に行ってから東京に来てるんですけど、本当に参加している人がキラキラしてて、その中でも旅に行きたいなって感じてくれてる人が多くて、こっちとしては見てて楽しいなと思っています。
僕、今回で10回目くらいの参加になるんですけど(笑)、学生たちがキラキラしているのを見るのが楽しくて、こっちもすごい刺激をもらえるので、何回来ても楽しいなと思っています。旅に全然興味のない人たちに来てもらって、興味を持って帰ってもらえたらいいなといつも思っています。
photographer・上田 優紀さん
今回初めて会場に来てみて、どういう印象を持ちましたか?
すごいいろんな人が旅に興味を持っているんだなと感じました。正直このキャパは知っていたけど、実際は半分くらいしか席が埋まらないんじゃないのかと思う部分はありました。(笑)
本当に世代もバラバラで、下は高校生から上は30代もいて、そんなに幅の広い人たちが今から旅に行きますってことを考えていて、旅に興味を持っているんだなってことに、自分は旅をしてた側だけどびっくりしたし、こんなに旅に行きたい人がいるんだなというのが感想ですね。
旅にこれから行きたいと思っている人に何かメッセージはありますか?
旅って娯楽だから、自分の好きなように、人や物に縛られないで、自分を満足させるためだけに旅行してもらえたら意外と楽しいよっていうことを伝えたいですね。
タビイクメンバーを発見!
実は今回、東京会場で旅大学が開催されていました。今回は無料開催ということもあり、旅の話を聞きたい旅好きがたくさん集まっていました。
旅大学の講師は、一人旅の育成をしてくれる「タビイク」の代表・石田 拓人さんと、TABIPPO.NETでも記事を書いてくれている、地球3周経験者の旅丸shoさんこと関本 渉さん。2人に突撃インタビューを試みました。
タビイク代表・石田 拓人さん(写真:右)
イベントに参加する側から旅を主催する側になったと思いますが、そのことについてはどう感じていますか?
タビイクというのは、まず海外に興味を持ってもらわないと旅に出たいって思う人たちもいないので、そのきっかけとしてタビイクに興味を持たせてもらってるのはTABIPPOのイベントだと思うし、このイベントめちゃくちゃありがたいなと思って見てますね。
そして、このイベントでワクワクして、タビイクとかを知ってもらって海外に行くきっかけになったり、一人で旅をしてもらえたらいいなと思います。
BackpackFESTAがきっかけで、タビイクを知った人もいると思うんですが、その人たちに何かメッセージをお願いします。
BackpackFESTAに来て、そこで旅を知って、ちょっと行きたいなとか、ワクワクしたなーって人は是非旅に行ってもらいたいと思います。
一人で行ける人は一人で行ったらいいと思うんですけど、一人旅では感じられない魅力がタビイクにはあるし、三人旅とか、二人旅とか、大勢でも旅ができる上に、一人旅もできる。
全部が詰まってるんで、不安な人もそうですし、タビイクでしか得られないものを感じたい人は是非タビイクに来て欲しいなと思います。
地球3周経験者・関本 渉さん(写真:左)
初めて会場に来た感想を教えてください。
一人前のイベントやなーと。こんなすごいとは思ってなかったから、「一人前だなTABIPPOは」っていう、感想ですね。(笑)
タビイクに入ってから今までどうですか?
旅をしながら仕事をするっていう、一つのモデルになりたいなと僕は思っています。それをタクト(代表)と一緒に作って、今から世界一周をするって人たちに、いろんなところで引率をやってもらったら、その人たちにお給料も払うこともできる。
お金があればあそこにも行けたのになとか、もっと旅ができたのになっていう人たちに、これから引率をやってもらえるように、一つのシステムを作れたらいいなと思っています。
旅人の先輩から旅人の後輩に向けて何かメッセージをどうぞ。
旅に出れない言い訳を探すことや、やれない言い訳を探すのは得意やと思うんですけど、どうせ言い訳をするなら、タビイクみたいにワクワクしたっていうのを言い訳に旅に出るっていうプラスの方向に捉えてもらいたいので、悪い方向に言い訳を作らないようにしてもらえたら嬉しいです。行ったら行ったで面白いことが待ってるんで。
タビイクの春プランですが、旅の引率をTABIPPO代表の清水直哉がすることに決まりました。また、BackpackFESTA京都代表の平野嵐も引率として参加します。どんな旅になるのか今から待ち遠しいですね。
詳細が気になる方はこちらもチェックしてみてください!
他会場の学生スタッフにもインタビューしてみました!
毎年たくさんの学生スタッフが大変な思いをしながらも、会場を盛り上げようと長い期間を掛けて作り上げてくれているTABIPPOのイベント。学生スタッフたちがどういう思いで今まで頑張って来たかを知っていますか?
スポットライトを浴びることのない学生スタッフの思いを聞いてみました!まずは会場で熊本の震災募金をしていた学生スタッフに声を掛けました。
熊本募金・林田 侑也さん
BackpackFESTAはどうでしたか?
たくさんお客さんが来てくださって、旅に興味がなかった友達が、旅に興味を持ったって言ってくれたり、とても充実したイベントになっていると思います。
熊本募金はどういった経緯で始めたんですか?
僕は今年でスタッフ3年目なんですけど、熊本の大学に通いながらTABIPPOのスタッフをやっていて、4月に熊本の地震を体験しました。その際に、自分が所属してるTABIPPOと熊本の震災復興をかけて何かできることがないかなと考えた時に、100円の募金をしてくれた方に、1枚ポストカードをプレゼントして全額寄付するのがいいのではないかと思い付きました。
自分の活動しているTABIPPOの中で、熊本のためにも何か貢献できるんじゃないかなと思ってやっています。
今後はどんな活動をしていくか決まっていますか?
まだたくさんポストカードを作っていて、できればたくさんの額を熊本に募金したいので、東京の旅大学やイベントなどを開催しているところでも展開できればいいなと思っています。
次は京都代表と副代表にインタビューしてみました。京都会場のイベントレポートはこちらです。
京都代表・平野 嵐さん
京都会場お疲れ様でした!イベントはどうでしたか?
最初は準備段階で不安があったんですけど、当日はスムーズにいって、来てくれたお客さんにも満足していただけるイベントになったかなと思います。
去年や一昨年と比べて今年はどうでしたか?
僕は2年前もスタッフをやったんですけど、その時よりもお客さんの反応が良かったなと思っています。コンテンツにダンスとかもあったんですが、その時はみなさん一緒に踊ってくれたりして、すごい盛り上がったのは良かったですね。
京都の代表をやってみてどうでしたか?
3年前にお客さんとしてイベントに行って、旅にすごい魅了されました。関西の中では旅がまだ広がっていないので、そういう人たちに魅力を伝えられたのはすごい大きかったかなと思っていますね。
今まで一緒に頑張ってきた京都のメンバーにメッセージをお願いします。
僕が厳しい目で接したので、結構抜けちゃった人とかもいるんですけど、それでも踏ん張って付いてきてもらった仲間と一緒にイベントを作り上げて、みんなで一致団結してお客さんに楽しんでもらったのは良かったなって思います。
会場に来てくれた人の中で、来年スタッフをやろうか迷っている人に向けてのメッセージをどうぞ。
迷っているってことは、やりたい気持ちが強いと思います。僕は必ず何かを決断する時は、自分に後悔するか後悔しないかを問いかけています。ちょっとでも後悔すると思うんだったらやった方がいいと思います。
すごく楽しくて旅好きな仲間と大きなイベントを作れるのは、TABIPPOのイベントしかないと思います。一生に一度の思い出になると思うし、いい経験にもなると思いますね。
京都副代表・細川 ほのかさん
京都会場お疲れ様でした!イベントはどうでしたか?
京都はサファリパークのようなチームでした(笑)
イベント自体がチームを表現しているみたいで、特に新コンテンツが盛り上がりました!サンバを踊ったんですけど、スタッフも楽しかったし、会場の皆さんも楽しかったって言ってもらえたので全体的に満点でした。
代表(嵐)はどうでしたか?
嵐は代表キャラじゃないんですけど、最後まで引っ張ってやってくれて、良かったと思います。本人には言えないですけど。(笑)
今まで一緒に頑張ってきた京都のメンバーにメッセージをお願いします。
スタッフを半年間やるのは私の中で史上初の出来事でした。途中夏休みを挟んだりしたので、旅に行ってたり、気持ちが上下したりもしたんですけど、その中でも一緒に突っ走ってくれて、最後にやって良かったっていうその言葉をもらえただけで、副代表の私としては、やってて良かったなって思いに尽きます。
来場者に伝えたいメッセージはありますか?
TABIPPOを元々知っている人もそうでない人も、このイベントに来て何か自分が一歩踏み出したりとか、ちょっと前を向いてみようとか、前向きになってくれるようなイベントだと思って作っています。このイベントに出会えたことはすごく奇跡というか、この経験を大事にして欲しいなと思います。
この記事を読んでいて、来年スタッフをやろうか迷っている人にメッセージをお願いします。
ちょっとでもいいなとか、迷っている人はとにかく一歩を踏み出してみてほしいなと思います。このイベント自体がたくさんの若者の背中を押すっていうのがモットーであって根底にあるイベントなので、それを作り上げるスタッフがまずは一歩踏み出して、どんどん挑戦してほしいと思います。一歩踏み出した先には、かなりの感動があることを約束します。
続いては東京会場の前日に開催された、福岡会場の代表と副代表に話を聞いてみましょう!代表・副代表ともに熱い思いをぶつけてくれました。
福岡代表・齋藤 光馬さん
福岡会場お疲れ様でした!イベントはどうでしたか?
お客さんが福岡ならではでめっちゃ温かくて、どんなことを言っても盛り上がるというか、最初から最後まで本当にお客さんに救われたじゃないですけど、盛り上がったのはお客さんのおかげだなと思います。
他の都市よりもウケがよかったねと言ってもらえるんですよね!自分たちだけで作り上げるのではなく、お客さんとスタッフみんなで作り上げる一つのイベントが、BackpackFESTA福岡の魅力だったんじゃないかなと思います。
東京会場の印象はどうですか?
お客さんがすごい楽しそうで、みんな笑顔だし、すごく楽しみにしてるんだろうなっていうのが伝わってきます。平井大さんの出演もあるし、東京は本当にイベントの準備を頑張ってしてきたのを知っていたので、すごいクオリティの高い、締めに相応わしいイベントが今から始まると思うとワクワクでいっぱいですね。
福岡のメンバーに何かメッセージはありますか?
最後の代表挨拶でも同じことを言わせてもらったんですけど、福岡のメンバーのことが本当に大好きで、本当に出会えて良かったなって日頃から伝えています。そして一番嬉しかったのが、メンバーがすごい自慢で、こんなにいいものを一緒に作ってこれたことを誇りに思うってことをお客さんの前で言えたことです。
それをお客さんも拍手で迎えてくださったことがすごい嬉しくて、半年間というすごい短い間でしたが、家族のようにすごく仲良くて、いろんな楽しいことだけじゃなく、今思っても涙が出てくるくらい大変な思い出もあるんですが、素敵なメンバーに出会えて良かったなと思っています。
2018のスタッフをやろうと思っている読者に向けてメッセージをどうぞ。
BackpackFESTAというものは、楽しいことだけじゃなくて、仲間と意見が食い違ったりとか本当にいろんな苦労をすると思います。その中でもそれを乗り越えた先にある景色とか、その中から得る友達・繋がりや出会いは、一生かけがえのないもので、今この瞬間というものを今生きているんだっていうのをすごく感じられると思うし、一つのものを大人数で作り上げることができるっていうのは本当に今しかできない経験だと思います。
TABIPPOという素敵な会社と一緒にイベントを作り上げることは、素敵な経験なのでやった方がいいと思うし、やった人にしか分からない感動があなたを待っています。
福岡副代表・渋谷 有沙さん
福岡会場お疲れ様でした!イベントはどうでしたか?
福岡はお客さんがとても温かくて盛り上がったし、イベント終了後に泣いているお客さんが結構いて、それがすごく嬉しかったなと思います。
特に印象に残ったのは、入り口のところにいた物静かそうな男の子が泣いているのを見たときに、心からやってよかったなって思いました。誰かの一歩になれたんだなって実感できて良かったです。
東京会場の雰囲気はどうですか?
東京はスタッフがたくさん来ているので、みんなの想いが詰まった最後のイベントって感じの印象です。BackpackFESTAの最後の集大成なので、すごい思い入れは深いです。
福岡のメンバーに何かメッセージはありますか?
今まできついことの方が多かったのに、この半年間くらい続けてきてくれてありがとう。みんなのやってることって大きいことだし、これからの将来に繋がる一歩というか、ワンステップ上がれたのがBackpackFESTAになればいいなと思います。本当にありがとうございました。
今日お客さんとして来ている方に何かメッセージをお願いします。
こんなに本気のスタッフが作り上げているイベントに来ない方がもったいないし、騙されたと思って来てみてほしい。何かしら旅に出ようとかじゃなくて、次の日とか数時間後にその人の人生が素敵になったら嬉しいです。そういうイベントがBackpackFESTAです。
来年のスタッフをやろうかなと思っている人に先輩から何かアドバイスはありますか?
私もスタッフをやるか迷ったんですよ。その時に、迷うくらいならやっちゃいなよって言われてスタッフをやる決意をしました。少しでも迷う気持ちがあるならやった方がいいし、やらない後悔よりもやった後悔の方がいいので、迷ったらGOという言葉を胸にしまっておいてもらえたらと思います。
WORLD・DREAM出場者の楽屋を突撃!
WORLDは今年で2回目を迎え、DREAMは毎年行われているTABIPPOイベントの定番コンテンツとも言えます。WORLDでは、まだ旅に行ったことのない人や、これから旅に行きたい人の心をくすぐる旅の話を聞くことができます。
DREAMは、世界一周を夢見る学生が、世界一周でしたい旅のプランをプレゼンしてもらい、優勝者には世界一周航空券をプレゼントする、まさに夢を叶えてもらう企画となっています。
登壇する前の出演者は緊張MAXだろうと思いながら楽屋を訪ねると、何やらみんなで「カンナムスタイル」を踊っていたという超絶リラックス状態でした。逆にインタビューする私の方が緊張するという事態になっていました。さて、そんなファイナリストのコメントに注目しながら記事を読んでみてください!
WORLD・松田 脩平さん
今の意気込みを教えてください。
とても緊張しているんですけど、旅で学んだことがすごく多いので、みんなに旅の一歩を踏んでもらえるように頑張って魅力を伝えたいと思います。
BackpackFESTAの雰囲気はどうですか?
人が想像以上に多くて、音楽からもうワクワクしていますね!
今回来ているお客さんに何か一言お願いします。
旅に行くかどうかは自分次第なので、やっぱり行くっていう決断を自ら決めてやって欲しいのと、旅への一歩を踏み出して欲しいなと強く思います。
DREAM・安川 憂さん
今の意気込みを教えてください。
等身大のありのままの自分をしっかり出し切りたいなと思っています。
今回来ているお客さんに伝えたいことはありますか?
自分も世界一周するんだったらどんな一周をするかっていうのがきっかけで、いろいろ気持ちが膨らんで今のDREAMの旅があるので、ワクワクするきっかけを見つけて帰ってもらえればと思います。
自信はありますか?
はい!頑張ります!
DREAM・佐々木 めばえさん
今の意気込みを教えてください。
私の心にあるメッセージを1577人の方に、その先にいる友達や家族にも伝わるように、メッセージを指していきたいと思います。
今回来ているお客さんに伝えたいことはありますか?
「あなたはあなたのままでいい」って言葉を一番伝えたいです!
自信はありますか?
今日は自分に負けないってところの自信は100%あります!誰に負けるとか誰に勝つとかじゃなくて、私は自分の心に負けたくないってすごく思います。そこの自信はものすごくあります。
今回唯一の女性ですが、それに関してはどうですか?同じ女性としてどう伝えたいですか?
旅に出るときって不安とかも結構あると思うんですけど、一歩出る前しか怖くないんですよね。バンジージャンプを飛んだから分かるんですけど、バンジージャンプって一歩飛ぶ前がすごく怖いんですけど、飛んだら落ちるだけ。
バンジーの話はしませんが、私のステージに立っている姿とかそういうのを見ながら感じてもらえればなってすごく思います。