皆さんはバーレーンという国をご存知でしょうか?バーレーンは中東に位置し、大小33の島から構成されている島国です。
面積はなんと、東京23区と川崎市を合わせた面積とほぼ同じ大きさ!ちなみに国名の”バーレーン”はアラビア語で「二つの海」だそうです。
今回は、あまり聞きなれないバーレーンの世界遺産と、名所をご紹介いたします。
真珠の生産を中心とする島嶼経済の証拠
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バーレーンの基幹的地場産業である真珠採取業は、一説によると紀元前2000年頃にまでさかのぼると言われています。天然真珠の一大山地であったペルシャ湾一帯の中でも高品質と評価されていたバーレーンの真珠ですが、日本の真珠養殖業が発展したことなどによって衰退していきました。
町には当時の裕福な商人が建築したモスクなどが残っており、2012年に世界文化遺産に登録されました。
バーレーン要塞
首都マナーナの西に位置し、ペルシア湾に面する遺跡です。2005年にユネスコの世界遺産に登録されました。14世紀にアラブ人が造った要塞の跡に、ポルトガル人が16世紀に現在の要塞を建てました。別名、ポルトガル要塞とも言います。
現在では、この場所はかつて古代文明ディルムンの都市だったことが明らかになっています。
・名称:バーレーン要塞
・住所:Karbabad,Capital Governorate, バーレーン
・営業時間:8時00分~20時00分
・電話番号:+973 1756 7172
アラード要塞
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空港の近くに建つ15世紀に造られた要塞です。正方形のプランの角に塔がついていて、典型的なアラブ様式です。ポルトガルに支配される前に使用されていました。現在、夜はライトアップされています。
・名称:アラード要塞
・住所:
アアリ古墳群
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紀元前3年前から紀元600年までに造られた古墳が1万から2万あります。世界最大級の有史以前の古墳群として知られています。
・名称:アアリ古墳群
・住所:
バルバル神殿
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1954年に発掘されました。この神殿は時代をまたがって造られており、第1層は紀元前2800年ごろに造られたとされています。その後、大きい神殿が造られました。メソポタミア文明の神殿と似ているものの異なる点は、日干し煉瓦ではなく岩を使用していることだそうです。
・名称:バルバル神殿
・住所:
グランド・モスク
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バーレーン最大のモスクで、1度に7000人を収容できる大きさです。観光客は拝礼の時間以外であれば見学が可能となっています。しかし、靴を脱ぐこと、女性は髪を覆っての入場となります。
アル・ハミース・モスク
バーレーン最古のモスクです。692年に建てられたとされています。11世紀に改修され、12世紀にはミナレット(尖塔)が加えられました。それぞれの時代の様式が組み合わされています。
・名称:アル・ハミース・モスク
・住所:
バーレーン国立博物館
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中東で最大規模の国立博物館です。古代文明からのバーレーンの歴史を扱っています。バーレーンの世界遺産である”真珠採り, 島の経済の証し”に興味がある方はこの博物館がおすすめです。
生命の木(ツリー・オブ・ライフ)
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樹齢約400年の巨木。水源が不明だが力強く生い茂るため「生命の木」と呼ばれています。約2万8千年前に人々の争いによって、当時樹齢4800年ほどのマナの木は焼け落ちてしまいました。奇跡的に残った枝などから再生されたのがこの木だと言われています。現在、冬には葉を落とし春と秋に黄色い花を咲かせます。
・名称:生命の木(ツリー・オブ・ライフ)
・住所:
キング・ファハド・コーズウェイ
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バーレーンとサウジアラビアを結ぶ全長は25㎞の海上橋。全部で4車線あり、世界で3番目に長い橋といわれています。1968年に両国で建設が合意し、1980年に着工、1986年に完成しました。
橋の中央に人工島があり、そこには両国の出入国管理事務所があります。そこで折り返すことも可能です。管理事務所の手前には展望台タワーがあり、橋を眺めながら食事や休憩ができます。
・名称:キング・ファハド・コーズウェイ
・住所:
マナーマ・スーク
バーレーンの首都マナーマにある歴史あるスーク。スークとは市場のことです。衣料品、香水、日用品、雑貨など様々なものが売られています。インドや中近東の食事を出す食堂もあるため、アジア感が好きな方にはおすすめのスポットです。
・名称:マナーマ・スーク
・住所:
まとめ
日本と同じ島国、バーレーンには自然や歴史を大切にした観光地がたくさんありました。日本からの直行便はないけれど、魅力たっぷりのバーレーン。
ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか?