人間追い込まれれば、なんとかなる!大切なのは「やってみよう」
Photo by Kazuki Kiyosawa
僕の場合バスキングの目的は、旅を続けることではなく飯を食うこと。究極な話、生きて日本に帰れたら、それでいいんです。
まずその発想の展開から「バスキングをして、お金を集めて、ご飯を食べる」というステップを踏むのではなく、「バスキングをして、ご飯を食べる」という短縮をすることに。
そしていつも自分を縛る時にはルールを破らないように、「これはひとつのゲームだ」という意識を持ちます。そうすることで、たとえただお金を恵んでくれる人に会えても、目の前にお財布が落ちていたりしても、「ルールを破ったら面白くない」という認識が生まれ、自分への縛りさえもどこか面白く感じます。
面白くなければ、自分の力で面白くしちゃえばいい。人間はそれが出来る唯一の生物だと思っています。
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そして出来る出来ないが分からなくても、大切なのは「やってみよう」という気持ちが大切なんだと、前回の世界一周の旅は僕に教えてくれました。出来るかどうか分からないけど、「ゴール/目的地」に辿り着けるよう、近づけようと努力をする行為が、また新しい何かを生むのです。
やってみて結果ダメでも、その経験は後に必ず生きてきます。しかし目の前のチャンスを「やらない」と選択すれば、それでおしまい。その先にうまれるものは何もありません。
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そして僕が辿りついたバスキングは、題して「おにぎり・相談・バスキング」。僕は今までの人生の経験の中から、日本の若者を中心に相談に乗って、解決の道筋を示すことが得意でした。
名前通り若者の相談に乗ってタイのおにぎりを買ってもらう。いたってシンプルなコンテンツですが、連日連夜お腹いっぱいおにぎりを食べて、酔っ払っていました。(ちなみに性の相談はビール一本)。
もちろん相談者さんとの約束で、相談事は墓まで持ってかえります。中には、朝7時から真っ暗闇の部屋で相談されたり(まるで協会の懺悔室)、夜中の2時を回って、カオサンロード一帯が静かになっても相談は続きました…。
たくさんの若者の相談にのってみて
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今回、「おにぎり相談バスキング」と題して、多くの若者の悩みがおにぎりへと変わっていきました。
僕がお金がなくて困っていて、相談に乗っているということを聞きつけ、「他の人には相談できないけど、Keiくんなら…」ということでゲストハウスまで相談をしに来てくれた人もいました。
悩むのはよくないって思われがちだけど、僕からしたら「悩むこと」って何も悪いことじゃないと思っていて。問題があって、それを解決しようと試みる。その時、人って悩んだりするんだと思います。それってつまり、自分の人生をしっかり見ているということ。
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「理想の自分」と「現実の自分」を埋めることが出来るのは、自分しかいません。人は、そのギャップを埋めるために悩んだり、もがいたりするのかなと感じます。
僕も世界一周時、そりゃあ悩みに悩む旅でした。でもその結果、「今」があり「ミライ」があるのです。人間は、成功からよりも失敗から学ぶことの方が多い。たくさん行動して、たくさん失敗して、でも前に進み続けた人間が、人生をより豊かにするのかなと思います。
「若者よ!悩んでもいいから、足を止めるな!」これは、若者の僕から若者の皆さんへ大きな声で言いたいですね。
最後に
いかがだったでしょうか?お金がなくて、相談に乗っておにぎりをパクパク食べてみないと見えない景色がありました。少しのヒラメキと大きな行動力があれば、どんなことでもバスキングは出来てしまいます。
次の旅では、あなたらしいバスキングに挑戦してみては?
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