ライター
Jyaiko カタール在住/約100ヵ国渡航

横浜生まれ中東育ち。現在はカタール在住。今まで住んだことのある国はエジプト、アメリカ、カタール。人生の約半分は海外暮らし。高所恐怖症で飛行機も苦手なのに、旅がしたくてなぜか客室乗務員として空の上で働いている。現在行ったことのある国は約100ヵ国。興味あることは国際協力とモアイとラーメン。

子育てもストレスフリー

photo by Shoko_Jyaiko

ヒンバ族は子だくさん。しかし、ヒンバ女子たちは皆協力しあって子育てしている様子が伺えました。

それは前述したように、日中はみんなで外に集って食事の準備や装飾品を作ったりしているので、女性たちは自分の子どもではなくてもみんなで一緒にお世話しているのです。

photo by Shoko_Jyaiko

実際に私が子どもをあやしているお母さんに「あなたの子?」と聞いたら「違うわ」と言っていました。一族一村制なので、一族全体で子どもたちの世話をしているのですね。

そして子どもたちも同年代の遊び仲間がたくさんいるため、おもちゃやテレビがなくてもみんな楽しそうに外で遊んでいました。そして水汲みや羊のお世話などを手伝っている子どもたちも。まだ小さいのにとてもしっかりしていますね。

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私たちはテレビや携帯がある生活が当たり前になっていて、それら娯楽がない生活は不便に思うかもしれません。

しかし、ヒンバの女性や子どもたちを見て、彼女たちにとってテレビや携帯がないということが「普通」なのであり、私たちが忘れかけている人と人との繋がりや、自然と共生するということをとても大切にしていて、その姿は自由で幸せそう…と、ヒンバ族の女性や子どもたちをみて色々と考えさせられました。

 

ヒンバ村へのアクセス

photo by Shoko_Jyaiko

ヒンバ村はナミビアとアンゴラの国境近くのオプウォという町に位置しています。オプウォはナミビアの首都ウィントフックから約730キロメートルほど離れています。

私は車で向かったのですが、片道約8時間の長旅でした。ウィントフックを早朝に出れば日帰り旅行も可能です。

しかし道中はアフリカならではの美しい青空や180度広がる草原が眺められ、時には動物も見ることができます。私はシマウマとキリンを見ることができました!

photo by Shoko_Jyaiko

オプウォについてからもヒンバ村までの案内版などはないのです。そのためヒンバ村を見つけるにはローカルの人に道を聞かなくてはいけません。

私もナミビア人のドライバーと行きましたがオプウォについては詳しくなかったので、オプウォの警察署にいた係員に道を聞いてヒンバ村にたどり着くことができました。

 

ヒンバ村を訪れるにはお土産必須!

photo by Shoko_Jyaiko 青空お土産販売会

また、ヒンバ村を訪れる際に忘れてはいけないのが彼女たちへのお土産です。オプウォの街にスーパーマーケットがあるのでそこで購入してもいいでしょう。(ちなみにそのスーパーマーケットでヒンバ族が普通に買い物をしていたので驚きました!)

 

私たちは現地の人たちのアドバイスを聞いて、トウモロコシの粉やパン、飴玉やお菓子などを買い込んで行きました。実際にヒンバ村でお土産を渡したあと、女性たちが子どもたちに飴玉を配ってみな嬉しそうに食べてくれたのを覚えています。

しかし今思うと、シャワーも浴びないヒンバ族なら歯磨きもしないのか…。飴玉あげてしまったが虫歯にならないのかなと心配になってしまいました。

 

そして村を訪れればヒンバ女子たちが作ったお土産販売会も開催されます。私の場合は小屋の中を見せてもらった後に外に出てみたら、それぞれ手作りの民芸品やアクセサリーを並べて円になって待機していたので驚きました。

photo by Shoko_Jyaiko

しかし彼女たちは押し売りをするようなことはなく、買わなくてもがっかりするような感じではありませんでした。

私はここでヒンバ女子の人形(ヒンバ女子が自分の姿をした人形を作っているのを想像するととても面白いですよね)とアクセサリーとひょうたんの飾り物と仮面を買いました。

photo by Shoko_Jyaiko

 

自由で美しいヒンバ女子に心奪われる!

photo by Shoko_Jyaiko

ヒンバ村を訪れて思ったことは、彼女たちは昔ながらの伝統的な生活を送っていて、私たちとはかけ離れたような生活を日々しています。しかしそれが「遅れている」訳ではなく、彼女たちにとって「普通」であるということ。

もちろん私は彼女たちの生活のごく一部しか見ることができませんでしたが、その生活は時間に縛られることなく自由で、自然と共生し、何より毎日家族と常に一緒に過ごすことができてとても幸せそうでした。

photo by Shoko_Jyaiko

赤土に塗られた肌や髪の毛はとても美しかったですが、なにより彼女たちの瞳がとても純粋で澄んでいて、それがヒンバ族が「世界で一番美しい少数民族」とよばれる秘密かな…と感じました。

ライター
Jyaiko カタール在住/約100ヵ国渡航

横浜生まれ中東育ち。現在はカタール在住。今まで住んだことのある国はエジプト、アメリカ、カタール。人生の約半分は海外暮らし。高所恐怖症で飛行機も苦手なのに、旅がしたくてなぜか客室乗務員として空の上で働いている。現在行ったことのある国は約100ヵ国。興味あることは国際協力とモアイとラーメン。

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