2002年にストレピ=ティウ船舶昇降機が完成してからは、娯楽用の稼動のみになっています。
ベルギーとフランスの鐘楼群(ベルギー側)
中世の時代に交易の中継地として栄えたベルギーとフランス北部では、12世紀以降それぞれの都市が自由権を獲得し、13世紀に入るとその自由を象徴する建築物として広場や大聖堂、市庁舎などに鐘楼が建築されました。
これらの点在する鐘楼はベルギーに32、フランスに23あり、それら全てが2005年よりまとめて共同世界遺産登録されています。
建築家ヴィクトール・オルタによる主な邸宅群(ブリュッセル)
ヴィトール・オルタによって建築されたヨーロッパで最初のアールヌーボー建築で、タッセル邸、ファン・エートヴェルド邸、ソルヴェイ邸、オルタ邸の4軒が2000年より世界文化遺産に登録されています。
現在美術館になっているオルタ邸をはじめ、4軒全てが鉄と石のファサードを持ち、アールヌーボー独特の植物や自由曲線が組み合わさった様式をしています。
ワロン地方の主要な鉱山遺跡
かつて大量の石炭が採掘され、それによって欧州の発展の基盤ともなった産業革命が起こりました。ワロン地方を黄疸するように点在する4つの炭鉱も、その中心となった採掘場所です。
19世紀から20世紀にかけて採掘され、現在においても状態良く保存されており、観光客は内部を見学することもできます。2012年に世界文化遺産に登録されました。
プランタン‐モレトゥスの家屋‐工房‐博物館複合体
16世紀後半、パリやヴェネチアと並び出版業の一大拠点となっていたアントウェルペンに、印刷業を手がけていたクリストフ・プランタンの工房ができました。
現在は印刷・出版業の博物館となっており、ルネサンス期からバロック期にかけてのヨーロッパ出版業の歴史文化を示す例証として評価され、2005年に世界文化遺産に登録されました。
まとめ
いかがだったでしょうか。ベルギーへの旅行のメインとなるのは首都のブリュッセルです。せっかくですので、フランスのパリ、オランダのアムステルダムなど周辺のヨーロッパ各都市を組み合わせて観光することをおすすめします!