かなやま湖|妖精が住んでいそうな湖畔のラベンダー畑
夏の富良野市の風物詩であるラベンダーですが、実は中心部から少し離れた南富良野町の「かなやま湖森林公園」にも知る人ぞ知るラベンダーの花畑が存在します。
比較的面積は小さいものの、ラベンダーと湖という珍しいロケーションを誇っています。紫、青、緑の3色が織り成す風景は、どこか異国情緒を醸し出しているのもポイントです。
富良野市中心部のラベンダー名所と比べて人が少なく、新千歳空港から占冠(しむかっぷ)町経由で富良野市入りする時に立ち寄りやすいのもポイント。穴場なのでフォトウェディングのロケーションとしてもおすすめです。
・名称:かなやま湖森林公園
・住所:北海道空知郡南富良野町東鹿越
・地図:
・アクセス:富良野中心部から車約40分
・営業時間:24時間
・電話番号:0167-52-2115
・料金:無料
・所要時間:1時間
・おすすめの時期:7月〜8月
・公式サイトURL:http://town.minamifurano.hokkaido.jp/all-facility/%E3%81%8B%E3%81%AA%E3%82%84%E3%81%BE%E6%B9%96%E6%A3%AE%E6%9E%97%E5%85%AC%E5%9C%92/
パッチワークの路|初夏の丘を彩るアースカラーの花畑
丘のまち美瑛を象徴する風景のひとつ「パッチワークの路」。美瑛市街の北西部、ケンとメリーの木〜セブンスターの木周辺を指す道の愛称として知られています。
なかでもイチオシのポイントが、ペンション トムテ・ルムの裏手にある、そば畑です。花が咲き誇る7月には、緑と白が織りなすパステルカラー調の、まるで絵画みたいな絶景が広がります。丘に佇む木も美瑛らしいロケーションです。
ベンチも置かれており、涼しげな風を感じつつ流れていく雲を眺める、癒しに富んだ憩いの時間を過ごせますよ。なおペンション トムテ・ルムは優しいご夫婦が営む素晴らしいお宿なので、宿泊するのもおすすめです。
・名称:パッチワークの路|ペンション トムテ・ルム
・住所:北海道上川郡美瑛町大村大久保協生
・地図:
・アクセス:美瑛中心部から車約10分弱
・所要時間:30分以内
・おすすめの時期:7月
・宿の公式サイトURL:http://www.tomterum.com/
ケンとメリーの木|自然と人の共生を伝える赤麦畑
これまで花をメインにスポットを紹介してきましたが、実は初夏の7月には赤麦畑が広がり、鮮やかな花とはまた違った素晴らしい風景が広がります。イチオシは、前述したパッチワークの路にある「ケンとメリーの木」周辺です。
小麦が最盛期を迎える約2週間ほどの間、まるで一瞬秋のススキ畑にワープしたかのような金色の絶景が広がります。小麦を刈るコンバインの姿もとても絵になりますよ。自然と人の営みが共生する丘のまち美瑛ならではの風景と言えるでしょう。
近くのレストラン「bi.ble (ビブレ)」では、美瑛産の小麦を使った極上のパンを購入できます。サクサクふわふわの唯一無二の食感のクロワッサンは、一度食べると忘れられないおいしさなので、ぜひ味わってみてくださいね。
・名称:ケンとメリーの木
・住所:北海道上川郡美瑛町大久保協生
・地図:
・アクセス:美瑛中心部から車約10分弱
・所要時間:30分以内
・おすすめの時期:7月
・公式サイトURL:https://www.biei-hokkaido.jp/ja/facility/ken-merry-tree
宿と花の絶景を一緒に楽しみたい人へ
美瑛町と富良野市のフラワーツーリズムの魅力は、花々の美しい景色を楽しみながら宿泊もできる点にあります。花の名所の近くには必ずといって良いほど宿があり、心ゆくまで花の絶景を堪能することができます。
ホテルの敷地内にラベンダー畑を有している「フラノ寶亭留(ホテル)」が代表格。7月中旬にはホテルが紫色のラベンダーに包まれ、そのなかをカートで散策することが可能です。
新千歳空港や札幌から距離も近い2つの町ですが、日帰りでは網羅できないほど見所がたくさん集まっています。ぜひ数日間滞在しながら花の風景を巡ってみてはいかがでしょうか?
All photos by Yuhei Tonosho