現在まさに、世界一周真っ最中の第93回ピースボート。その船に乗って2回目のピースボートクルーズで世界一周中のひーちゃんこと林仁美さんです。1回目の世界一周の船旅では、乗船してきたベネズエラの人々と交流を深め、帰国後も一緒に時間を過ごすなど、人との出会いで旅を満喫しています。
そんなひーちゃんが、世界中の街を歩いて現地の人々と出会っていく様子をレポートします。
舞台はインド洋の島々
今回の舞台はインド洋です!モーリシャスとフランスの海外県レユニオン島、そしてバオバブの木で有名なマダガスカルを巡ってきました。上海とシンガポールに上陸し、アジアを後にしたピースボート第93回クルーズは、12月30日にモーリシャス島、31日にレユニオン島に寄港しました。その後、マダガスカルとアフリカの島々に次々と上陸しました。
私はアジアに引き続き、何も決めずにぶらぶら。モーリシャスではまず、友達とみんなで市場に行きました。市場は広く、食材から日用品、お土産までいろいろなものがあります。宝くじも売っていました。
その後はみんなでタクシーに乗り、海へ。海は白い砂とグリーンがかったブルーでとってもきれいで穏やかでした。すぐ近くを泳いでいた数種類の魚も見ることができました。
ビーチでは、いろいろな人と出会います。海の中で、「わーーーー!!気持ちーーーーい!」と言っていると近くにいた人たちが反応してくれました。笑顔で私の方を見てきたので「ハーイ!気持ちいいね~~~」と声をかけてみると。
「これは僕の娘だよ」と紹介をしてくれたり、名前や住んでいる場所などお互いのことを話します。仲良くなって水の掛け合いをしたりして、わいわい楽しかったです。
海には地元の人もたくさん来ています。
このお兄さんは写真にはこだわりがあるようでサングラスを外したり、付けたりして、納得するまで何回か写真を撮りました。海を満喫した後は、タクシーに乗り、海から港の近くのショッピングセンターに行きました。
一緒に写真を撮ろうと誘われ、短い時間でしたが楽しい時間を過ごすことができました。その後も姿が見えなくなるまで、何度も振り向いて私の方を見ては手を振ってバイバイしてくれました。
少年たちと別れ、友達を待っているとまた、別の人に声をかけられました。最後は船に乗ってピースボートに戻ります。
実はこの船に乗る前に、私はサングラスを海に落としてしまいました。拾えないことはわかっていたけれど、船長に「サングラスが落ちちゃったんだ」と伝えると、「はっはははっは。今度来た時にとってあげるよ!」と満面の笑み。
モーリシャスでは、笑顔が素敵で明るい人によく出会えました。海がきれいで、のんびりと過ごせるステキな島でした。
レユニオン島へ
隣同士の島でどんな違いを感じるのかを楽しみにモーリシャスを出港しました。
ピースボート第93回クルーズには日本以外にも、シンガポールや中国、韓国から乗客が乗っています。中国の方に、「現地ツアーを取っているのでよかったら一緒に行かないか」と声をかけていただいたので、参加させてもらうことにしました。
現地ツアーでは、火山を見てレユニオン島を一周しました。20名程の参加者でした。現地ツアーのガイドは中国語だったので、解説は正直わからなかったし、みんなと言葉でのコミュニケーションはそんなにとれなかったけれど、私にはそんなことはどうでもよかったです。
なぜなら、誘ってもらったことが嬉しかったし、他の国の人と一緒に過ごせることが一番だと思ったからです。朝集合をしてメンバーを見ると、顔見知りや話したことがある人の顔がちらほらありました。
私の名前の林仁美という字は中国だと「リン レンメイ」と読むそうです。船内でも中国の人に自己紹介をするときは「リン レンメイ」と名乗っていました。この時も私のことを知っている人は笑顔で「レンメイ」と呼んでくれました。
今日一緒に過ごす皆さんに「林仁美です。今日は皆さんとご一緒させてもらいます。よろしくお願いします。」
そんなことをきちんと話せなくて歯がゆさを感じましたが、みんな気にしていなかったように感じました。自然な感じで、それがまた心地よくて、しばらくしてバスの中で自然と涙が出ました。涙を見せてしまうと、なんで泣いているのかも説明できず心配をかけてしまうと思うので、私はサングラスで顔を必死に隠していました(笑)。
目的地の火山へ!
火山では何ヶ所かで降りてスポットを巡りました。どこも景色が違っていますが、大地と空と風の自然のエネルギーがものすごく感じられる場所でした。
現地の人に出会えました。とっても明るく「ハッピーニューイヤー」といってキスまでしてくれたり。陽気な雰囲気にこちらまでハッピーな気分になりました!
レユニオン島の人々は写真を撮ることも快くオッケーをしてくれ、バスステーションのお兄さんもノリノリです♪気づけば、あっという間の一日でした。中国の人と初めてこんなにも長い間過ごし、様々な優しさをもらいました。
「バックはじゃまだったら後ろにおいてね。」
「寒いから上着があったほうがいいよ。」
「一緒に写真を撮ろう。」
「カメラのボタンを押すよ。」
少し離れた場所で景色を見ていると、
【レンメイ】と名前を呼んでくれたことも。