ライター

日焼けと坊主がトレンドマークな道産子。これまでに日本の離島を150島以上訪れる島旅人でありながら、現在は沖縄の離島に住む島人でもある。海ではない景色を求めて、2024年から8か月の世界一周のひとり旅も経験。どこでも動けて誰とでも仲良くなれる、笑顔と体力が持ち味のユーティリティプレーヤー。海とお酒、野球が大好き。

地球のほぼ真裏にありながらも、多くの人が知っているであろう「ウユニ塩湖」の鏡張りのような景色が見られるのは、雨季である12月から3月の終わり頃までだ。

世界一周や南米旅の際にタイミングを合わせていく人や、時間がとれる学生の春休みのシーズンに行く人も多いはず。

もちろん多くの日本人が訪れるのだから写真はもちろん、ありがたいことに情報も多種多様にインターネット上には溢れている。

どれだけ参考になるかわからないが、昨シーズンの今年3月末から4月頭に訪れた時の様子を紹介したい。

夕陽に染まるウユニ塩湖

気になる高山病、移動と対策次第で解決する?

まず冒頭で言っていいものかどうか迷うが、実際に筆者が訪れたときには「高地順応・高山病対策」はほぼやっていない。

ヨーロッパから直接ボリビア入りし翌々日にはウユニへ。高山病の予防薬すら持っておらず、無謀だが運良く何も起こらなかった。

しかし現実は徐々に高度を上げながら来た人体調を崩したり、屈強な元軍隊の人ですら寝込むのも目の当たりにしているので、結局その時の体調とタイミング次第ではある。

しかしこれで話が終わってしまっては本末転倒なので、実際に対策をしていた人たちが行なっていた方法がこちらだ。

世界で最も標高が高い首都と呼ばれるラパス

周辺地域で徐々に身体を慣らしていく

ボリビアの首都ラパスとウユニ塩湖の標高は、ほぼ富士山の山頂と同程度と言ってもいいくらい標高が高い。

人間は徐々に標高を上げていくことで身体を慣らし、高山病を発生する確率を少しでも抑えていく。

参考程度に観光地を例に挙げると、ペルーのマチュピチュやチリのアタカマ砂漠は2,000m台、都市ならコロンビアのボゴタは約2,600mでペルーのクスコは約3,400m。

日数はかかるが少しでも時間をかけ、そのタイミングで周辺国などで観光しながらウユニを目指すのが無難だ。

すり鉢状の地形が作り出す夜景も美しいラパス

高山病になりにくくするための対策方法

一般的にもっとも普及しているのは、高山病の予防薬「ダイアモックス」を高地到着の前日から滞在開始後数日の服用が対策方法のひとつである。

他にもペルーやボリビアでのみ使用できる「コカの葉」をお茶で飲んり、葉をそのままかじるのが現地流の対策方法だ。

また、それ以外にも飲酒の量を抑えたりハードな運動をしないなど、日常的に意識すればできることもある。

そして睡眠と栄養を摂る、基本的だが慣れない環境は身体も思った以上に疲れるので、このあたりを大事にしてほしい。

冗談抜きで坂道を歩くだけでも疲れる

ウユニに行くまでに調べておきたいこと

予算と時間に合わせて選ぶ移動手段

ボリビアの首都ラパスからウユニまでの移動は大きく分けて3つの方法があり、「バス・飛行機・バス&鉄道」の3択だ。

バスだと首都のラパスからおおよそ10時間程度で、オンラインでも購入できもちろん現地のバスターミナルでも購入できる。

バスのランクなどによっても価格が大きかわるため、事前に値段やバスのシートなど調べておくのがよいだろう。

バスは幅広でリクライニングもしっかり倒せるのがおすすめ
時間がない場合はラパスから1日1往復運行している飛行機もあり、わずか1時間でウユニに着く。

バス鉄道の組み合わせの場合、途中の街を経由しながら行くためボリビアのローカルも味わえるが、鉄道が毎日運行ではないため要注意。

タイミングも重要なツアーの選び方

ウユニの街にはツアー会社がいくつもあるので、予算や口コミを参考にしながらしながらあたって行くのがベスト。

あとは現地でサービスの詳細などを聞いて決めるのだが、鏡張りの塩湖が見られるということは同時に雨も降る可能性は十分にあるということ。

滞在期間が長ければベストなタイミングを狙っていけるものの、数日間と短期滞在しかない場合は行けるタイミングで迷わずにいかないと逃してしまうかもしれない。

とくに星空も見る場合は、事前に月齢カレンダーでチェックをしたうえで旅程を組むことをお勧めする。

新月明けの星空

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日焼けと坊主がトレンドマークな道産子。これまでに日本の離島を150島以上訪れる島旅人でありながら、現在は沖縄の離島に住む島人でもある。海ではない景色を求めて、2024年から8か月の世界一周のひとり旅も経験。どこでも動けて誰とでも仲良くなれる、笑顔と体力が持ち味のユーティリティプレーヤー。海とお酒、野球が大好き。

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