今までオーロラの撮影をしたことがある人は、どれくらいいるでしょうか? なんとなく、「一眼レフを使わないと撮ることができず、ハードルが高そう…」と思われがちなオーロラの撮影ですが、実は必要な機能さえ備わっていれば、スマホでも撮影が可能なのです!
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一眼レフカメラを持っていないからと言って、オーロラ撮影を諦めるのは早い!ということで、今回は、「次の旅行はオーロラを見に行きたい!」という方に、オーロラ撮影ができるスマホをご紹介します。
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オーロラ撮影に必要な機能とは?
まずオーロラを見る場面を想像してみて下さい。「真っ暗な夜の空に緑色の光が揺れ動く」というイメージがきっと強いと思います。そのイメージの通り、オーロラ撮影は暗い中での撮影になります。
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そのため、撮影に使用するカメラには基本的にマニュアルモードが備わっており、自分で設定を変更できることがオーロラ撮影には必要です。一体どんな設定の変更が必要かと言うと、次の3つがカギとなります。
①ISO感度の変更
ISO感度とは、カメラの光に対する感度を表した数値です。この設定を変えることで光の取り込み具合が変わり、写真の明るさを調節することが可能です。
設定なしでオーロラを撮影すると、取り込める光が少なすぎて写真が真っ暗になってしまいます。そのため、ISO数値を調節して、たくさん光を取り込む必要があるのです。
一眼レフなどは、カメラによって100~51,000以上まで調節可能ですが、スマホであれば、もう少し小さな値までが平均値です。必要になるのは、だいたい800~3200の値なのでOKです。
ポイントは、以下の通りです。
●空が暗い時(オーロラが弱い時、新月の時)は高い値のISO感度を設定
●空が明るい時(オーロラが強い時、満月の時)は低い値のISO感度を設定
②シャッタースピードの変更
シャッタースピードとは、レンズが開放している長さを指します。これも暗い中でのオーロラ撮影においては、調節が必要なポイントになります。
ただ、単にシャッタースピードが長ければ良いというわけではありません。シャッタースピードが長すぎれば、動きのあるオーロラを撮影した際にブレて写ってしまうからです。
オーロラ撮影によく使うシャッタースピードは10秒~20秒です。
ポイントは、以下の通りです。
●空が暗い時(オーロラが弱い時、新月の時)は長い時間のシャッタースピードを設定
●空が明るい時(オーロラが強い時、、満月の時)は短い時間のシャッタースピードを設定
③F値の変更
F値は「絞り値」とも呼ばれ、カメラに入る光の量を調節する役割をします。レンズの絞り具合を表したものがF値です。少しややこしいのですが、
●F値が大きい=レンズの絞り具合が強い=つまりレンズの開き具合が狭い=取り込まれる光が少なくなる
●F値が小さい=レンズの絞り具合が弱い=つまりレンズの開き具合が大きい=取り込まれる光が多い
スマホによっては、F値の設定変更ができないものがあります。その場合は、ISO感度とシャッタースピードが調節できればOKです。
【ここまでのまとめ】
ISO感度とシャッタースピードに関しては、オーロラの強さと空の明るさによって調節が必要ですが、F値は基本的に最小のものを使ってみてください。