カンクンと言えばマヤ遺跡やセノーテが有名ですが、ピンクラグーンが最近SNSで話題を呼んでいます。ピンクラグーンは塩田のバクテリアが日光に反射してピンク色に見えるのでそう名付けられたと言われています。
写真で見るピンクラグーンは、青い空とのコントラストで自然のものとは思えないほど!
カンクンからはピンクラグーンやセノーテがセットになった、バスツアーなどが催行されていますが、今回は個人での行き方や現地情報をご案内していきたいと思います。
現地ガイドさんに案内してもらおう
photo by Nanako
ピンクラグーンは塩を製造する工場の所有物のため、ラグーンの周りには柵が設けられています。柵の外から腕を入れて写真撮影もできますが、せっかくカンクンからはるばる訪れたなら中に入るのがおすすめ。
綺麗にピンクラグーンを映すためにも、敷地内から撮影するのが良いでしょう。
photo by Nanako
中へ入るには、ピンクラグーンのガイドさん一人に着いて来てもらう必要があります。ガイドさんは、ラグーン近くまで行くと「Pink Lagoon」と書かれたTシャツ着ており、話しかけてくるのですぐに見つかります。ガイド&入場料は1回50ペソ(約290円)。
ピンクラグーンはそこまで大きくないので所要時間は最長でも20分程度ですが、パノラマでトリック写真などもとってもらえるので、自分+湖といった構図の写真を撮りたい方には中に入るのが特におすすめ。
ただ、私を担当して下さったガイドさんは日本語が通じず、英語も限られた単語しか通じなかったので、翻訳アプリなどを用意しておくと便利かもしれません。
ピンクラグーンのベストシーズン
photo by Nanako
ピンクラグーンのベストシーズンは乾季にあたる12月~3月まで。それを逃すとピンク色でなかったり、塩が収穫されピンクラグーンそのものがなくなっていたりします。
ラグーンがピンク色に見られる3つの条件
・太陽がしっかりと出ていること
・風がないこと
・十分の数のバクテリアがラグーン内に生息していること
雨季になると太陽が出ない日も増え、雨でバクテリアも薄まってしまうので、綺麗なピンク色を見られる確率はぐんと減ってしまいます。
また、一番綺麗に見られる時間は太陽が真上にある正午から15時にかけて。個人でカンクンからピンクラグーンへ日帰りで行く場合、この時間帯に到着するバスで行きましょう(逆にこの時間を過ぎると当日中にカンクンへ帰れなくなる恐れがあります)。
ピンクラグーンへの行き方と注意点
ピンクラグーンがあるのは「ラス・コロラダス(Las Coloradas)」という小さな町。ラス・コロラドスまでは、カンクンの中心部から「ティジミン(Tizimin)」という町でバスを乗り継いでいきます。バスの本数が少ないため、時間を間違えないよう注意が必要です。
カンクンからディジミンへのバス
カンクンの中心部(Centro)にあるADOバスターミナルからディジミン行きのバスが出ています。出発時刻は朝7:30、チケット料金は片道190ペソ(2019年3月時点)。
ADOバスターミナルの窓口でチケットを購入しますが、バス運行会社はNorest社なので間違えないようにしましょう。入口から向かって左側にあるADOバスターミナルの窓口でNorest社の切符が販売されています。
カンクンからティジミンまでは片道3時間ですが、時差があるため到着は9:30頃(4月~10月のサマータイム中は時差がないため、到着は10:30)サマータイムのみ、乗り継ぎに間に合わないので、ティジミンからはタクシーで行く事をおすすめします。
また、帰りのティジミン→カンクンの最終バスは18:30出発でした。カンクンへ直接帰られるバスはこれが最後です(以降はティジミン→バヤドリド(Valladolid)→カンクンというルートで帰ることになります)。
ティジミンからラス・コロラダスへのバス
ティジミンに到着したらすぐにNorest社の窓口へ行き、ラス・コロラダス行きのチケットを購入します。チケットは片道60ペソ(約350円)で、出発時間は10:30。所要時間は約1時間です。
photo by Nanako
この時に必ず帰りのバス出発時刻(ラス・コロラダス→ティジミン、ティジミン→カンクンまでの区間)を窓口の人に確認してチケットを抑えておくと安心です。
私は窓口前の掲示板の情報を鵜呑みにしていたら「時間が変更になっていた」ということがありました。バスに乗り遅れることはありませんでしたが「帰れなかったらどうしよう」という不安は無いに越したことはありません。
ちなみに当時のラス・コロラダス→ティジミンの帰りのバスは16:30発でした。