アメリカのグルメと言えば、みなさんはどんなものを思い出しますか?ハンバーガー?ステーキ?ホットドック?アメリカ第三の都市シカゴでは、アメリカの中でも一風変わったオリジナルのアメリカンフードが楽しめます。
今回は、読んでるだけでヨダレが出てしまいそうなシカゴの名物フード8選をご紹介します。
*編集部追記
2016年8月公開の記事に、新たに3品を追加しました。(2017/10/31)
シカゴの食事事情
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これはアメリカ全体に言えることですが、正直なところ食事事情はあまり良くありません。というのも、アメリカ人の多くは食事は空腹を満たすためのものと考えており、栄養や見た目に関するこだわりがほとんどないからです。
TVディナーという冷凍食品をチンするだけの食事をすることも当たり前で、足りない栄養素はビタミン剤で補給します。ニューヨーク、ロサンゼルス、サンフランシスコといった都市は別ですが、一般的なアメリカ人は上で述べたような感じです。
しかしながらシカゴには独自のグルメ文化が根付いており、例えば厚さ5cm程もある分厚いピザやケチャップが使われていないシカゴドッグなど、他では味わえないユニークが料理が堪能できます。インスタ映えもするシカゴグルメ!ぜひ挑戦してみてくださいね。
ベストフード
私がおすすめするのは、シカゴならではの個性派グルメ・ディープディッシュピザです。ピザってこんなんだっけ?と思わず目を点にしてしまいそうなボリューミーなスタイルは、まさにシカゴ独特のもの!
目の前に現れた瞬間、これキッシュじゃん!と言ってしまいたくなりますが、これは正真正銘ピザです。たっぷりの具材とチーズが詰め込まれたディープディッシュピザは、2~3人でシェアして食べるのがおすすめです。
ディープディッシュピザ
シカゴに来たら、まずは「ディープディッシュピザ」、通称「シカゴピザ」とも呼ばれています。これを食べずにはシカゴフードを語ることはできません。特徴は何と言ってもこの分厚さです。
そしてよく見てください。普通のピザとの違いは、具とソースの上にチーズではなく、たっぷりの具とチーズの上にソースが乗っているという、シカゴオリジナルのピザなんです。
シカゴのディープディッシュピザ、発祥のお店はこちら。1943年開業、70年以上続いている名店です。
・名称:UNO Pizzeria & Grill
・住所:29 E Ohio St, シカゴ, IL
・公式サイトURL:http://www.unos.com/nutrition.php
ホットドック
アメリカの代表的フードと言えば「ホットドッグ」ですが、シカゴのホットドッグは他のホットドッグとは少し違います。
「シカゴドッグ」とも呼ばれるシカゴのホットドッグ、何が普通のホットドッグと違うかというと、ケチャップが使われていないというところ。マスタードはかかっていますが、ケチャップは使用禁止です。
そして、ポピーシードのついたパンに、玉ねぎ、トマト、ピクルス、ホットペッパーなどのトッピングにセロリソルトをかけるのが一般的です。シカゴには、シカゴドッグのお店がマクドナルドより多いと言われています。
イタリアンビーフ(ステーキサンドイッチ)
アメリカのステーキサンドイッチは、都市によっていろいろなバリエーションがありますが、シカゴで大人気なのが「イタリアンビーフ」と呼ばれるステーキサンドイッチです。
にんにくの効いた汁に漬けて焼いたローストビーフを削ぎ切りにし、たっぷり細長いロールパンに挟んであります。パンは肉汁にくぐらせてあり、かぶりつくと肉汁が滴り落ちますが、味がしみてジューシーで本当においしいです。
シカゴのイタリアンビーフ人気店はこちら。オススメはチリペッパーをトッピングした「hot(ホット)」です。
ポップコーン
最近、日本にも上陸し、話題になっていた「ギャレット(Garrett)」のポップコーン。実は、発祥はシカゴなんです。
そして、発祥の地シカゴの名前がついた「シカゴ・ミックス」は、チェダーチーズ味のポップコーンとキャラメルクリスプ味のポップコーン、2つの味のミックス。チーズの塩味とキャラメルの甘さがいつまででも食べ続けられて止まらないおいしさです。