先生とご対面
いよいよ先生に診察してもらいます。保険会社の人に通訳してもらいながら症状を伝えます。頭痛、吐き気、胃痛などなど。先生は聴診器を使って診察します。
また、別室に移動して血圧などをはかります。日本と特に変わらないな、という印象。
「多分風邪です」という診断。治療としては3日間点滴と漢方薬を出しておきますので、それでも良くならなかったらまた診察しますとのことでした。
薬は漢方薬
photo by Wisconsin Department of Natural Resources
保険会社の人に案内されて、薬をもらいにメインロビー近くの薬剤所に行きます。
中国ではどのような薬を貰うのかドキドキしていましたが、漢方薬ということでまた少し安心。胃にも優しいので中国では漢方薬が処方されることが多いそうです。
1回で数日分貰ったのですが、味はかなり苦かったです。最初は吐き気がしていたので、なかなか飲むのが大変でした。
ナースがちょっと怖い、でもうまい
薬をもらったら、治療室があるVIPの棟に戻ります。そして保険会社の人とお別れです。とりあえず看護師の方に名前を言えば大丈夫とのことでしたが、名前を言っても全く通じません。紙に名前を書いて、ベッドに案内してもらいます。
言葉が全く通じないのにプラスして病気で気持ちが弱っているので、ちょっと怖かったです。
でも今回1番ビックリしたことは看護師の注射技術が凄かったこと。全然痛くない!本当に全く痛くない。日本とアメリカで注射を経験しましたが、1番痛くなかったのが中国でした。
3人の看護師の方に注射をしてもらいましたが、みんな上手かったです。中国の医療技術はなかなかすごいのかもしれません。
とりあえず点滴が一般的
そして点滴をしてもらいます。中国では風邪だと3日間の点滴が一般的のようです。一緒の部屋にいた2人の日本人の方々も、みんな「点滴3日間の治療」と言われたとのことでした。
点滴を1日3本打つのですが、なかなか時間が掛かります。4〜5時間ぐらいかかります。体調悪くてしんどいのに合わせて、疲れてクタクタになります。
友人が点滴中にお見舞いに来てくれた時は、死にそうな顔してるよと言われてしまいました。
実は帰りが1番大変
実な何よりも大変なのが帰宅。なぜか病院にタクシー乗り場が無い。体力不足で動けないのに、病院の外まで出なければタクシーがない。いやいやいや。マジか。なぜだ。
とりあえず病院の外まで歩きます。もうしんどい。家で寝ているほうが元気になりそうな気がする。しかしタクシーが全然来ない。夕方の帰宅時間帯と被ってしまうので全然来ない。
やっとタクシーが来ても、人が待っている前にしれっと来て先にタクシー止めちゃうし。なんなんだ中国!やっと捕まえたタクシーの中で、もう絶対病気になりたくないと思ったのは、言うまでもありません。
しかしこの時、これから3ヶ月間病院に通院し続けることを僕はまだ知らない。
まとめ
漢方薬や基本点滴治療3日間という日本とは違うスタイルの中国の病院ですが、やはり中国語がわからないと何もできないなと感じました。
そして何よりも保険に入りましょう。これは本当に重要です。特に長期で海外に行くなら、絶対に保険に入りましょう。海外で3ヶ月間病院に通い続けた人間が言うので、間違いありません。