1週間お風呂に入らないってずっとスッピンっていうこと?!
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キリマンジャロにはシャワーはありません。そして登山中の約5日〜1週間はもちろんお風呂に入れないことになります。
山は寒いですがやはり汗はかきます。そして顔も洗えないとなると登山中ずっとスッピンでいるのかなど、乙女としてはやはり気になりますよね!
化粧落としシートなどでメイク落としをすることはできるので、お化粧するかしないかは自由ですが、私はなるべく荷物を軽くしたかったので日焼け止め以外は持って行きませんでした。そして山の上だと大自然の中にそのまま溶け込みたいという感情が湧いたからか、なぜかお化粧をしたいという気にもなりませんでした。
しかし山の上は大変乾燥しているので、化粧水や保湿クリームでの保湿は欠かさずやることをお勧めします。
お湯も一応もらうことができます。これは一緒に同行するコックさんが山水をどこからか汲んできてそれを煮沸したものなのですが、お願いすれば水筒に入れてもってきてくれます。
しかし山の上での水は大変貴重なため、あまりジャブジャブと使うことはできません。タオルにお湯を浸してそれで顔や体を拭けばある程度シャワー代わりになります。これで歯磨きもしていました。
そして、キリマンジャロ登山でかなり役立ったのがお手拭きシートです。食事前やトイレ後に手を洗いたい時や、体をさっと拭くときに大変役に立ちました。
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そして速乾性のある下着も着用していれば、シャワーを数日浴びてないこともそんなに気になりませんでした!しかし下山したあとの数日ぶりのシャワーはやはり最高に気持ちよかったです。
登山に特に持って行ってよかったもの
photo by Shoko_Jyaiko 現地のガイドさん達は雨でもこんな軽装!
ここでは特に持って行ってよかったもの、持って行かなくてもよかったもの、そして持っていけばよかったものを紹介します。
お手拭きシート
持っていけば体も吹くことができます。
ホッカイロ
寒い山でも乗り越えることができる必需品。
ポカリの粉
高山病予防のために水を大量に飲まないといけないため、ポカリの味のおかげで喉が乾いてなくても飽きずにたくさん飲むことができました。
クロックスのような履物
キャンプの中でテントの中から外に出るときに、いちいち登山靴を履いていたら面倒だったので、靴下のままサッと履くことができる履物は重宝しました。またゴム製のため泥だらけになっても洗ってすぐ乾くのも利点です。
リップクリーム
とにかく乾燥していて唇がガサガサになります。
防水の衣服、手袋など
山の天気はコロコロ変わります。私がキリマンジャロに行ったのは乾季でしたが毎日雨に降られました。衣類が濡れてしまうとなかなか乾かないので、必ず防水機能のあるものを持っていきましょう!レインコートでもいいですが、必ず体全てを覆うタイプのものにしましょう。
防水機能付きの登山靴
上記の理由と同様です。濡れたままの靴で登山するのはとても気持ち悪いです。
リュックカバー
私は防水機能のないリュックを持って行ったので、上から被せるレインカバーを持って行きました。一緒に登山した相方はカバーをしてなかったため、カバンの中が全て濡れてしまい、翌日着る服がなくなってしまっていました。
トイレットペーパーと中に通す紐
これはキリマンジャロ登山経験者の方に教えてもらい大変役に立ちました!まずトイレットペーパーの芯を抜いて(かさばるため)その穴の中に紐を通します。これをトイレに行くときに首からかけて用を足すと両手が空いてとても便利です!本当におススメなので是非やってみてください。
速乾タオル
絞ると水分がなくなるタイプのやつです。
オリモノシート
下着を頻繁に替えることができないので、気になる方はオリモノシートを使って衛生的に保ちましょう。
ビニール袋
ゴミや濡れたものを入れるなど何かと役に立ちました。
テント用ライト
ヘッドライトももちろん必要ですが、テントの中で床に置く式か吊るす式のライトがあれば日が落ちた後でも便利でした。
登山に持って行かなくてよかったもの
photo by Shoko_Jyaiko 食事は温かく毎日メニューも違ってとてもおいしかったです!
続いて持っていったけれど、必要なかったものをご紹介します。
ドライシャンプー
重い上にあまり効果を感じませんでした。
非常食やおかし
私はお湯で作れる味付きご飯やカップラーメンを持って行きましたが、同行するコックさんが作ってくれる食事はとても美味しく、3食全て充分な量が出るので結局荷物になっただけでした。
Tシャツ
登山開始前の山のふもとでは着ていましたが、登山を始めると寒くてお荷物になるだけです!
消毒ジェル
手に土がついたりするので、ジェル状のものよりもお手拭きシートの方が拭き取れて清潔でした。
登山に持っていけばよかったもの
今回持っていかなったけれど、実は必要だった…というものをご紹介します。
洗濯紐と洗濯バサミ
初日から雨に降られて衣類が濡れてしまったのですが、キャンプ場でどのように干すか苦戦しました。うまく干して効率よく乾かすために、洗濯紐と洗濯バサミがあればよかったなと感じました。
口の大きいカバン
photo by Shoko_Jyaiko これらが私が実際に持って行ったバッグです。
キリマンジャロ登山では荷物を運んでくれるポーターさんが同行してくれるため、自分で運ぶカバンともう1つポーターさんに預ける荷物の計2つを持っていくことができます。
私は大きめのバックパックをポーターさんに運んでもらったのですが、毎回その日寝泊まりするテントの中で荷物の出し入れをして次の朝荷造りをするのに大変時間がかかりました。なぜなら、バックパックの下にある荷物を出すにはまず上にある荷物を全て取り出さないといけないからです。
横に口が大きく開くボストンバッグのようなタイプのものの方が、荷物の出し入れがかなり楽だったと思います。
photo by Shoko_Jyaiko ポーターさんは重たい荷物を持ちながらもすごいスピードで登っていきます。
自分の体調と相談して、挑戦できるところまで行ってみよう!
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結局私のキリマンジャロ登山は失敗に終わってしまいましたが、今振り返ってみると自分のできる限りのところまで挑戦することができて本当に良い経験ができたなと思います。できればまた次回、今回の反省をいかしてキリマンジャロ登山に再挑戦したいと思っています。
女性のみなさん、やはり生理になる予定の時期は外していく方が無難です。ただでさえ山の上では空気が薄く、頭が痛くなったり吐き気がしたり下痢になるので、それに加えで生理痛と戦うのは辛すぎます。下山の決断をするのには勇気がいりますが、自分の健康と安全が1番なので無理は禁物です。
キリマンジャロは厳しくもとても美しい山です。登山中の景色は息を呑むほど壮大で美しく、必ずかけがえのない思い出になるはずです。私は山頂には行けませんでしたが、山頂からの景色はまた一段と素晴らしいはずです。
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この記事が少しでも参考になり、1人でも多くの方々がキリマンジャロ登山に成功していただけたら嬉しいです!