ライター
KAWAHATA KANA ワーホリック女子

英語力ゼロからのフィリピン留学。そのまま運と勢いに任せてオーストラリア、カナダ、イギリスの3カ国でワーホリ生活を経験。気づけば海外生活は8年、渡航国数30ヵ国以上。ヨーロッパの魅力にどハマりしたワーキングホリデーホリック、略してワーホリック女子です。 海がすき!旅行が好き!食べるのもお洒落も欠かせない!という欲張りアラサー。 トラベルライターとしてSNSなどを活用して、心ときめくおすすめスポットを紹介しています。

ワーホリはそれぞれのお天気事情を把握して自分に合った国を探そう!

photo by Kana206425

生活をする上で気になることと言えばその国の気候。国や選ぶ都市によっても天気事情は異なりますが、寒いのが苦手な筆者は、中でも比較的暖かいと言われている都市を選んできました。

 

カナダ(バンクーバー)

photo by Kana206425

極寒のトロントと比べるとかなり温暖な気候にあるバンクーバー。冬でも雪が降ることは珍しく、日本で言うと東京とさほど変わりがない印象です。

しかし、「レインクーバー」という異名を持つほど雨の日が多いことでも有名で、夏が終わり9月に入ると、一気に寒くなり雨の日が続きます。3月頃までは晴れていても空気が冷たく、冷え込む日も多い印象でした。

 

その点、サマータイムに入ると22時まで明るく、とても過ごしやすい気候になります。夏でも夜は冷えるので羽織りものが必要ですが、カラッとした暑さなので夏の暑苦しさが苦手な方にはぴったり。

自宅で過ごすのが好きな方や、カフェめぐりに興味がある方など、インドア派の方に向いている国(都市)と言えるでしょう。

 

イギリス(ロンドン)

photo by Kana206425

とにかくお天気が変わりやすいロンドン。雨が降ったかと思えば数十分後には晴れ、さらにまたその数分後にはどしゃ降り……1日のうちに天気がコロコロと変わることも珍しくなく、最もお天気に惑わされる場所です。

その年によっても変わるようですが、夏がとにかく短いことでも有名。カナダ同様、サマータイムがある夏の間は22時頃まで明るいですが、気温はそこまで上がることがないので、夏と言えど羽織りものは欠かせません。8月末頃になると、すでに秋かと思うほど冷え込みます。

 

カナダは寒くても晴れの日が多いのに比べて、ロンドンは寒くて暗い日が多く、天気によってテンションや気分が左右される筆者はつらく長く感じる時期でした。ドンよりと曇り空の日も多く、一日を通して暗い日が多い印象です。

しかし、ロンドンには無料の美術館や博物館があったり、ミュージカルも盛んで毎晩いろいろな作品が公演されているので、芸術鑑賞が好きな方には向いている国(都市)と言えますよ。

 

オーストラリア(ゴールドコースト)

photo by Kana206425

とにかく温暖気候のゴールドコースト。冬場でも日本の秋くらいの寒さです。夏場はとにかく暑く、紫外線もとても強いので、紫外線対策は抜かりのなくすることをおすすめします。

日本とは気候が逆になるので、10月~3月頃がオーストラリアの夏となり、サマークリスマスを楽しめるというのも魅力的。降水量も3カ国の中では比較的に低く、降ったとしてもすぐに止むのでほとんど傘のいらない生活を送っていました。

BBQやアクティビティを楽しみたいという、アウトドア派の人にはもってこいの国(都市)。

 

ワーホリの気になる仕事とお給料事情について

photo by Kana206425

ワーホリの最大の特徴は、学生ビザとは違い就労時間に制限がないところ。語学学校に通わずフルタイムで仕事をする方も多いです。どんな仕事があるか、仕事の見つけやすさは?など、海外生活をする上で気なるであろうポイントを比較してみました。

 

カナダ

photo by Kana206425

カナダのオフィスジョブ(事務職)は、ワーホリビザではほとんど受け入れてもらえないのが実情。その分、日本人が経営している日本食レストランが多く、キッチンヘルパーやディッシュウィッシャー(食器洗い)、サーバー(フロアスタッフ)として働くことが多いです。

日本人向けの生活サイトも充実しており、特に、JPCANADAという日本人ワーホリの方向けの情報サイトでは、日本人の求人募集も多く取扱いがあるので、英語を喋れないという方でも安心ですよ。

仕事を選ばなければすぐに見つけることができますが、ビザの期限が残り半年を切ると、新しい職場を探しづらくなるので注意が必要です。

photo by Kana206425

チップ文化があるため、お店によってはウエイトレスの仕事のチップだけで、生活費が稼げる可能性があります。そのため、もともとの基本給が低い設定に。

生活費は日本とほぼ変わらないか、日本よりも安い印象ですが、チップ制度があるため外食は少し高いので注意が必要です。レストランの仕事でまかないをうまく利用すると、生活費を削って現地の稼ぎで貯金もできます。

 

イギリス

photo by Kana206425

イギリスはビザの期間が2年間と、他国と比べて滞在可能期間が長いこともあり、正社員や派遣社員としてオフィスの仕事が見つかりやすいのが特徴です。ワーホリでオフィスジョブに着くのは、他の国ではなかなか出来ないことなのでかなりオススメ。日本に帰国した後の就職活動でも強みになるはずです。

オフィスジョブを探している方の多くは、転職エージェントに登録をして就職活動をします。日系企業はもちろん、現地企業の求人も多く、英語力によって働き口に大きく違いがでてきます。

photo by Kana206425

日本食レストランなども多く、就職先には困りません。そして、イギリスの大きな特徴は、日本食レストランと言えど、ホールスタッフやキッチンスタッフのほとんど現地の人ということ。日本食レストランでは日本人ばかりが働いている他国に比べ、ネイティブな環境に身を置きやすいのも利点です。

しかし、英語力が必要になるケースが多いです。英語がある程度話せると仕事探しがスムーズにいくでしょう。また、カナダと違ってチップ文化がないため、物価の高いロンドンでは生活費を稼ぐのがギリギリというケースが多く、収入や貯金はそこまで期待できません。

3カ国の中でも外食、生活費ともに最も高い印象を受けるので、もともとある程度の貯金が必要と言えますね。

 

オーストラリア

photo by Kana206425

カナダ同様、飲食店の応募が多いオーストラリア。日系レストランのほとんどは日本人が働いているケースが多く、英語環境に身を置きたいという人は仕事探しに苦労するかもしれません。

どうしても英語環境に身を置きたい方は、日経レストランではなくローカルのお店を探す方が良さそう。自分で履歴書をお店に持ち込んだり、交渉したりと、ローカルの仕事を手に入れるためには英語力はもちろん、行動力と根気が必要です。

photo by Kana206425

カフェのバイトは、ほとんどがバリスタの資格が必要なお店が多いので、気になる方は先に資格取得をしておくとよりスムーズ。セカンドビザ取得のためにファームジョブをする人も多く、職場自体は選ばなければたくさんあるので安心です。

日本語しか話せない!という方でも、日豪プレスという日本人向けの情報サイトでは、日本語環境で安心して働けるお店がたくさん掲載されているので、英語初心者さんでも安心して仕事探しをすることができますよ。

photo by Kana206425

ビザの期限が残り3ヶ月をすぎると、雇ってもらいづらくなることも多いので注意が必要。3カ国の中ではもっとも平均して基本給が高いので生活費意外に貯金ができるほど稼ぐことができます。

特に、ファームジョブは高収入な上に、周りになにもない生活のためお金を使う機会がぐっと減り貯金をしやすい環境になります。もともとの貯金が少額でも海外生活をしたいという方にはおすすめです。

 

ワーホリの年齢層と日本人の傾向について比較

photo by Kana206425

ワーホリビザの年齢制限は30歳まで。オーストラリアでは35歳まで年齢引き上げをしようという動きもあるようですが、2019年10月現在においては、18歳から30歳(31歳の誕生日を迎えるまで)のままです。

ビザの申請をしてから発行されるまでの期間は、国によってさまざま。申請した翌日にすぐに発行されることもあれば、数か月時期を要する国もあります。

 

31歳の誕生日の前日にビザの申請を行って、31歳になってからビザを取得し、32歳でワーホリをスタートされる方も多く、30歳~32歳でワーホリをしている方はギリホリ(ぎりぎりワーキングホリデー)と呼ばれています。

photo by Kana206425

筆者が3カ国周ってきた中で、もっともギリホリの年齢層が高いと感じたのはイギリスです。日系企業が多いこともあり、日本人駐在員の方も3カ国の中では比較的多く、滞在している方の年齢層が高い印象です。

落ち着いた雰囲気でしっかりと英語の勉強に向き合いたい方に向いていると感じました。街中を歩いていても日本人を見る機会が圧倒的に少ない国でもあります。

もともとイギリスのワーホリビザは年間抽選人数が決まっており、数少ない日本人しか渡英することが難しいため、日本人の少ない国に行きたいという方は圧倒的におすすめ。

photo by Kana206425

一方、オーストラリアは大学生の方や比較的に年齢層の若い印象でした。日本人コミュニティも強く、街中を歩いていると日本人を多くみかけることもあるので、海外初心者さんや、英語が苦手という方には安心です。

カナダはイギリスとオーストラリアの中間といった印象。夏休みや冬休みなど大学の長期休みの時期には、英語を学びに来る大学生が増えますが、基本的には10代~30代の幅広い年齢層の方と出会うことができました。

もちろん、オーストラリアにもギリホリの方はいますし、イギリスにも若い方はいますが、筆者が実際に生活している上で感じたことなので参考程度にとどめておいて頂ければと思います。

 

一生に一度のワーホリだから、悔いなく過ごそう!

photo by Kana206425

それぞれの国によって、良いところもあれば悪いところもあり、国選びを悩む方も多いかと思います。一生に一度しか手に入らない 貴重なワーホリビザ。

楽しいワーホリ生活を送るためにも、自分がなにをしたいのか考え、それぞれの国の特徴をしっかりつかんで、自分に合った国選びをしてくださいね。この記事がどの国に行くべきか悩んでいるみなさんの参考になればと思います。

ライター
KAWAHATA KANA ワーホリック女子

英語力ゼロからのフィリピン留学。そのまま運と勢いに任せてオーストラリア、カナダ、イギリスの3カ国でワーホリ生活を経験。気づけば海外生活は8年、渡航国数30ヵ国以上。ヨーロッパの魅力にどハマりしたワーキングホリデーホリック、略してワーホリック女子です。 海がすき!旅行が好き!食べるのもお洒落も欠かせない!という欲張りアラサー。 トラベルライターとしてSNSなどを活用して、心ときめくおすすめスポットを紹介しています。

RELATED

関連記事