ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。 山岳雑誌『山と渓谷』へ寄稿、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリなど。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

きのこ汁は、飲むではなく「食べる味噌汁」と言われるほど具だくさん。しめじ、なめこ、しいたけなど種類豊富なきのこが入っています。しかもお値段はなんと1杯110円と信じられないほどリーズナブル。

photo by Yuhei Tonosho

もっと食べたい方は、きのこ汁大盛りやプレミアムきのこ汁を頼むのもあり!飲み進めるほど体はポッカポカになり、きのこの滋味深い味わいが冷えた体に染み渡っていきます。「あぁ〜美味しい……」と、思わず声に出てしまいました。

数種類のきのこの天ぷらが山のように盛られた「きのこ天ぷら盛り合わせ」もオススメ。ぷりっぷり、サクサクの天ぷらはボリューム満点で、きのこ本来のおいしさを楽しめますよ。

■詳細情報
・名称:きのこ王国 大滝本店
・住所:北海道伊達市大滝区三階滝町637-1
・地図:
・アクセス:千歳市街から車で約1時間
・営業時間:9:00~18:00
・定休日:年中無休
・電話番号:0142-68-6270
・オススメの時期:冬
・公式サイトURL:https://www.kinoko-oukoku.com/shopinfo/shop_ootaki/

支笏湖ブルーを楽しむ冬の風不死岳

photo by Yuhei Tonosho
標高1,000m前後の山が連なる支笏湖(しこつこ)周辺は、北海道の雪山登山のメッカと言える場所です。なかでも支笏湖外輪山の最高峰「風不死岳(ふっぷしだけ、標高1,102m)」は高い人気を誇っています。

その理由は往復4時間ほどと距離が短いですが、稜線の道はスリリングな本格雪山の趣があり、山頂周辺からは雪景色と、竜の瞳のような支笏湖ブルーの共演を楽しめるから。青と白のコントラストが美しい、果てしない絶景に感動をおぼえるでしょう。

photo by Yuhei Tonosho
そしてふと東の方角を眺めれば、雪化粧をした樽前山(たるまえさん、標高1,041m)の溶岩ドームの姿が。北海道の自然がキャンバスとなり、水墨画のように広がる世界に思わず見入ってしまいます。

ほかにもイチャンコッペ山(標高829m)や多峰古峰山(たぷこっぷやま、標高661m)など、冬におすすめな山から冬季バリエーションルート(冬だけ登れる限定の登山道)まで豊富な支笏湖外輪山(しこつこがいりんざん)。何度でも訪れたい冬のアドベンチャー登山の魅力が詰まっています。

■詳細情報
・名称:風不死岳
・住所:北海道千歳市支寒内
・地図:
・アクセス:千歳市街から風不死岳北尾根コース登山口まで車で約31分
・所要時間:往復約4時間
・オススメの時期:冬
・備考:12月〜3月は本格的な雪山となります。Yamap公式サイトのログで、登山道の状況を確認しながら計画を立てましょう。
・YAMAP公式サイトURL:https://yamap.com/mountains/3460

オフシーズンも趣がある定山渓温泉

photo by Yuhei Tonosho
開湯から150年以上の歴史があり、登別温泉などと並んで、北海道を代表する温泉地「定山渓(じょうざんけい)温泉」。56の源泉をもち、毎分8,600リットルと豊富な湧出量を誇っています。

秋の紅葉や、夏のレジャーシーズンに賑わいをみせますが、オフシーズンの冬の時期もおすすめです。宿泊料金もお得になり、閑散期ならではの落ち着いた”大人な旅”を楽しむことができます。


photo by 定山渓観光協会
イチオシのお宿は「ぬくもりの宿ふるかわ」さん。山小屋風のラウンジで憩いのひとときを過ごし、趣のある至福の温泉に癒されたら、極上の懐石料理に舌鼓を打って、食後はナイトラウンジで足湯に入りつつ歓談に耽ります。

空気の澄んだ朝は、朝風呂のあとに定山渓二見公園までお散歩してみましょう。運が良ければ野生のエゾシカが朝ごはんを食べている姿を見られるかも!?積雪量が多い場合があるので、スノーブーツは必須です。

■詳細情報
・名称:ぬくもりの宿ふるかわ
・住所:北海道札幌市南区定山渓温泉西4丁目353
・地図:
・アクセス:札幌市街から車で約50分
・電話番号:011-598-2345
・料金:1泊2食付き23,000円前後/人〜
・オススメの時期:冬
・公式サイトURL:https://www.yado-furu.com/

雪の絶景と名湯の宝庫。冬の道央をめぐる

photo by Yuhei Tonosho
道央地方は、新千歳空港から近く、道外からでも気軽に旅に出られるのも魅力のひとつ。雪化粧を纏い、どこまでも続く青と白の大地は、一度足を運ぶと、何度も訪れたい魅力を備えています。

また今回ご紹介したように、名湯の宝庫でもある道央地方。雪見風呂を目的に、秘境へ宿泊してみるのもおすすめです。忘れられない非日常な時間が過ごせるので、ぜひ一度訪れてみてください。

ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。 山岳雑誌『山と渓谷』へ寄稿、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリなど。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

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