オーストラリア
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オーストラリアは国土が広いにもかかわらず、プレートの上に国土がすべて乗っている状態になっていることから地震が少ない国となっています。
地震への備えが手薄なことから、1989年に起きた「ニューカッスル地震」ではマグニチュード5.6だったにもかかわらず13人が死亡するという惨事となってしまいました。
ロシア
ロシアもまた、国土が大きいにもかかわらず地震が少ない国として有名です。ロシアもまたユーラシアプレートの真上に国土が載っているので、地震が起きにくい状態になっています。
しかしながら、ロシア極東のカムチャツカ、さらに千島列島においては大きな地震が起きることも多く、2013年にはカムチャツカ西方でマグニチュード8.3にもなる世界最大規模の深発地震が起きたことが世界中で大きな話題になりました。
モーリタニア
西アフリカは全体的に地震が少ない傾向にあります。特にモーリタニアでは、過去100年以上にわたって大きな地震が起きていないことが知られています。
アフリカでは大地震が起きてしまうと、貧困等の状況も相まって大きな被害が起きてしまうことが多く、対策も難しいと考えられています。
南極
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南極大陸もまた、地震が少ない地域になっています。ただ、南極の場合は近海で地震が起きることがあり、1998年には南極近海でマグニチュード7.9の巨大地震がありました。
しかしこの時は震源が大陸から遠かったこともあり、身体に感じる有感地震にはならなかったとされています。
まとめ
これらの国々は、日頃大小の地震にさらされている私たちからすれば、非常にうらやましい限りですね。
しかしこれらの国々では地震に対する備えが脆弱であるために、少し大きめの地震が来ただけでも甚大な被害を受けてしまう可能性もあります。
災害は常に「備えあれば憂いなし」。地震は絶対に来ないとあぐらをかかずに、最低限の防災は必須だと言えるでしょう。
(本記事は、決して地震発生国への渡航を推奨しない意図のものではありません。また、先日の台湾南部大震災で亡くなられた方達のご冥福をお祈りします。)