ライター
MAYU フリーライター

和歌山を拠点に旅するフリーライター。枕が変わると寝れない極度の心配性ですが、行動力と直感はピカイチです。アジアを放浪中、インドにどハマりし宗教や文化に興味を持つ。

こんにちは、フリーライター高野麻由です。

今回はプレスツアーに呼んでいただき、「リモートワーク×E-bikeで巡る田辺旅」に参加するため、和歌山は田辺へとやってきました。

ツアーは登山アプリを作っている「YAMAP」と、廃校になった小学校を舞台に地域の魅力をさまざまなカタチで伝える「秋津野ガルテン」とのコラボ。ツアーに参加した様子と主催者がツアーに込めた想いや背景をお届けします。

ワーケーションの拠点は廃校になった小学校!秋津野ガルテンってどんなところ?


ここ「秋津野ガルテン」は、昭和時代に小学校として利用されていた校舎をリノベーションし、「グリーンツーリズム施設」へと生まれ変わりました。

グリーンツーリズム施設とは、地域と利用者がさまざまなカタチで交流し体験できる施設のこと。秋津野ガルテンでは、柑橘を使った手作り体験や収穫体験ができると話題になっています。


小学校で実際に使用されていた机や黒板など、懐かしい雰囲気が残っていて『写真スポット』としてもSNSでも口コミが広がっています。

リモートワークや企業研修に利用できる設備が整った会議室も完備していて、宿泊も可能!リモートワーク×街を探索する旅の拠点にぴったりの施設です。


田辺はみかんをはじめ、季節によってさまざまな柑橘が実る街。和歌山の特産物であるみかんの歴史を学べる教室には、昔使用していた機具や年季の入った看板が展示されていました。

敷地内にある「農家レストラン みかん畑」では、地元の食材やみかんジュースがいただけるので、訪れた際はぜひ食べてみてくださいね。

主催者へインタビュー!ツアーが生まれたきっかけは?

秋津野ガルテン会長・玉井常貴さん
今回ツアーを開催するにあたって、どのような意図や想いが込められているのか?を主催者のお二方にインタビューしてみました。

田辺はインバウンド化により海外からの観光客が多かったのですが、新型コロナウイルスの感染拡大によって減少、秋津野ガルテン会長・玉井さんは次のアクションを起こすため『リモート×旅』に注目しました。

街中のいたる場所にある田辺の見所を巡るには、徒歩圏内では難しい……。そこでE-bikeを使うことでより快適な旅ができるのでは?と、ご縁がありYAMAPと【E-bikeで巡る観光ツアー】を開催することに。

写真左:YAMAP渡邊さん、右:高橋さん
今回E-bikeや登山のアテンドをしてくださったYAMAPの皆さん。地域の魅力を現地の方と協力し、登山やE-bikeなどアクティビティに興味を持ってもらうきっかけを作りたいと話してくれました。

普段乗るきっかけが少ないE-bikeは、観光ツアーに組み込むことで、新たな経験と発見に繋がりより快適な旅のお手伝いをしてくれます。

参加者には登山初心者の方もいて、山に詳しいYAMAPのスタッフさんが歩き方のアドバイスなどもしてくださり、ツアーならではの安心感がありました。

収穫体験!柏木さんの庭がスゴすぎる


1日目は、柑橘収穫体験をするため秋津野ガルテンのスタッフ、柏木さん宅の園地へお邪魔しました。ご自宅のお庭と思えないほど広く、たくさんの木にいろいろな種類のみかんが実っていました。


柏木さんは農家として納品はせず「趣味でつくってるよ」と笑顔で言いながら、みかんの種、それぞれの味の違いを教えてくれました。

和歌山に住んでいても、なかなかできない収穫体験。一面に広がるみかん畑に感動し、その場で食べるみかんはとってもおいしかったです!

旅のお供はE-bike!電動自転車のアシストで坂道もスイスイ


2~3日目は、いよいよE-bikeで街を探索。E-bikeの魅力は、体力に自信のない方や自転車に慣れていない方でも安心な乗り心地とアシスト力!

E-bikeには4つのアシストモードがついていて、段階によってパワー力が異なり、坂道や下り坂など道に合わせて選べるところがポイント!

アシストなしでも十分乗りやすく軽いですが、よりアシスト力をつけることでほとんど自分の力を使わず乗ることができるので、長時間漕いでも疲れません。


YAMAPが開発した登山アプリは、ハイキングでの道案内だけでなくサイクリングにも最適!今回はE-bikeとともにアプリを起動しながら探索したので、1日の移動距離や運動量にビックリしました。

ツアーで回るからおもしろい!田辺の観光スポット6選

田辺の観光スポットやお店は、離れた場所にあるため車やバスで観光するのがベター。ですが!今回はE-bikeが味方なので、移動距離が長くても安心!田辺で押さえておきたい観光スポットがツアーに組み込まれているのも見所です。

1.奇絶峡と高尾山


一部が吉野熊野国立公園に指定されている奇絶峡(きぜつきょう)は、桜や紅葉がキレイに観れるスポットで、観光客だけでなく地元の方も多く訪れます。


奇絶峡を渡ると高尾山の入り口があり、約2時間半の登山がスタート。和歌山にはいくつか登山やハイキングできる山がありますが、特に高尾山は急斜面が多い登山道。初心者のわたしにはかなりハードな登山でした……。


標高605メートルから見える景色は圧巻!登山中は厳しい道のりに心折れる瞬間がありますが、この景色を見ると「山っていいな〜」と思います。

YAMAPの高橋さんは「ミーティングに追われている!」とPCを開いて、最高の場所でリモートワークをしていました。

2.老舗「辻の餅」のお茶タイム


高尾山を下りて田辺の街を探索!商店街までE-bikeを走らせ、あんこの香りがする「辻の餅」へ。江戸時代から続く老舗で、看板メニューの「おけし餅」は小さくて、柔らかいお餅と甘いあんこは相性抜群。

運動した後の甘いおやつは、疲れが取れますし、癒やされます!

3.和歌山のウユニ塩湖「天神崎」


和歌山のウユニ塩湖と話題になっている「天神崎」。一面に広がる海は、天気と潮のタイミングが合うとウユニ塩湖のような鏡張りになります。

山に登る日もあれば、海で癒やされたりと、和歌山の自然を楽しめるアクティビティが盛りだくさんのツアーです!

4.「ねむの木食堂」で身体に優しいランチ


「ねむの木食堂」は、熊野古道中辺路沿いにある小さなカフェ。地元の食材や身体にやさしいメニューが人気を呼び、道沿いにあるのでアクセスも良好!

熊野古道の入り口から近いため、長い参詣道を歩く前に「ねむの木食堂」で腹ごしらえをする方も多いそう。

5.世界遺産「熊野古道」で巡礼の旅


和歌山に来たら一度は訪れてほしい世界遺産「熊野古道」。紀伊路・小辺路・中辺路・大辺路・伊勢路・大峯奥駈道の6つのコースがあり、日帰りでコースを分けて歩く方や、参詣道の途中で宿泊する方など人それぞれ。

今回は入り口の滝尻王子〜高原熊野神社を歩きます。語り部(案内しながら昔話を語り継ぐ人)が付き添ってくれ、熊野古道の歴史を聞きながら楽しめるのもツアーならでは。

6.さいごは「きりの里たかはら」で和歌山の絶景を堪能!


熊野古道を歩き終えて、最終地点である「きりの里たかはら」でお茶タイム。宿泊もできるので、ここで休暇を取り、翌日は参詣道を進むのもおすすめだそう。テラスから見える和歌山の絶景を最後に、ツアー終了です。

秋津野ガルテンを拠点に、リモートワーク、収穫体験、登山、E-bike、熊野古道と田辺の観光スポットや和歌山の自然を堪能できるツアーは、贅沢すぎるほど和歌山の魅力が詰まっていました。

もう一度行きたいと思える景色がある旅


今回ツアーに参加し、今まで見ることのなかった景色や新しい旅のカタチ、人との繋がりに気付いた2泊3日でした!

きっとこの日がなければE-bikeに乗ることもなかったし、登山を経験することもなかったかもしれません。そしてツアーがきっかけで、運動キライだったわたしが熊野古道・巡礼の旅にチャレンジすることに!

主催者の想いはカタチとなり、将来に繋げる準備が着々と進められていました。ツアーに参加することで、今まで気付かなかった新たな景色が待っているかも?ツアーが本格的に実施されたらぜひチェックしてみてくださいね。

特設ページはこちら。
山と街を巡る旅 TAMAKI|熊野古道中辺路・奇絶峡・高尾山 周辺の観光情報

All photos by Mayu Takano

ライター
MAYU フリーライター

和歌山を拠点に旅するフリーライター。枕が変わると寝れない極度の心配性ですが、行動力と直感はピカイチです。アジアを放浪中、インドにどハマりし宗教や文化に興味を持つ。

RELATED

関連記事