ライター
とぐちみか フリーライター

2017年3月までTABIPPOインターンとしてメディア事業部のライター/編集者、その後プロダクト事業部ではPR/制作を担当。生活史、人類学、路面電車、古道具、犬、旅、犬をこよなく愛してます。

 

しまなみ海道

道後温泉の由緒ある歴史を学んだ後は、この3日間の旅で溜めに溜めた脂肪を燃やすべくサイクリングです。今回サイクリングするのは、サイクリストの聖地ともよばれる「しまなみ海道」!

今回はこちらのサンライズ糸山から、海峡を渡った先の吉海というところまで行きます。

地図で見ると、結構遠そうじゃないですか?結構不安なんですけど。

この橋の先っぽまで行きます。もはや見えないくらいに遠い。これは、遠い。すでにやばい気しかしない。

自転車はこの中から選べます。電動アシストの自転車がある!!!!これ!!これがいいです、わたし!!!

これでした。初めてのクロスバイクです。

似合わなすぎてびっくり。

きちんと乗り方や注意点を教えてもらえるので、クロスバイク初心者でも大丈夫。同行者の奈々さんも真面目に聞いています。

いよいよ出発進行です!悪天候が続いた今回の旅ですが、サイクリングするこの瞬間だけ雨が止みました。よかった〜!

自転車と並行して、海の上を軽快に走れます。ちょっと不安げな笑顔です。

ぎゃ〜!後ろから誰か来る〜〜〜〜〜!!!!!

奈々さんでした。

なんてことしてたら、いつの間にかこんなところにいました。めちゃくちゃ余裕すぎた…むしろどっかで自分ワープしたんじゃないかってくらい、あっという間。どんなに体力に自信ない人でも絶対余裕でいけます。これがち。

■詳細情報
・名称:しまなみ海道
・電話番号:各ターミナルによって異なる
・料金:自転車のレンタル代のみ、通行は無料※平成30年3月31日までの期間限定
・レンタサイクル、ターミナル情報はこちら

 

よしうみいきいき館の海鮮バーベキューが死ぬほど美味しい

サイクリングを楽しんだ後は、渡った先にある道の駅「よしうみいきいき館」にて昼食です!いえーい!

しまなみサイクルオアシス」という、サイクリストのための休憩所のマークが。このマークがついているところでは、空気入れやボトルの給水サービスを行っています。さすがサイクリストの聖地。

こちらでは七輪で海鮮バーベキューを楽しむことができます。隣の鮮魚コーナーで獲れたての海の幸を選んでこちらに持ち込みもOK!もちろんコースもあります。

今回いただいたのは「つしまコース」。サザエ、ハマグリ、ヒオウギ貝、ホタテ、エビ、イカ、魚の切り身。これに鯛めしが一人ずつ付いて…一人2,160円!!!やだ!!!安すぎ!!!!

この右手前にあるのが、「ヒオウギ貝」というもの。普通の貝よりも、貝殻がカラフルなのが特徴です。

奈々さんも戦闘態勢です。

完全に光輝いてます。サザエを焼いたときに出る、この出汁が最高に美味しいんですよね…。このときほどビールを欲したときはありません。運動した後の、海鮮バーベキューでビールって最高なんだけどなあ…また橋を自転車で戻らなきゃいけないので、我慢です。

サザエの身が自分で取り出せなくて、お兄さんに取り出してもらってる奈々さん。

いただいた「はるか」という柑橘系フルーツを堪能する奈々さん。黄色いのでレモンみたいにめちゃくちゃ酸っぱいのかと思いきや、めちゃくちゃ甘くてびっくり。ギャップ萌え。

なんて呑気にご飯食べてたら豪雨になってました。いきいき館で自転車を乗り捨て(返却)して、タクシーで優雅に橋を渡ります。

今回はあいにくの雨でしたが、これから温かくなる春先にはサイクリングとか最高の季節じゃないですか?走った後は海鮮バーベキューでお腹も満たされるし、超リフレッシュできる旅行になること間違いなし。

■詳細情報
・名称:よしうみいきいき館
・住所:〒794-2114 愛媛県今治市吉海町名4520-2
・アクセス:広島方面からお越しの方・・・大島北ICより車で約20分
愛媛方面からお越しの方・・・大島南ICより車で約5分
・営業時間:9:00~17:00、レストランは10:00~16:00 (ラストオーダー 15:00)
・定休日:元旦
・電話番号:0897-84-3710
公式サイト

 

タオル美術館

大分愛媛旅の横断旅も、いよいよ終盤。今回最後に訪れたのは今治市にある「タオル美術館」です。

雨の中必死に写真を撮るわたしを置いて室内に逃げ込む奈々さんが写り込んでますが、メルヘンチックな可愛い建物です。

いろんな種類、いろんなデザイン、いろんな用途のタオルがたくさん。

綿花から糸になり、そしてタオルになるまでの過程も見学できます。普段使っているタオルも、ここまで壮大な人生を経てわたしの手元にやってきてくれたんだと思うと、感慨深いですね。

もちろん美術館なので、ショッピングだけではなくタオルアートもたくさん。当たり前ですが、すべてタオルです。

いつもは実用性だけ重視してしまうタオルがここまで芸術品になりえるとは…人間のわたしよりも有能なんじゃないかと思えてきました。畏敬の念を感じざるを得ません。

これもタオル。信じられなくないですか?タオルの概念変わりました。

ここタオル美術館では企画展も多く開催されていて、現在はミッフィーのタオルアート展や、ムーミンの世界を再現した「ムーミンの世界展」を開催しています(ムーミンは常設展示)。

「ムーミンの世界展」は、大きなムーミン一家の人形や、お家、40mに及ぶムーミンの絵が描かれたタオルなど、とにかくムーミンづくし。見てるだけでかなり癒されました。これはファンが来たら確実に発狂するレベルでたまらないはず。

実用的なタオルから、まるでアートのようなタオルの展示まで楽しめる「タオル美術館」。タオルってどんな人でも使うものなので、お土産に困らないのもいいですよね。お祝いのプレゼントとかもここにくれば絶対素敵なものが見つかるはずです。

■詳細情報
・名称:タオル美術館
・住所:〒799-1607 愛媛県今治市朝倉上甲2930
・アクセス:詳細はこちら
・営業時間:9:30~18:00(ギャラリー見学は閉館30分前まで)
※毎週土曜日、連休(最終日は除く)は開館時間を20:00まで
・定休日:1月第3・第4火曜日のみ
・電話番号:0898-56-1515
・料金:大人1名800円
公式サイト

 

最後まで楽しませてくれる松山空港

今回降り立った大分空港に戻るのではなく、こちら愛媛の松山空港より成田空港に向かいます。

おんせん県おおいたの大分空港には足湯がありましたが、かんきつ王国愛媛にはみかんジュースタワーがありました。よく見ると、上の蛇口が浮いてるのにそこからジュースが下に流れてるんです。謎すぎる。

なお、ここ松山空港では毎月第三日曜日に蛇口から出るポンジュースを楽しめる「ポンジュース蛇口」無料試飲イベントを行っているとか。蛇口からジュース飲むってシュールで可愛い。

大分空港や松山空港の、県の特色を生かしたサービスっていいなあ。有名な特産物のない神奈川県民には羨ましい限りです(よく崎陽軒のしゅうまいとか言われるけど、それ特産物っていうより商品だし)。

 

最後は愛媛県にラブコール

最高に楽しかった、大分愛媛の横断旅。正直、国内旅って楽しめるのか行くまではちょっと半信半疑でした。国内を旅するよりアジアを旅するほうが安かったりするし。

でも、今回ジェットスターで大分まで2時間5,990円で飛んで、大分〜愛媛間を3,100円で渡って、そして愛媛から東京まで1時間半5,990円で帰ってきて、合計たったの約15,080円。やっっっっっっす。

これまでバックパックを背負って海外の地を闊歩するしか頭になかった海外かぶれのわたしも、さすがに今回の旅で国内旅の楽しさに気づいてしまいました。

人生疲れてたけど、15,000円でここまで満喫できるなら、社会人頑張れます。ジェットスターさんに感謝しかない。

よくバックパッカーする子供に大人が「海外のこと知る前に、日本のことを知れ」っていう人いるじゃないですか。海外の楽しさと国内のそれはまた違うものだと思うので、頭ごなしにそういうこと言われるとムカってするんですが、たしかに海外にはない楽しさも国内にたくさんあるものだなーと、じわじわ日本のことが好きになりました。

こういう、お見送りの人と最後まで会話ができる「またねコール」なんていうハートフルなサービスも、やっぱり日本ならでは。というわけで、愛媛県に「またねコール」しておきました。またね〜!

ちなみに、今回の旅は東京からジェットスターで大分県に入り、そのまま船で愛媛県へやってきて、愛媛県から東京に戻るというルートで旅してきました。(こんな旅もサクっとできちゃうんですよっ!)

※今回の横断旅の旅程
1.成田空港〜大分空港まで(ジェットスター)

2.大分の別府港〜愛媛の八幡浜港(フェリー)

3.愛媛の松山空港〜成田空港(ジェットスター)


▼前回の大分県の記事もぜひご覧ください。
「ぬるま湯に浸かってきたゆとり世代のライターが、大分県の温泉に入ったら人生が変わった話」

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とぐちみか フリーライター

2017年3月までTABIPPOインターンとしてメディア事業部のライター/編集者、その後プロダクト事業部ではPR/制作を担当。生活史、人類学、路面電車、古道具、犬、旅、犬をこよなく愛してます。

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