ライター
堂原 有美 幸せプロデューサー

2019年に長年勤めた広告代理店を退社し、世界一周27ヵ国の幸福国を巡る旅へ。「幸福度」と「教育」の相関関係をリサーチ。幸福国で学んだ幸せの秘訣や、教育、文化、政治などの知識を活かし、日本の人たちがもっと幸せに生きられるよう貢献をしたい。

3、常にチャレンジし続けているオランダ


メッペルという田舎街に宿泊したのですが、芸術作品のような街でその美しさに驚きました。映画のセットのような建物と、そこに調和するように緑や公園がたくさん存在しています。また、運河もありそこに浮かぶ船などがさらに街を芸術的に見せていました。


首都のアムステルダムも同様に美しかったです。建物がシックで景観が上品、大人や芸術家が好みそうですね。ここが心地よく感じるのは、その中にも多くの自然や運河が調和しているからでしょう。


オランダが好きな理由は「世界の実験国家」といわれ、先頭をきって新しい政策などにどんどんチャレンジしていることです。まるでベンチャー企業みたい。特に、サーキュラーエコノミーなどの環境政策や、社会的に弱い立場に配慮した福祉政策などは驚くものがあります。

個人的には、そのような社会的活動に大変興味があるため、その動きを見ているだけでも本当にわくわくします。常に好奇心を持ちながら生活できそうな街だと感じます。

4、憧れの楽園、オーストラリア


着いた瞬間、「まさに楽園だ!」と感じた、美しい海岸線に囲まれた国。すぐそばに海があり、山があり、森林がある。野生動物がいる。世界中の文化や食べ物も集まっています。


国の大部分は年間を通してあたたかな気候のため、夏をメインにビーチを思う存分楽しむことができるため、マリンスポーツが好きな人にはたまらない環境です。冬も温暖で快適です。また、大きな都市も点在し、生活設備やインフラも最先端の環境が整っているため、住み心地も抜群です。


申し分ない環境ですが、懸念をあげるとすれば、快適すぎること。ここまで温かくていい環境にいると、自分がだらけてしまうのではないか、と思えてしまいます(なんとも贅沢な懸念ですが)。しかし、ここまで自由で開放的な空気感を感じる国はなかったように思います。まさに、「憧れの楽園」です。

5、つながりを大切にするメキシコ


意外!?と思われるかもしれませんが、実はとても居心地のいい国。周りの目が気にならず、自由で自分らしくいられる空気感があります。


ラテン国家ならではのノリの良さが、自由な気分を加速させています。フェスティバルなども多く、酒場ではみんな飲んで踊って楽しみます。死者の日(日本のお盆にあたる)には、ドクロがカラフルに彩られ、街中に並びます。壁一面にカラフルなアートが描かれた建物も。

メキシコ オアハカ州民俗音楽団 ”Pasatono Orquesta Mexicana” のコンサートにて
家族や親族など人とのつながりが大変濃く、みんな常にリラックスしています。どんなことでも受け入れてくれ、相手の話もしっかり尊重する。そんな関係が、自由でのびやかな気分にさせてくれます。

中心街を離れると、多くの遺跡や自然にもあふれています。大勢で楽しむことが好きな人には、最高の国だと思います。

海外から学ぶ、幸せに生きるヒント

世界には、本当に多くの個性や特徴があります。自分がどの国にマッチするかは人それぞれですが、自分にとっての天国はどこかにあるはずです。リモートワークが進み、環境を変えるチャンスができつつある今、新たな楽しみを見つけることもさらなる幸せにつながりそうです。

All photos by Yumi Dohara

ライター
堂原 有美 幸せプロデューサー

2019年に長年勤めた広告代理店を退社し、世界一周27ヵ国の幸福国を巡る旅へ。「幸福度」と「教育」の相関関係をリサーチ。幸福国で学んだ幸せの秘訣や、教育、文化、政治などの知識を活かし、日本の人たちがもっと幸せに生きられるよう貢献をしたい。

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