オーストラリア英語の方言・訛り
オーストラリアの英語はAussie English(オージーイングリッシュ)と呼ばれ、植民地にされていたイギリスの英語が元となっています。留学やワーホリでは大人気の国ですが「ちょっと聞き取りづらいな」と感じてしまうかもしれません。
イギリスで話されている英語のアクセントに似ていますが、英語がオーストラリアで話されていく中でちょっとずつアレンジが加わって今の形になったので、まったく同じではありません。
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オーストラリア英語は、アメリカやイギリスで話されている英語よりも短縮されている言葉が多いのが特徴です。一番有名なのはG Day「グッダイ」、これは「Good day」の短縮語。
オーストラリアの方言として心配ないよ、大丈夫だよという意味で「No worries(ノーウォーリーズ)」、アメリカ英語で友達を「buddy(バディー)」と呼ぶのに対し、オーストラリアでは「mate(メイト)」がよく使われます。
オーストラリアはワーキングホリデーや留学先として大人気ですが、日本は昔からアメリカ英語を基本として学んできたので、最初は聞き取りづらいと感じるかもしれません。
オーストラリア英語に慣れるためにおすすめの勉強法は、オーストラリア人俳優のインタビュー動画です。例えば、大ヒット映画『グレイテスト・ショーマン』主演のヒュー・ジャックマンや『アベンジャーズ』シリーズのソー役クリス・ヘムズワースなど。
映画やドラマなどの作品では、アメリカ英語またはイギリス英語に変えて演じていることがあるので、YouTubeなどでインタビューを探してみると良いですね。
シンガポール英語の方言・訛り
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シンガポールで話されている英語は「Singlish(シングリッシュ)」と呼ばれ、多国籍の人々が集まるシンガポールならではの方言・訛りを持った英語。
このシングリッシュにはマレー語や中国語などがミックスされて出来上がったと言われており、アメリカやイギリス英語とはまた違います。
例えば、語尾に「〜ma(マ)」や「〜me(メ)」をつけると、疑問形になるという特別な表現もあります。
❐シンガポールの英語「シングリッシュ(Singlish)」を理解する5つのポイント
さまざまな英語の方言や訛りを知って旅に出よう
「英語が通じると思ったのに……」方言や訛りが強い地域で、筆者も同じ英語でも聞き取れなかったり通じないという経験をしました。ただ、それはどこの地域でどんな方言や訛りがあるのか知らなかっただけで、知ることによって困ることは少なくなるはず。
一番大切なのは、はっきりと自分の気持ちを伝えることです。旅で困ったことがあれば一生懸命話せば、例え言葉が通じてなくても伝わることもたくさんあります。
まずは、世界のどんな英語があるのかを知って、楽しい旅に出ましょう。