ツアーに同行する料理人は、西洋人の好みを心得ており、1日3食の食事はおいしかったです。
ミネラルウォーターもツアー代に含まれており、足りなくなることはありませんでした。
Photo by KM777
ここからエルタアレ火山火口まで徒歩3時間半
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猛暑を避けて夕方から火口に向けて歩き始める。山頂までの傾斜はほとんどない。
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カルデラの淵につくとようやく火口が見える。ズーム使用。
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夕食はラクダの背に乗せて山頂まで持ってきてくれた。
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中国人女性が追加料金を出して借りた石積みの鎌倉
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足元は数週間に冷えて固まったマグマ。シャリシャリしており、パリンと割れる。
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明け方の写真!
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帰りは明るいので歩きやすい
求められる体力レベル
歩くルートの傾斜は非常になだらかですが、溶岩で出来た岩場で足元が悪く、しかも夜道をライトで照らしながら行くため、それなりにしんどいです。
ふもとの軍のキャンプを夜5時半に出て山頂についたのは3時間半後の午後9時ころでした。
私たちのツアーの参加者は、イギリス・フランス・イタリアの男性各1、イスラエル女性1、私を含む日本人男性2、中国人男女グループ4の合計10名でした。
年齢層は20代〜40代でしたが、全員が山頂までたどり着きました。
出発前日に宿で会ったイスラエル人のおじいさんのように、軍キャンプから山頂までラクダに乗せてもらうこともできるので、体力に自信のない人も行けないことはないと思います。
何がすごいか
山頂はカルデラ状になっておりその中央に溶岩湖があるため、歩いて上っているときには炎も何も見えません。
カルデラのへりに達して初めて、暗い闇の中、7-800mくらい先に、赤く光るマグマと白い煙が、いきなり視界に飛び込んできます。
日本の感覚からすると、そこから先は立入禁止ですが、この火山のすごいところは、火口の淵まで行けてしまうところ。
足をすくませながら見下ろすと、ぐつぐつ煮えたぎるマグマがまるで生き物のようにうねっています。
硫黄臭さというより花火の火薬の匂いが漂っていて、風が火口の方向から吹くとものすごい熱気で呼吸もできないほどです。
世界広しといえど、これほどの火山活動を間近で見られる場所を私は知りません。
一生に一度の光景が見られるエルタ・アレ火山。是非行ってみてはいかがでしょうか。