ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

ヨーロッパでの鉄道旅行は、実に楽しいものです。様々な列車に乗れることはもちろん、美しい景色や人々との交流も鉄道旅行ならではの楽しみと言えるでしょう。

今回は実体験に基づき「これを先に知っておけば良かった…」という情報をお伝えします。

*編集部追記
2016年9月に公開した記事に新たに加筆しました。(2019/01/13)

 

ヨーロッパの鉄道では、任意予約と強制予約にご注意

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Photo by 新田浩之

「任意予約」と「強制予約」耳慣れない単語ですが、ヨーロッパの鉄道を利用するなら知っておきたいシステムです。

「任意予約」とは簡単に言うと「席を予約しても、しなくてもOK」という意味です。席を予約しなかった場合、空席を見つけて座ることができます。ただし空席であっても、予約済みの座席は座ることができません。

 

予約済みの席は頭上のタグに紙が挟んであったり、このようなサインが点灯されています。人気の高い路線は予め予約することをオススメします。

「強制予約」は文字通り、乗車する際には予約しなければならない、全車指定席となります。切符を入手した際に、号車番号と座席が書かれてあるので、指定された座席に座るようにしましょう。
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Photo by 新田浩之

ややこしいのは「任意予約」の国と「強制予約」の国が混在していることです。列車のチケットを購入する際は、市販ガイドブックの「鉄道」の欄をチェックしましょう。その国が「任意予約」なのか「強制予約」なのかが書かれています。

 

ヨーロッパの鉄道の食堂車は先手必勝

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Photo by 新田浩之

日本では全滅した食堂車(クルーズ列車は除く)。ヨーロッパでも数は少なくなりましたが、まだまだ食堂車が頑張っています。「食堂車でランチを楽しみたい」そのような方もいるでしょう。

ヨーロッパの食堂車を利用する際に、頭に入れておきたいフレーズは「先手必勝」。つまり、お昼どきになると、既に人気メニューが売り切れの場合があるのです。コツとしては少し早めに食堂車に行くこと。ランチですと11時40分くらいに行けばいいでしょう。

 

鉄道の切符の購入はお早めに

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Photo by 新田浩之

予め乗車する列車と日取りが決まっている場合は、切符を買ってしまいましょう。国によりますが、飛行機のように「早割」を採用している場合が多いのです。

「駅の窓口に行けないよ!」という方もご安心を。ほとんどの国で国鉄のホームページから切符を購入することができます。切符は飛行機のようなEチケット。ぜひ早めに購入して、お得な鉄道旅行をお楽しみください。

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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