トレッキング後に得られるもの・こととは?
トレッキングを終えて私が感じたことをまとめてみました。
まず、日常生活ではわからない、酸素、水、電気、ネット、人のありがたみ等がわかるようになります。
▲荷物を運んでいるポーターのシェルパ人です。
特にスタートの街ルクラに戻った時の久しぶりのシャワーや、ビールや食べ物は人生で最高のものでした。
これまでの人生で最大級の達成感を味わうことが出来ます。また、イモトさんや、なすびさんなど、タレントで山登りをする人の凄さや、本物の登山家の凄さも少しは理解出来るようになりました。
そしてリアルドラクエ体験ができます。街で情報を集めて、装備を揃えて、仲間との出会いと別れを繰り返しながら先へ進み、少しずつレベルアップしていく、そんな感じです。
私の世界三周目の2ヵ国目がこのネパールだったので、その後の旅で長距離を歩くことが全く苦ではなくなり、方向感覚や距離感を把握する能力も身に付きました。
その他の情報
どんな人がトレッキングをしていたか?
世界各地から、老若男女、年齢、性別を問わず様々な人が来ていて、個人の人もグループの人もそれぞれ沢山いました。
途中で78歳の日本人女性で一人参加という方と会ったり、トレッキングルートが現地の小学生の通学路にもなっていたりして驚きました。他には、両親が50歳手前で子供達が11歳〜18歳というアメリカから来た家族などもいました。
▲右下に通学中の小学生が写っています。
なんとなくですが、トレッキング中に出会った人の中で3割くらいの人は自分のように山の素人だと思いました。
大変さ
確かに楽ではないですが、富士山へ登山できる体力があればエベレストトレッキングも可能だと思います。実際に私の登山歴は、8年くらい前に富士山に一度登ったのみです。
また、高山病予防で高度順応をするために、途中の同じ場所で2泊するなどして徐々に体を慣らしていくようにしました。
ガイドについて
通常はガイドやポーターを雇いますが、自分のように自力で行く人が1割〜2割くらいいたと思います。そして私もそうでしたが、自力で行く人達同士でグループを組み、一緒に行動するという人達もいました。
▲途中からずっと一緒に行動していたマレーシア人と韓国系アメリカ人。
ガイド無しだと道に迷う恐れもありますが、スマホの地図アプリや、紙の地図、人の情報を上手く活用すれば充分行けました。ガイドを頼む場合は、日本で旅行会社に申し込むよりもネパールに来てから手配をする方が安くなり、費用は1日に1500円〜3000円程のようです。
まとめ
エベレストトレッキングのイメージがなんとなくは伝わったでしょうか? 5500m級の場所に行くには往復で10日間程はかかり、体力や日数などの面から見てもそう簡単に行ける場所ではありません。
このような急な登りもあります。画像の下の方に移っているのは赤い服を着た人間です。
また、実はカトマンズから200USドル程で乗れる小型機でのフライトでも、エベレストを自分の目で見ることが出来ます。しかし実際にトレッキングをして自分の目で見る方が、感動はずっと大きいと思います。
そしてトレッキング後には、「もう二度と来ることは無いかな」と思っていましたが、記事を書いたり人に話したりしているうちに「また行ってみたい」と思うようになってきました。この記事を読んで興味を持ったという方で、もし日程が合えば、私と一緒にエベレストトレッキングに行きましょう!
All photo by 増戸 聡司
私のブログでは、この記事には書ききれなかった情報や、トレッキング中の毎日の様子なども載せているので、もっと詳しく知りたい方は是非見てみてください。