しゅん 世界一周はじめました。店主

2017年1月より世界一周をスタート。 1988年生まれ・北海道出身・水曜どうでしょう育ちの旅ブロガー。 『瞬旅(またたび) | 世界の100人に密着インタビュー』の中の人。

本日のお題:デートのお代は、男が全額払う?割り勘にする?

CNE1(テキスト)

photo by Shun

 ドニー先生今日の議題は、デートのお代は誰が払うかだ。きみの意見を聞かせてくれ。

しゅん「うーん、基本的には割り勘かな。カフェ代や少額のものは、ぼくが全額払う。その他はちょっと多めに出すかなー。例えば夕飯代が3,500円の場合は、2,000円出して後はよろしくね。みたいな。ただし、誕生日や記念日など特別な日、学生と社会人みたいに経済力に差がある場合は、ぼくが全額払うよ。」

正直、これがベストアンサーだと思っていました。一般的な日本人の感覚としてそんなにズレていない(と思う)し、程よい妥協点かなと。ですが、ドニー先生の意見は全然違ったんです。

ドニー先生おぉ、本当か⁉︎フィリピンでは、デートのお代は全額、男が払う。デートでお代を払うことで、愛の深さや本気度を伝えているんだ。彼女のことを愛していたら当然じゃないか。

しゅん「愛の深さとお勘定は関係ないと思うけど…貧富や収入に関係なく、フィリピン男性はデートの度に全額支払うのが普通なの⁉︎」

ドニー先生一般的にそうだ。だから、フィリピン人はいい仕事に就けるように頑張るんだ。

しゅん「でも毎回、男が払うんだよね?それって、フェアじゃないじゃん!」

ドニー先生いいや、これはフェアだ。」

しゅん「え、ちょっと待って、フェアの意味がわからない。もう少し詳しく教えて。」

ドニー先生よし、いいだろう。ボーイフレンドとガールフレンドの時は、男がお代を全額払う。その間、女性はその分のお金を貯めることができる。そして、最終的に夫婦になると2人の財布は一緒になるだろ?すると、どうだ?男性がお代を払うことは、未来のお財布から、ちょっとお金を出しているだけなんだ。だから、結果としてフェアになるんだ。

しゅん「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!!!(我が師匠!)」

世界にはこんな考え方があるのかと、鈍器で頭を殴られたような強い衝撃を感じたのを今でも思い出します。

 

フィリピン語学留学で、人生を学んだ3ヶ月間

ドニー先生_3

photo by Shun

仕事、生活、お金、恋愛、友人関係、果てには人生まで——。

英語を神父さんに習うのって、日本語をお坊さんに習うようなもので、その考えの深さにいつも驚き、感動し、次の展開が楽しみで仕方ありませんでした。

「日本を飛び出して、語学留学に挑戦して本当に良かった!」

初めの頃は自分の意見を言うのが苦手だったものの、ドニー先生が上手く話を引き出してくれて、自分の考えやスタンスが整理されくるのであら不思議。(後に、この現象をドニーマジックと勝手に名付ける。)

良いことも悪いことも、例え日本語で話すのが難しい話題であっても、本心で腹の底まで深くまで話し合った3ヶ月間でした。

上記の写真は最後の授業で撮った1枚。「これでドニー先生と話すのが最後なんだ。」と思うと悲しくて悲しくて、2時間ずっと泣き続けていました。

今日の授業はなんだろう?って楽しみで1日が始まる。とても幸せな日々ですよね。

 

実際に旅立ってみて感じている、英語が旅にもたらしてくれた恩恵

CNE1(卒業式)

photo by Shun

学校で学んだ英語ってどうなの?実践レベルで使えるの?って思いますよね。テストの点数は飛躍的に上がったものの、自分もここはすごく不安でした。

安心してください。バッチリ通じるし、理解出来ます!

ドミトリーが同じだった、アメリカ・イギリス・イタリア・インドネシア・中国の人と話して、「今日は何したのー?」「オススメの場所はあるー?」などから始まり、共有スペースで話したり、一緒に飲みに行ったり。

 

学校外の実戦でも、きちんと話して、相手の言ってることを理解して、時には冗談に笑ったり(自分からは言えないけど)。意思の疎通が取れることを知れた時は、本当に本当に嬉しかったです。

「英語を話せるようになるなんて夢のまた夢——。」なんかじゃないようです。

 

もし世界のどこかで、国境で助けてくれたドイツ人の彼に会えたなら。今だったらお礼を丁寧に述べてから、ビールで乾杯し、その後の話に花を咲かせたいものです。

こうして、いろんな国の人と関わり、繋がることで、大切な旅の思い出がまた一つ増えていく。そんな幸せを噛み締めながら、今日もぼくは世界を旅しています。

しゅん 世界一周はじめました。店主

2017年1月より世界一周をスタート。 1988年生まれ・北海道出身・水曜どうでしょう育ちの旅ブロガー。 『瞬旅(またたび) | 世界の100人に密着インタビュー』の中の人。

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