ゆったり読書もおすすめ
フランス滞在中に驚いたのは、本を片手に公園で時間を過ごす人の多さです。日本では、公園で本を読む人というのは、なかなか見かけないのではないでしょうか。
フランスでは、カフェにもテラス席が多いことからもわかるように、太陽の下で時間を過ごすことがとても好まれています。読書も温かい日の中でしたいという人が多いのも頷けますね。
公園で本を読んでいるのは、若い学生だけではありません。昼間には、ご老人なども本をもって公園に来ている姿をよく見かけます。ベンチに座ってゆっくりと本を読んで過ごす午後は、とても贅沢ですね。
本を読むために、マットを持参して公園に来る人もいるほど。公園だけでなく、ビーチでも読書をしている人を見かけることも多いです。周りの雑音も本に集中すると、丁度良いBGMになります。
読書好きの方には、ぜひ公園で読書を試していただきたいです。本をきっかけに、周りの人との会話が弾むこともあるかもしれませんね。
お昼寝のために公園へ行く人も
フランスの公園でよく見かける光景の1つに、レジャーマットなどを引いて、横になっている姿があります。日光浴が好きな人も多いので、天気がよく、晴れた日には、必ずマットやランチをもって公園に行くという人もいるほど。
公園で横になってそのまま寝ている人が多いのにも驚く方は多いのではないでしょうか。これはパリなどの大都会ではあまり見かけませんが、落ち着いた郊外の公園などでは、公園の芝生でお昼寝しているという人もとても多いです。
昼寝が目的ではなく、肌を焼くことを目的に公園で横になっている人もいます。日本では一般的に白い肌がきれいと言われますが、フランスではこんがりと焼けた肌が健康的で好まれているので、そのために日光浴をしている人も見かけます。
日本の公園で寝ていると変な人に見られてしまうこともありますよね。ぐっすり眠るのは危険ですが、芝生でゆっくりと横になって自然を楽しんでみてはいかがでしょうか。
観光客は盗難に注意して楽しもう
公園で読書やお昼寝など、日本ではあまり見かけないものの、フランスでは定番の過ごし方もご紹介してきました。フランスに来たときには、日常の雰囲気を味わうために、ぜひ公園で時間を過ごしてほしいです。
しかし、観光客ならではの注意すべき点もあります。それは、盗難や犯罪に巻き込まれないように気を付けることです。公園でゆっくりしている間に荷物を盗まれた、危ない人に公園で声をかけられて、お金を取られそうになったという話もよくあります。
安全のためには、荷物は必要最低限にすること、大金は持ち歩かないこと、そしてパスポートなどの重要書類はホテルなどで預かってもらったり、鍵がかかる金庫にしまって置くなどの対策をしましょう。
フランスの日常を体験する気持ちを持ちながらも、観光客であることは忘れずに、荷物管理と安全には十分気をつけてくださいね。
フランスの日常を味わうなら公園へ
フランスの人々の生活に欠かせない公園での時間。あなたもぜひ公園でゆっくりとした時間を過ごして、フランス人の日常を味わってみてください。
本を読んだり、ただただ横になってゆっくりしたり、観光地を巡るだけでは得られない特別な時間を過ごすことができますよ。忙しく観光名所を回る旅行に疲れたときの休憩にも公園はおすすめの場所です。
パリはもちろん、郊外都市にも街の中心に公園があります。公園や広場を中心にした街のつくりからも市民の憩いの場として公園が機能していることがわかりますね。安全には十分注意した上で、いつもとは少し違った時間を過ごしてみてください。