皆さんはジョージアという国をご存じでしょうか?
近年、デジタルノマドの聖地として注目を集めている国の一つです。
日本人旅行者はまだ少ない印象のジョージアですが、じつは知る人ぞ知る「美食大国」。ジョージアを訪れたなら、本場のジョージア料理は絶対に外せません。
しかし、初めての訪問では、どの料理を選ぶべきか、どのお店が良いのか迷うこともありますよね。
そこで、本記事では、ジョージアに半年間滞在した僕が厳選した必ず食べたい絶品料理とおすすめのお店をご紹介します!
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ジョージアで必ず食べたい絶品グルメ5選
ジョージアの伝統チーズパン「ハチャプリ」
ハチャプリは、ジョージアの国民食ともいわれる「ジョージア風チーズパン」です。
ジョージア語で「ハチャ」はチーズ、「プリ」はパンを意味します。
発酵させた生地にたっぷりのチーズを詰めて焼き上げるハチャプリは、地域や家庭ごとにさまざまなスタイルやバリエーションがあります。
写真のハチャプリは「アジャルリ・ハチャプリ」と呼ばれる種類で、中央に卵黄とバターが乗っているのが特徴です。
せっかくの食欲をそそる美しい見た目なハチャプリですが、食べる際は、卵、バター、チーズをよく混ぜ、生地に絡めながらいただきます。
街中にはハチャプリ専門店が多く、ジョージアに訪れたらまず最初に味わいたい一品です。
世界一にんにくを美味しく食べるための料理「シュクメルリ」
ジョージア料理の中で、シュクメルリの名前だけは知っているという方も多いのではないでしょうか。
シュクメルリは松屋の第3回復刻メニュー総選挙で1位に選ばれた、話題のジョージア料理です。
その正体は、鶏肉をにんにくが効いたソースで煮込んだ料理で、本場ジョージアでは「世界一にんにくを美味しく食べるための料理」と称されるほど、濃厚な味わいが特徴です。
一方、日本で提供されるシュクメルリは、日本人の味覚に合わせて少しシチュー風にアレンジされている印象を受けます。
僕がジョージアを訪れて一番ハマった料理が、このシュクメルリでした。パンを添えて、ソースに絡めて食べるのもおすすめです。
ジョージア風小籠包「ヒンカリ」
小籠包のような見た目が特徴のヒンカリは、ジョージアの伝統料理の中でも絶対に外せない一品です。
中にはジューシーな肉と野菜、スパイス、が閉じ込められており、周りの皮をかじると閉じ込められていた肉汁が溢れ出てきます。具材には、定番の肉入り以外にも、チーズ、ジャガイモ、キノコなど多彩なバリエーションがあり、お店ごとに個性が楽しめます。
食べる際は、ヒンカリの先端を手でつかみ、まずは肉汁を吸ってから中身を味わいましょう。
ハーブが効いたジューシな肉汁は熱いですが、絶品なのでぜひ最後の一滴まで味わってみてください。
ジョージアで親しまれる伝統料理「オジャフリ」
オジャフリはジョージア語で「家族の」という意味を持つ料理です。
その名の通り、ジョージアの家庭で親しまれてきた伝統的な一品。また、「ジョージア風ジャーマンポテト」とも呼ばれることがあります。
ハーブとにんにくの香りが特徴で、そのシンプルながら奥深い味わいは、一度食べたら病みつきになること間違いなし。
非常にシンプルな料理ですが、どのお店で注文しても間違いのない、安定の美味しさを楽しめるジョージア料理です。
ジョージアのもっとも伝統的な菓子「チュルチュヘラ」
チュルチヘラは、ぶどう、小麦粉、ナッツ類を使って作られるジョージアの伝統菓子です。
ジョージアの街中では、棒状にぶら下がったチュルチヘラがいたるところでで販売されています。
ワインで有名なジョージアでは、秋のぶどう収穫期にこのお菓子が作られるのが一般的です。保存食としても親しまれ、じつは栄養価が高いのも特徴。
味の好みは分かれるかもしれませんが、ジョージア最古のお菓子ともいわれるチュルチヘラは、一度は試しておきたい逸品です。
ジョージア料理と一緒にワインも楽しもう
ジョージア料理と並んで絶対に外せないのが、なんといっても「ジョージアワイン」です。
ジョージアは「ワイン発祥の地」として知られ、8000年以上続くワイン造りの歴史を誇ります。
特に、ジョージア独自の「クヴェヴリ」という土器を使った醸造法はユネスコ無形文化遺産にも登録されています。
この製法で作られたワインは、自然派の深い味わいと独特の香りが特徴。地域ごとに異なるぶどう品種を使った多様な味わいも魅力です。
ジョージアを訪れるなら、ぜひ現地のワイナリーで本場のジョージアワインをテイスティングしてみてください。
ワインと共に、この地の文化と歴史を存分に感じられるはずです。