その時の返事は、「お前は、中国かどこかから来ただけだろう。よそ者でいる限り、中には入れないぞ」そうです、私はただのよそ者です。(中国人ではありませんが、区別できないのは仕方がないことですね…)
暇つぶし程度に視察に来た、見知らぬ男だと思われたのでしょう。本格的に、近くに居住しなければ、コミュニティの中には入って行けません!通算滞在歴が1年を超えましたが、まだまだ不十分です!
「黙って、お金を払いなさい」
photo by Shunya Ohira
私が大事なパートナーとして接していた人からの一言でした。正直、このような人が多く居るかと言えば、そうではありません。でも、この言葉は強烈でした。自分は、金づるとしか思われていなかったということですね。これもまた、先ほどの「信頼を獲得できていない」という話に繋がってきます。
「うそ?」としか言えない瞬間ですが、相手が誰であろうと油断するなということですね。
「結局、馬鹿にしているだけだろ」
photo by Shunya Ohira
ガーナの人々と話をしていると、どうも怠慢になることがあります。完全に自分のせいなのですが、全体としての空気がゆっくりしていることも理由の1つです。散々「では、詳細を送りますね!」と言ったにも関わらず、その件が遅れ「結局、馬鹿にしているだけだろ」とお叱りを受けました。
これを真っ正面から言ってもらえるだけ、有り難い限りです。相手のゆるゆるとした空気を許しつつ。自分はテキパキと日本人らしく動く。「人に甘く、自分に厳しく」の究極のかたち!
「日本人とガーナ人」という枠組みを超えること
photo by Shunya Ohira
結局、自分が中途半端な関わり方しかできない限り、ガーナの人は心を開いてくれないということ。まだまだ、「アジアから来たやつ」くらいとしか思われていない。ここガーナ、西アフリカの周辺国では、表面上のビジネスは成立しません。
これは、極めて高いハードルでもありますが、むしろ、人と人との繋がりを大事にする文化の現れでもあるはずです。ここでの話はビジネスを通したものでしたが、観光だけでも、「心地よくて泥臭い人間味」が感じられるはずです。
これらの国の人は、正直にズバズバと言ってくれます。「自分の心を見透かして欲しい」、「正面からドーンとぶつかってくれる誰かが欲しい」というあなたには、ガーナを中心として西アフリカの旅行がお勧めかもしれませんよ。
@Shunya_Ohiraは、YOSO-Walkにて、アフリカを中心とするビジネスや海外移住の情報を更新しています!