編集部

三重県うまれ、気づいたら住民票は茨城県。旅をこよなく愛し、放浪するあまり「どこにいるかわからない」と聞かれる始末。2023年にTABIPPOへジョイン。Instagramでは#miiitrip_〇〇というオリジナルハッシュタグで旅情報を発信中。さつまいもとカヌレ、きらきら光る水面が好き。

「飛騨高山行ってみない? 」そんなお誘いが友達から来た。

飛騨高山といえば、東京からだと電車を乗り継いで4時間くらいかかる長旅になるけど、どうやら「GOOD LOCAL」をテーマにしたおもしろいホテルがあるらしい。

「旅で世界をもっと素敵に」をビジョンに掲げて、「あたらしい旅をつくる」をミッションにしているTABIPPOとして、「GOOD LOCAL」な旅を紹介するというのはまさに使命では。

どんな出会いが待っているのだろうか。大きな期待を胸に岐阜県・飛騨高山エリアへ、GOOD LOCAL探しの旅に出かけることにした。

東京駅からは新幹線で名古屋駅まで行き、そこからは特急「ひだ号」に乗り換えて高山駅へ。

飛騨 景色
ひだ号に揺られながら眺める車窓からの景色は最高。深緑の緑と飛騨川の青がとっても美しくて、心が癒される。夏に飛騨高山旅へ誘ってくれたマイフレンドあっちゃん、ナイス!

ひだ号、価格はちょっと高かったので名古屋からレンタカーで来てもよかったかな……なんて思っていたけれど、そんな後悔はどこへやら。

ぼーっとしながら景色を眺めるのは運転してたらできないからね。電車で正解!

hotel around TAKAYAMA 外観
美しい深緑を楽しんでいたら、あっという間に高山駅に到着。改札を出てみると目の前に今回の旅の拠点となる[hotel around TAKAYAMA]が見えた。思っていたよりも駅から近い。

今回の飛騨高山旅のテーマ「GOOD LOCAL」のヒントもありそうだし、荷物を置きがてら先にホテルへ行ってみることに。

GOOD LOCAL探しのヒントはホテルのロビー&ラウンジにあり

GOOD LOCAL SUQUAREこちらは地域のお土産が並ぶ「GOOD LOCAL SQUARE」
ホテルのエントランスを潜り抜けると飛び込んでくるのは「GOOD LOCAL」というキーワードたち。

GOOD LOCAL 100「GOOD LOCAL 100」のカードは持ち帰りOK!自分だけのオリジナルガイドブックが作れちゃう
地域のお土産が並ぶ「GOOD LOCAL SUQARE」に、飛騨高山の「GOOD LOCAL MAP」、そして一番気になるのはカードがたくさん掛けられた「GOOD LOCAL 100」。

hotel around takayama
「GOOD LOCAL 100」に近づいてみると、なんとカード一枚いちまいに、飛騨高山の「GOOD LOCAL」なスポットの紹介が書かれている。

GOOD LOCAL MAP壁一面を使って描かれている「GOOD LOCAL MAP」
横の壁にでかでかと描かれた「GOOD LOCAL MAP」で位置関係を把握しつつ、気になるスポットのカードを選んでいく。

1日目は少し足を伸ばして飛騨古川エリアへ、そして東京へ帰る明日はホテル近くの高山エリアを巡ることにした。

カラダにいいこと、探しに行こう

今まではあんまり気にしていなかったはずなのに、近頃は自分の健康を気にかけるようになってきた。

運動しなきゃ、とか。カラダにいいもの食べなきゃ、とか。

ヘルシーって重要だ。

これは大人になった証拠?

飛騨にもヘルシーライフのヒントがあった。薬草だ。

飛騨の山々は、薬草の宝庫。245種類以上もの薬草が自生しているという。そして飛騨市は薬草の普及や市民の健康づくりのために「飛騨市薬草ビレッジ構想プロジェクト」という取り組みまで発足しているらしい。飛騨市は、薬草にも、ヘルシーライフにも本気だ。

飛騨古川
カラダにいいこと、じぶんに必要な薬草探しへ。1日目のテーマは「ヘルシーライフ」。

12種類から選ぶ、あなたのカラダが欲しているのはどの薬草?

ひだ森のめぐみ
薬草を使ってオリジナルのブレンドティーを作れると聞いて、向かったのは[ひだ森のめぐみ]。

薬草茶づくりなんとなく聞いたことのある薬草もあれば、初めて聞く薬草もあったり。薬効が気になる。
ここでは12種類の薬草から、4つを選んでブレンドティーを作る「ティーセレモニー」の体験ができる。

「薬草ってなんだかカラダに良さそうじゃん」と思って選んでみたティーセレモニーだったけれど、話を聞けば聞くほど薬草ってすごい。

例えば、漢方を健康のために取り入れている人。もし、その、漢方の効き目が弱くなってきたな……と感じたらそれはミネラル不足。現代人はミネラルが不足しがちと言われているけれど、そもそもミネラルは体内では生成できないもの。そしてそのミネラルを摂取できるのが自然の中で育った薬草なんだって。

薬草茶薬草の香りも一つひとつまったく違う。ひとつひとつ香りを試してみて。
そもそも薬草は「薬効」を求めて摂取するイメージだったから、「ミネラル」を摂取するという発想が驚き。そして[ひだ森のめぐみ]で用意されている薬草はどれも高温で焙煎されたものなので、薬草特有の「苦い、臭い」がなくスッキリ飲める!

薬草茶ブレンドティーづくりしっかり12種類の全ての香りもチェックしたあっちゃん
ぜひ、一つひとつの薬効を学びながら自分のカラダが必要としている薬草を選んで、自分だけの特別なハーブティーを作ってみよう。

■詳細情報
・名称:ひだ森のめぐみ
・住所:〒509-4235 岐阜県飛騨市古川町弐之町6-7
・地図:
・アクセス:飛騨古川駅から徒歩約5分
・営業時間:10:00-16:00
・定休日:年末年始
・電話番号:0577-73-3400
・料金:ティーセレモニー(オリジナル薬草茶づくり)1,500円
・所要時間:30分
・公式サイトURL:http://www.city-hida.jp/yakusou/
・備考:ティーセレモニーは前日までに要予約

おいしく食べられる薬草ランチ

テーマ「ヘルシーライフ」と称して飛騨古川へやってきているので、もちろん薬草スポットは1つでは終わらせられない。

蕪水亭OHAKO
薬草を使ったランチプレートが楽しめる[蕪水亭OHAKO]というカフェへ、間髪入れずに直行。

ひだ森のめぐみで「薬草は苦い、臭い、不味い」という謎の固定概念は払拭され「おいしく飲めるハーブティー」までは昇華された。次は食である。

じつは[ひだ森のめぐみ]のオーナー北平さんが、[蕪水亭OHAKO]も手がけている。ならばきっと薬草もおいしくいただけるであろうという絶対的な信頼を胸に薬草ランチプレートを注文。

蕪水亭OHAKO
パッと見、どこに薬草が使われているのかわからないほど、おいしそうなハンバーグがメインのランチプレート。

まずは気になるハンバーグから。箸を入れてみると中がほんのり緑色で、口に含んだ瞬間、緑の優しい香りが鼻を抜ける。ハンバーグにはメナモミを混ぜ込んでいるのだそう。

メナモミは血液の流れを良くすると言われており、「血管のお掃除屋さん」と呼ばれているのだとか。

ほかにも、薬草特有の苦さや香りをまったく感じさせないさっぱりとしたオリジナルドレッシングがかかったサラダや、飲むだけでカラダがぽかぽかしてくる8種の薬草が入ったスープなど。

蕪水亭OHAKO デザート
カラダにいいものを取り入れて、しっかり体調を整えて。旅行2日目の明日も楽しもう。

蕪水亭OHAKO ソフトクリームついさっきランチを食べて、デザートまで食べたのに、やっぱりソフトクリームは別腹なあっちゃん

■詳細情報
・名称:蕪水亭OHAKO
・住所:〒509-4234 岐阜県飛騨市古川町壱之町3-22
・地図:
・アクセス:飛騨古川駅から徒歩約5分
・営業時間:11:00-16:00|カフェタイム 11:00-16:00 (LO15:30)/ ランチ 11:00-14:00
・定休日:不定休
・電話番号:0577-73-0048
・公式サイトURL:http://www.busuitei.co.jp/

飛騨古川の町をぶらぶらと散歩しつつ、気がつけば夕方。

hotel around TAKAYAMA 外観提供:hotel around TAKAYAMA
明日は朝早くから行動するので、1日目は早めにホテルへ戻ってゆっくり過ごすことに。

[hotel around TAKAYAMA]のホテルステイ

まずは夕食前に早めのお風呂へ。夏でも涼しい飛騨高山といえど、やっぱり夏は汗をかく。

hotel around takayamaもはやこのバッグを持ち歩きたいがために大浴場へ行こうという気持ちになる。それくらいのキュートさ。
お部屋にあったかわいいお風呂用バッグをもって、大浴場へ。

hotel around TAKAYAMAシックな色味で統一されたお部屋

hotel around takayamaお部屋に用意されていた[hotel around TAKAYAMA]オリジナルのタブロイド紙。ここにも飛騨高山の「GOOD LOCAL」情報が盛りだくさん。
お風呂でさっぱりしてから少しお部屋で休憩をして、お待ちかねの夕食へ。メニューは飛騨牛の鉄板焼きと聞いている。飛騨高山といえば一番に思い浮かべる人も多いであろう飛騨牛の”鉄板焼き”!

hotel around takayama 夕食
[hotel around TAKAYAMA]の夕食には、メインの飛騨牛のほかにも自慢の地元食材がふんだんに使われている。飛騨産の生乳から作られたモッツァレラチーズ、飛騨の古地鶏の燻製、「ぎせいやき」というこの地方で食べられている焼き豆腐など、珍しい料理を前に心が躍る。

hotel around takayamaお箸でもっているのが私的イチオシだった飛騨産の生乳から作られたモッツァレラチーズ
「GOOD LOCAL 100」や「GOOD LOCAL MAP」などのコンテンツ以外にも、しっかり食で「GOOD LOCAL」を体験させてくれる、[hotel around TAKAYAMA]。

hotel around takayamaボリュームのあるコースを食べたあとでもペロッと食べられてしますさっぱりチーズケーキ
食後には「DISCOVER GOOD LOCAL」と描かれたデザートプレートまで準備してくださり、「2日目もしっかり飛騨高山の魅力発見してきます!」という気持ちに。

編集部

三重県うまれ、気づいたら住民票は茨城県。旅をこよなく愛し、放浪するあまり「どこにいるかわからない」と聞かれる始末。2023年にTABIPPOへジョイン。Instagramでは#miiitrip_〇〇というオリジナルハッシュタグで旅情報を発信中。さつまいもとカヌレ、きらきら光る水面が好き。

RELATED

関連記事