ライター
Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

こんにちは。現在ドイツ在住ライター・Yuです。世界にはさまざまな世界遺産があります。その数なんと1121件!(2021年2月現在)

誰もが知っている世界遺産もあれば、まだあまり知られていないマイナー世界遺産もまた数多くあります。

今回は、魅力的なのにまだまだ知られていない、アメリカ・モンタナ州とカナダ・アルバータ州の国境をまたいだ世界遺産、「ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園」について紹介していきます。

恐怖の断崖絶壁ドライブ、エメラルドグリーンの湖、聞いたことのないような野生動物など、ユニークかつ心揺さぶられる絶景の宝庫の世界遺産です。

いつか行ってみたい場所リスト作りの参考にしてもらえれば嬉しいです!

グレイシャー国立公園とは

photo by Yu Villegas
「氷河が作った美術館」とも称される、アメリカ・モンタナ州北部と、カナダ・アルバータ州の国境をまたいだ広大な「ウォータートン・グレイシャー国際平和自然公園」。

氷河とロッキー山脈、湖の絶景と、野生動物たちの生態系が崩されず何万年も残っていることから、1995年、ユネスコの世界遺産に登録されました。

また、他の有名な国立公園のように観光地化されておらず、観光客も少なく、手つかずの自然をのんびりと心ゆくまで楽しめるのも魅力です。

日本からのアクセス方法

日本からモンタナ州への直行便はないため、まずはシアトルやデンバーへ行き、そこから公園最寄りのカリスペル空港へ乗り継ぐ方法が一般的です。

広大な公園内を移動するには車が必須なので、空港からレンタカーを借りましょう。

海外でのドライブは不安という方もいるかと思いますが、モンタナ州内は道幅が広く交通量は少ないので、運転に自信のない方でも安心して運転できると思います。雄大な景色を楽しみながらのドライブは格別ですよ。

■詳細情報
・名称:グレイシャー国立公園
・地図:
・アクセス:カリスペル空港から車で45分
・電話番号:+1 406-888-7800
・料金:車1台につき35ドル(7日間出入り自由)
・公式サイトURL:https://www.nps.gov/glac/index.htm

恐怖の断崖絶壁ドライブ、でも行く価値ありの絶景ポイント「ゴーイング・トゥ・ザ・サンロード」

photo by Shutterstock
まず紹介したいのは、公園を東西に横断する「ゴーイング・トゥ・ザ・サンロード(Going to the sun road)」。

これは、東のセントメアリー湖と西のマクドナルド湖を結ぶ、85キロメートルにもおよぶ公園内随一の絶景ドライブコースなんです。

エメラルドグリーンの湖やロッキー山脈の神々しいまでの姿、珍しい野生動植物を見かけることも多く、グレイシャー国立公園の魅力をギュッと凝縮したようなコースになっています。

いたるところに駐車スポットがあるので、気になる箇所では、ぜひ車から降りてその絶景を楽しんでください。

photo by Shutterstock

基本的に簡単なドライブコースですが、中には、崖すれすれを運転する箇所があり、かなりヒヤッとします。

個人的にはレンタカー推しですが(気になる絶景スポットで、好きなときに停車、時間を気にせず滞在できる)、この断崖絶壁ドライブはちょっと……という方は、園内を運行する小型バスもあるのでご安心ください!

園内の東部・西部それぞれから運行するレッドバスツアーズは、滞在先のロッジからの送迎も可能。詳細はホームページをご確認ください。

■詳細情報
・名称:Red Bus Tours
・電話番号: (303) 265-7010
・公式サイトURL:https://www.glaciernationalparklodges.com/red-bus-tours

エメラルドグリーンの「マクドナルド湖」でウォーターアクティビティ

photo by Yu Villegas
次に紹介するのは、園内で最も大きい湖である「マクドナルド湖」。

キャンプ場やコテージをはじめ、土産物屋や各種ウォーターアクティビティの貸し出しサービスもあり、園内でも賑わいのあるエリアです。エメラルドグリーンの湖面にロッキー山脈の山々が映え、心が洗われるような美しさです。

photo by Yu Villegas
どこまでも続く大空と、大迫力のロッキー山脈を背景にするカヤックは最高!のひとことです。

湖面もとても穏やかなので、老若男女問わず楽しめます。当時1歳の娘も、パパと二人乗りカヤックを楽しんでいました。

photo by Yu Villegas
こちらはパドルボードを楽しんでいるカップル。人気のアクティビティのようで、たくさん見かけました。私も次回は挑戦したい!

photo by Yu Villegas
もちろん湖水浴も楽しめます。これは7月に主人と甥っ子が、湖面にダイブしたときの写真。7月でも絶叫するほどの冷たさだったそうなので、ダイブする際にはご注意を!

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Yu Villegas 元パティシエ&日本語教師

娘二人が産まれてからも、旅は引き続き人生の生きがい。格安航空券を見つけては、週末旅に出かける日々。元パティシエ&日本語教師。旅で何よりも楽しみなのは、そこでしか食べられないローカルフードや地元の人々との交流。渡航国数34ヵ国。現在はワーホリ以来12年ぶりにドイツ滞在中。 インスタやブログでも旅情報を発信中。

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