ライター

東京都出身。大学在学中にNZ留学、卒業後は英国大学院修了。写真、島、一人旅好きな会社員。  休日はフィルムとデジタルのカメラを抱え各地で撮影。海外の友人おすすめの場所を訪ねたり、国内の癒し旅にも出掛ける。

まるで異世界!?南原千畳岩海岸

ゴツゴツした溶岩が広がる
大賀郷エリアにある、有名な観光スポットの南原千畳敷岩海岸に移動。

じつは最初旅程に入っていませんでしたが、せっかくなのでと寄っていただきました。今回は日中に行きましたが、夕日も綺麗だそうです。

正直八丈島を調べた際には興味を持っていなかったものの、行ってみるとその迫力に驚きました。溶岩が固まってできた地面が海の方まで広がり、他の惑星に降り立ったかのような感覚。

南原千畳岩海岸から見る八丈小島
波が打ちつけて大きな水飛沫が上がる光景や、その先に見える八丈小島は圧巻です。運が良ければ鯨も見れるそう!

■詳細情報
・名称:南原千畳岩海岸
・住所:〒100-1401 東京都八丈町大賀郷
・地図:
・公式サイトURL:https://www.town.hachijo.tokyo.jp/kankou_spot/okago.html#07

地元のラーメンを食べて一人で写真散歩

お散歩中に見つけた綺麗な花
ガイドさんと別れた後は、おすすめしていただいたラーメン「蓮華」さんへ。

地元の唐辛子を使っており、辛いから気をつけてと言われていたので控えめでとお願いしましたが、口から火が出るかと思いました!笑

でも、辛いだけではなく、とてもおいしく、体がすっきりしました。そのあとは、カメラを片手に、三根地区にある島唯一の人口砂浜である、底土海水浴場を目指して歩きました。

■詳細情報
・名称:蓮華
・住所:〒100-1511 東京都八丈町三根349
・地図:
・公式サイトURL:https://renge-aotongyoza.web.app/

ローカルな街並み
写真好きあるあるですが、あえて横道に外れたりしながら、のんびりと穏やかな島を感じることができました。

ゴールの海水浴場は、ピーク時期ではなかったためか人が少なく、ゆっくりと座ってぼーっとすることができました。

【3日目】いよいよ八丈富士登山に出発!幻想的な霧の中、お鉢巡りと火口の浅間神社へ

火口へ降りた先は鬱蒼とした緑が生い茂る
八丈富士の標高は、854.3メートル。東京諸島最高峰の成層火山であり、活火山です。

普段着の方も沢山いらっしゃいましたが、足元が悪かったりするので、しっかりと登山の装備で登ることをお勧めします。

風が吹き荒れる稜線を回るお鉢巡り

この日も同じガイドさんと、もう一人のお客様と一緒に八丈富士へ。下から登ることもできますが、私たちは中腹の登山口まで車で行きました。

登ってきた道を振り返る
まず最初に待ち受けるのは、1280段の階段。

普段トレーニングをしている私でも、何度も息が上がり、休憩をお願いしました。所々階段の隣に坂道もあり、ガイドさん曰く、そちらの方が疲にくいとのことです。

上り切ると、あたりは霧の中。今回、よく写真で見るような青々とした緑の稜線は全く見えませんでした。でも、それが逆に非現実的で、結果的に大満足のとても貴重な体験となりました!

数メートル先がやっと見えるくらいです
稜線では暴風が吹き、足元もぬかるんでいるため、とにかく歩くことと滑らないことに全集中しながら進んでいく必要があります。

ひたすらに歩き、ありのままの自然に囲まれながら、一周回る頃には、色々な悩みや心配事もどこかへ飛んでいき、達成感を感じることができました!

ただし、非常に危険なので、このような霧の時に登山に慣れていない方だけで歩くのは個人的にはお勧めしません。

火口へ降りて浅間神社へお参り

浅間神社の小さな祠
狭い道を火口へ下ると、稜線とは別世界が広がっていました。

暴風も霧もなく、手付かずの自然が広がり、水が溜まっていたりと、少し湿っぽいような雰囲気です。まるで映画のもののけ姫の世界に迷い込んだような気分。

少し歩くと、小さな浅間神社が見えてきます。自然に溶け込むような、とても神聖さを感じる一角でした。

緑に囲まれた神社
沢山の石が置いてあるのですが、島の子供達は、小さい頃に遠足で自分で小さな石を持ってここまでお参りに来るのが恒例だそう!

大人でも大変な道のりをたくましいなと思いました。

なかには、クスッと笑えるような、大人が持ってきたと思われる巨大な石も。島ならではの伝統に触れられました。

■詳細情報
・名称:八丈富士 登山口
・住所:〒100-1401 東京都八丈町大賀郷
・地図:
・公式サイトURL:https://www.hachijo.gr.jp/specials/trekking/

黄八丈の工房へ寄ってから空港へ

ふれあい牧場から見たように、私もこの島を旅立つ時

八丈富士を下山した後は、地元のご飯屋さんで美味しい昼食をいただき、ご厚意で黄八丈の「ゆめ工房」さんへ連れて行っていただきました。

こちらでは、実際に織っているところを見られたり、歴史や伝統に関するビデオで学ぶことができたり、お土産も買うことができます。

実際に見る絹織物の繊細さや、糸の綺麗さがとても印象に残りました。私は、祖母に黄八丈のブローチを買って帰りました。他ではなかなか買えないお土産もあるので、お勧めです!

■詳細情報
・名称:㈲黄八丈めゆ工房
・住所:〒100-1623 東京都八丈町中之郷2542
・地図:
・公式サイトURL:https://kihachijo.jp/

その後は空港に送っていただき、非常にありがたかったです。

魅力が詰まった小さな島で非日常を過ごしませんか?

海岸にあった額縁のような写真スポット
いかがだったでしょうか?

決して大きい島ではありませんが、自然、美食、推し活、温泉、歴史探訪、マリンスポーツなど、魅力が詰まった場所、八丈島。

人混みが嫌になったら、自分の好きなことを追い求めて、この島でのんびりしてみてはいかがでしょうか。

All photos by Miyu Mizutani

ライター

東京都出身。大学在学中にNZ留学、卒業後は英国大学院修了。写真、島、一人旅好きな会社員。  休日はフィルムとデジタルのカメラを抱え各地で撮影。海外の友人おすすめの場所を訪ねたり、国内の癒し旅にも出掛ける。

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