ライター

旅と本と世界遺産が好きな会社員、中口直子です。普段は都内のコンサルファームで働きながら、週末や長期休暇に旅をしています。旅の楽しみは、飛行機やホテルで読む本に、世界遺産のまち巡り。日常と非日常を行き来して、頭の中を巡る言葉が次々と過ぎ去っていく感覚が好きです。

こんにちは。旅するライター、中口直子です。

2024年の夏を振り返り、皆さんにとって忘れられない瞬間はありますか?

夜風が涼しくなってきて、秋の訪れを感じる時期。この夏の締めくくりとして、この先ずっと忘れないであろう私の旅の思い出をシェアさせてください。

東京から最も近い南国・八丈島

映画『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』(2023年)の舞台となったことで、大きく注目を集めた東京都の八丈島。東京から最も近い南国として知られています。

竹芝客船ターミナルから東海汽船「橘丸」に乗り、約10時間の船旅で夜を明かします。

LOGサイクリング中の一枚

見渡す限り緑に覆われた八丈島。交通手段は、基本的には自転車か車になります。

坂が多いため自転車は不向きと思いきや、バイクシェアのポートが島の至る所に設置されており、電動自転車で快適に移動することができます。

自然に囲まれながらのサイクリング、一度経験するとやみつきになります。

八丈ブルーとアオウミガメ

透明度の高い海が魅力的な八丈島。その美しさから、八丈ブルーという名で親しまれています。

そんな八丈ブルーを満喫できるのがシュノーケリング。梅雨明けから10月末にかけて、たくさんのウミガメに出会うことができます。

LOG『ファインディング・ニモ』の世界

八丈島ではたくさん見られるアオウミガメ、実は絶滅危惧種に指定されています。乱獲や海洋汚染など、いくつもの原因が複雑に絡み合っているそう。

カメの島とも呼ばれるほどウミガメの多い八丈島。雄大な青を泳ぐウミガメたちの美しさは、現実を忘れてしまうほどでした。

これだけは食べて!レモンと明日葉

八丈島といえば、八丈レモンと明日葉(あしたば)。名産品を調べていなくても気付くほど、行く先々のお店でレモンや明日葉を使った美味しい料理に出会います。

どのお店の料理も美味しくいただきました。特におすすめしたいのは、Sea Side Kitchen 環

LOG人気のレモンハンバーガー

八丈レモンソースを使ったハンバーガーがもう本当に絶品だったので、八丈島を訪れた際にはぜひ寄ってみてください。パティーを追加することもできます。

■詳細情報
・名称:Sea Side Kitchen 環
・住所:〒100-1511 東京都八丈島八丈町三根1309-13
・地図:
・営業時間:11:00~15:00 (L.O.14:30)/ 17:30~21:00(L.O. 20:00)
・定休日:水曜日夜
・電話番号:080-9686-0527
・公式サイトURL:https://8wa.tokyo/kitchen-wa/

島は私を浄化してくれる

恥ずかしながら、少し前まで伊豆諸島に関する知識はほとんどありませんでした。フェリーで夜を明かしたのも、今回が初めて。

社会人になってから、島が大好きな人たちとのご縁が次々と生まれ、好奇心から私も船に乗り込んでみました。私の思う島の魅力、それは「ただ在ること」の美しさです。

緑がある。花がある。海がある。空が広がっていて、蝶が飛んでいて、人が生活している。

ただそれだけの景色が無性に目を引き、今目の前に在るものを感じ、感謝の気持ちを思い起こさせてくれます。

日々の複雑な思考を取り除き、頭も心もクリアになる。余裕をなくして自分を見失いそうになったときには、島という選択肢を思い出してみてください。

All photos by Naoko Nakaguchi

ライター

旅と本と世界遺産が好きな会社員、中口直子です。普段は都内のコンサルファームで働きながら、週末や長期休暇に旅をしています。旅の楽しみは、飛行機やホテルで読む本に、世界遺産のまち巡り。日常と非日常を行き来して、頭の中を巡る言葉が次々と過ぎ去っていく感覚が好きです。

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