ライター
さとみん 憧れの男性はロバート・ラングドン教授

歴女の旅好き。レオナルド・ダ・ヴィンチの追っかけ。 幼少時ドイツに住んでいた際に、両親の影響で旅×歴史に夢中に。古代オリエント史と美術史が好き。いつか古代オリエントの舞台を一気に回るのが夢。憧れの男性はダン・ブラウンが生み出した、ロバート・ラングドン教授。

日帰りでは味わい尽くせないハロン湾の大自然

ハノイからの日帰りコースでハロン湾を訪れると、お昼時の一番日が高い時にクルーズを大体3時間ほど楽しみます。日帰りでも勿論素晴らしい景色を楽しむことができますが、1日かけないと行くことができないエリアの奇岩群は比べもにならないほどのスケールでした。

日が傾いていくにつれて刻々と薄紫色に空が染まっていくと同時に、連なる奇岩群の影が段々と竜の姿に見えてきて、前述した伝承のような世界が目の前に広がり始めます。

月明かりに照らされたハロン湾は、船もエンジンを止めてしまっているため風の音しか聞こえない世界になります。

そして朝もやのハロン湾は、霞んだ色合いから鮮やかな色に変わっていく変化が神秘的です。

時間によってハロン湾は本当にたくさんの表情を私たちに見せてくれます。

 

一期一会の出会い

今回この船に乗船していたのは私達を入れて合計5組でしたが、日本人は私達だけでした。他のメンバーはアメリカのコロラドから来たカップル、ニューヨークから来た仲の良いご夫婦、ホーチミンで働くオーストラリア人の旦那様とインドネシア人の奥様とその子どもなど…。

アクティビティ中や食事中に少しずつみんな打ち解け始めてくると、色々な話をするように。日本に行ってみたいけど、どの季節に行くのが良いか、外国人から見たベトナムの経済の発展状況を聞かれたり…オリンピックが近づいていることもあり皆日本にはすごく興味があるようでした。

自分の国の事や、また今世界で起きていることについての意見を少しでも言えるとより充実した一時になると思います。

 

日帰りツアーでも外国人とは乗り合わせることもありますが、クルーズが終了するまでの短時間で打ち解けるのはなかなかハードルが高いのではないでしょうか。

たまたま同じ船に乗り合わせた人達と、同じ感動を味わって話をして、とまさに「一期一会」という
言葉を実感する二日間を過ごすことができました。

 

時間を贅沢に使ってみて

All photo by satomi

ハロン湾の洋上ではほとんど電波が通じませんでした。LINEも実際の受信時間よりも大分経ってから突然受信をしていました。その分友達とたくさん喋ったり、のんびり景色を見たり、星空を眺めることができます。

東南アジア、特にベトナムは経済の発展とともに街中は非常にエネルギーに満ちあふれ、建設ラッシュの真っ只中にいます。

一方で少し足を伸ばせば雄大な大自然が広がり、都会の喧騒を忘れさせてくれます。旅行は限られた日程のため、多くの人が日帰りツアーを選ぶかもしれませんが、是非大自然の中でその限られた時間を少し贅沢に使ってみてください。

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さとみん 憧れの男性はロバート・ラングドン教授

歴女の旅好き。レオナルド・ダ・ヴィンチの追っかけ。 幼少時ドイツに住んでいた際に、両親の影響で旅×歴史に夢中に。古代オリエント史と美術史が好き。いつか古代オリエントの舞台を一気に回るのが夢。憧れの男性はダン・ブラウンが生み出した、ロバート・ラングドン教授。

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