みなさんはオーストラリアという国に対してどのようなイメージを持っていますか? 筆者自身もワーキングホリデーで1年間オーストラリアに滞在した経験がありますが、とても明るくて楽しそうな国民性を持っているように思います。
世界幸福度ランキングを見ても、毎年10位〜12位くらいを行ったり来たりしており、幸福度が世界的に高い水準な国なのですが、「なぜオージー(オーストラリア人)はいつも楽しそうで幸せそうなのか」栄養士的な観点で考えてみたら答えは食文化にありました。
この記事では、オージーから学ぶ食文化と幸せの関係性についてお届けします。みなさんの「#stayhome」時間の参考になれば幸いです。
そもそもオーストラリアの雰囲気はこんな感じ
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オーストラリアに行ったことがない人のために、オーストラリアの雰囲気をわかりやすく例えるならば「沖縄の島時間」に非常に似ているように感じます。
もちろんオーストラリアの地域にもよりますが、クイーンズランド州や西オーストラリアの方は特に穏やかで緩やかな時間が流れています。
この独特な雰囲気に惹かれてオーストラリアを好きになる日本人は多いように思います。筆者自身も世界一周をして、ある程度の国々の雰囲気を見てきましたが、オーストラリアの島時間は大好きです。
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そういった穏やかでカジュアルな環境のおかげもあってか、オージーたちはみんなが幸せに暮らしているように感じます。
食と幸せホルモンについて
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さて、栄養士的な観点で幸せを紐解く際には、幸せホルモンと呼ばれているセロトニンを作ることができる食べ物を一つの視点に置いて考えます。
アミノ酸の一種類であるトリプトファンから幸せホルモンのセロトニンは作られるのですが、このトリプトファンはお肉に多く含まれているため、お肉をしっかりと食べることで幸せホルモンを作り出すことができるのです。
オーストラリアの食文化と習慣が幸福度を上げている
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オーストラリアの食文化は日本やヨーロッパ諸国と比べると非常に乏しい文化です。
もともとイギリスの植民地だったためフィッシュアンドチップスなどイギリスの食文化が残っていますが、それ以外はあまり伝統料理はありません。
唯一ある独自の食文化といえばBBQです。このBBQ文化は他国に比べるとかなり進んでいると言えるのですが、オーストラリアでは、公園やビーチ、キャンプ場などの施設に必ずと言っていいほど、自由に使えるBBQの焼台があり、いつでも誰でも気軽にBBQできるようになっています。
ほとんどの施設が無料で使えるため、気軽にBBQがスタートできるんです。これほどオージーたちにとって、BBQは当たり前な文化なのです。
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先ほど書いた通り、お肉には幸せホルモンを作り出すトリプトファンが多く含まれています。オーストラリアは食料自給率も高く、オージービーフの本場ですから、お肉は非常に安く手に入ります。
安く手に入るお肉。そして気軽に使えるBBQ設備。これこそオーストラリアの幸福度を上げる一つの鍵となっているように思います。
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筆者がオーストラリアに1年間滞在して最も大きかったカルチャーショックは、土日などの休みの日にBBQを楽しんでいる人の多さでした。至るところでBBQをやっていて、美味しそうなお肉を焼き上げ、ほおばっていました。
さらにオーストラリアのいいところはキレイな海があるところです。海近くの公園でBBQをすることもできるため、お肉とビールを楽しんだ後に美しい海で遊ぶこともできます。
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日本ではなかなか考えられない条件も、オーストラリアであればごく簡単に揃えることができるわけです。
家族思いのオージースタイル
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そして、もう一つオーストラリアで印象的だったのが、若い世代も家族と一緒にBBQをしていることです。
オーストラリア人は自分のやりたいことベースで仕事を選ぶよりかは、家族のために仕事をしてお金を稼ぐという感覚の人が多いと言われており、家族との時間をとても大切にしています。
その現れとして、休日に家族でBBQをしている姿をよく見かけることが出来ます。BBQはコミュニケーションを取るのにも非常に良い食事のスタイルですから、家族ぐるみのBBQは家族とのコミュニケーションを円滑にしてくれる役割も担っているのかと思います。
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幸福度は国の制度や経済レベルや働き方など様々な視点があると思いますが、オージーたちのBBQ文化を改めて考え直した際に、面白い側面を見つけることが出来ました。自分たちの食文化に目を向けてみると見落としていた幸せが隠れているのかもしれません。
世界遺産にも登録されている日本食。季節ごとに食材があり、季節ごとの料理が存在しています。自宅で食べる普段の食事も「日本人の食文化」という視点で改めて見直してみると、今まで見落としていた楽しさや面白さを再発見することができるかもしれませんね。この記事が、みなさんの幸福度をあげるノウハウの参考になりますように。