ハワイ短期留学
ライター

踊れるWebディレクター|フリーランスのデジタルノマド。EC運用のサポート・コンサル業、ジャズダンス講師、音声配信のパーソナリティーなどマルチに活動中。趣味は、ひとり旅と車の運転。ハワイとワーケーション、メリハリ旅が好きです。

誰にでも「時間が確保できなくて、実行できていないこと」ってあると思います。私にも、なかなか消せない「やりたいことリスト」の項目がたくさんあります。

その中から「英語を話せるように行動したい」を実現した、4日間のハワイ短期留学のお話しをさせてください。

旅や海外が関係することは、時間やお金を理由に腰が重くなりがち。この時も「留学たるもの1ヶ月以上でなければならない」と思っていて。リストの中でも一生消えない項目なのでは?と思っていました。

それでも実現できる方法を探ってみた話。あなたのやりたいことリストにチェックを増やすお手伝いができたら、とてもうれしいです。

憧れも実現できる。大事なのは「チャンスに気づく」こと

ワイキキビーチとダイアモンドヘッド
海外旅行を重ねる中で、「もっと英語でコミュニケーションがとれたらな……」と思う場面ってありますよね。私も、現地の方と英語で会話できる人に憧れていました。

ある年の夏休み、大好きなハワイ旅行を計画しましたが、円安の影響でホテルの価格が高騰。滞在先はホテルにこだわらず、さまざまな選択肢から考えることに。

やりたいことリストに何度も書き記した項目というのは、絶妙なタイミングで思い出すので、本当に不思議。「宿泊場所付きの語学学校があれば、英語も学べてコスパがいいかも……!」と思いついた時には、既にPCに向かって検索していました。

当初から、この夏休みに留学しようと思っていたわけではありませんし、語学学校に行くとしても、使えるのは最長1週間。

「まあ、無理か」と諦めてしまいそうなところも「これはチャンスかも!」と考えて見つけたのは、超短期語学留学が叶えられる留学スクール「Central Pacific College」。

急遽ハワイの超短期語学留学を決めました。

英語を話すではなく、英語しか話せない

ハワイのコンドミニアムから寮になるコンドミニアムから。ホテル代わりにしては景色が良すぎて大満足。
入学手続きのため、ハワイに到着したその足で学校へ行きます。

ハワイの中心地に位置するホノルルには、たくさんの語学学校があります。事前調査する中でわかったのは、多くの学校が最短でも2週間からの受け入れになっていること。

きちんと力をつけたいなら、そのくらいの時間は捻出しないといけないよな……と思いつつ、ホームページに1週間コースの記載があったCentral Pacific Collageに申し込みました。

学校の受付で、早速壁にぶつかります。見るからに日本人ではない方しかいないではありませんか。

ホームページやメールなど、ここまでのやりとりは全て日本語だったため、ようやくここで自分が英語を話す姿勢になっていないことに気づきます。ふり絞って出した言葉は「は、は、はろー」(笑)

受付の方も既に察しているであろうに、やはりここは語学学校。自分の言葉で伝えてみなさいと言わんばかりに待ってくれます。

なんとか身分や状況を伝え、教室に案内されたかと思えば、先生と全編英語の面接タイムへ。想定通りまったく言葉が出ず、こてんぱんにやられました。(「だからこれから学ぶって言ってるじゃん……!」と心の中で叫んでいたことも、今では良い思い出。)

案の定、上位ではないクラスに割り振られます。

■詳細情報
・名称:セントラルパシフィックカレッジ
・住所:1585 Kapiolani Blvd. Suite 1705, Honolulu, HI 96814
・地図:
・アクセス:アラモアナショッピングセンター直結、アラモアナビーチ 徒歩3分
・営業時間:月曜~金曜 8:30〜17:00
・定休日:土曜・日曜・祝祭日
・電話番号:+18087917800
・公式サイトURL:https://cpchawaii.edu/jp/

初めてなのに懐かしい。「学ぶ」って世界共通

ハワイ短期留学通学中、見上げれば青空とプルメリア。
授業は一日3コマ。朝からハワイの空気を感じて歩く通学路は、毎日るんるんな気持ちで楽しかったです。

どんな授業かな、ランチはどうしようかな、午後はどうやって過ごそうかな……こんなに楽しい気持ちで通った学校生活は、久しぶりで懐かしい気持ちでした。

ハワイ短期留学自分の国の見どころを紹介する授業。アニメの話はいつでも盛り上がる。
行ってみてわかったのは、学ぶ環境も学び方も、知っている景色と変わらなかったということ。

椅子と机と黒板が並ぶ教室。先生がきたらあいさつをして、小テストが配られます。隣の人と答案用紙を交換して、先生に指された人が答えていく。

こんな時間も懐かしいなと思いつつ、「学校で学ぶって、世界共通の方法なんだ」と興奮気味に実感していました。

そして、多くの生徒が同じように緊張しているし、自分の語学にはまだ自信がない。先生はそれをわかっていて、丁寧に教えようとしてくれる状況を体感しました。

放課後はビーチやカフェへ。ハワイの学生生活を楽しむ

ハワイ短期留学ルームメイトとピザパーティーをした日も
うれしいことに、学校に通ったことで友だちもできました。通常の旅ではなかなかできない体験です。

放課後には、ビーチやカフェに行ってそれぞれの話をして、お互いを知る時間を重ねました。伝えたいし、聞きたいし、理解したい。そんな気持ちが高まって、毎日胸がいっぱいになります。

学校の寮として入居したコンドミニアムで、共同生活もしていました。「お風呂先に入る?」「今日は何時に戻る?」といった日常会話も英語で行うので、伝えるためにその場で調べて、自分の言葉で話してみる、そんな実践がすぐにできたことも語学留学ならではの経験です。

たった数日の生活だったけれど、今でもその時の友だちが見ている世界中の景色を、SNSを通して見せてもらうことができます。そんな時代に感謝したいです。

体験にちょうど良い、4日間の超短期留学

ホールフーズスーパーでお魚を買うにも英語が必要な、ハワイ暮らしを体験できました。
語学の習得というと、海外旅行の中で頑張って話したり、日本の語学学校で学ぶ方法もあります。とはいえ、翻訳アプリを使ったり、会話をしないという逃げ道など、いざとなれば日本語で補足できる環境だったりしますよね。

今回実感したのは、実践しないと本当に何も伝わらないこと。幸い日本以外の国の生徒が多いクラスだったので、やっぱり英語を頑張って使わないといけなかった。

一定期間の留学となると学校や住居、クラスメイトの雰囲気が合うかなど、気になる点も多く出てきます。私が体験したのは1週間の通学だったので、何か不都合があっても我慢ができる期間でした。事前に考えていた通りの良いポイントです。

結果的に、ハワイでの超短期留学はとても過ごしやすく、嫌なこともなく非常に楽しかったです。

軽く動いて、ひとつ消す。経験して、ひとつ書き足す。

ハワイ Hilton学校のみんなと週末の花火を見たり。楽しい思い出。
4日間の留学を経験して気づいたことは、語学の習得って一生に一度ではなくて学び続けるものだということ。

次は1ヶ月〜2ヶ月ほどの語学留学がしたいなと思っていますが、そこまで時間が取れなければ、2,3週間だって構わない。目的は英語への壁をなくすことだから、また1週間だったとしても、旅に出る時には機会を作ろうと思います。

日々浮かんでくる、やりたいことリストの項目たち。構想期間が伸びるほど、計画が大掛かりになることもありますよね。

そんな時は「本来の目的は何?」と自分に問いかけたい。そして「習得・経験したことはどんな風に使いたい?」と聞いてみると、もっと気軽に軽やかに使いたいと思っているはず。

大人になって、どっしり重くなってしまった腰と足は、行きたくてしかたがない国や場所に向けて、ふわっと軽く移動させる人生にしたい。

これからももっと軽く旅をして、新しく見えた景色で「やりたいことリスト」をひとつずつ消して、書き足していきたいですね。

All photos by Miyamoto Hazuki

ライター

踊れるWebディレクター|フリーランスのデジタルノマド。EC運用のサポート・コンサル業、ジャズダンス講師、音声配信のパーソナリティーなどマルチに活動中。趣味は、ひとり旅と車の運転。ハワイとワーケーション、メリハリ旅が好きです。

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