ライター
KAWAHATA KANA ワーホリック女子

英語力ゼロからのフィリピン留学。そのまま運と勢いに任せてオーストラリア、カナダ、イギリスの3カ国でワーホリ生活を経験。気づけば海外生活は8年、渡航国数30ヵ国以上。ヨーロッパの魅力にどハマりしたワーキングホリデーホリック、略してワーホリック女子です。 海がすき!旅行が好き!食べるのもお洒落も欠かせない!という欲張りアラサー。 トラベルライターとしてSNSなどを活用して、心ときめくおすすめスポットを紹介しています。

目標がなくてもいい?周りにとらわれすぎずに生活しよう


海外生活をする上で、「明確な目標を決めておくことが大事」と、よく耳にします。

例えば、TOEICで900点以上取る、海外で資格を取る、ビジネス英語を取得する……など、人によって目標はさまざまです。

もちろん明確な目標がある人は、その目標に向けて努力をできるので、英語を学ぶやる気にも繋がります。実際にどれくらい点数が伸びたのか、自分の成長をしっかりと確認することもできるでしょう。

しかし、目標がないからといって、悪いことではありません。


「ただ海外生活を経験してみたい」「海外の文化に触れてみたい」そういった理由で海外への渡航を決める人もたくさんいるはずです。

海外で暮らしていると、目標を持っている人が偉い、目標を持っていることが当たり前と思われ、「目指すものがない自分」が周りと比べて劣っていると落ち込んでしまうことも多いかと思います。


しかし、目標がないということに罪悪感を持つ必要はないのです。「目標もなく、日本にいるような日常を過ごしているなんて、海外に何しにきたのだろう。日本に帰ろうかな」と、落ち込む必要もありません。

夢にまで見た「海外で生活をしている」という事実を前向きに認識してみてください。


周りの意見や認識にとらわれすぎると、日々の生活の楽しいことに気が付けなくなってしまうこともあります。あまり気負いすぎず、日々の生活の中でのやりがいを見つけてみてはいかがでしょうか。

「海外でしたいこと」にこだわりすぎない


「海外でしたいこと」にこだわりすぎていると、できなかったときに落ち込み、海外にいる意味を問いたくなってしまうものです。

私自身、イギリス生活をしている間にヨーロッパを旅するのが目標でしたが、ロックダウンが続く中で、すでに約1年もの時間を自宅で過ごすことを余儀なくされています。ヨーロッパどころかイギリス国内の旅行すらできず、ただ毎日を自宅で過ごしている現状です。


そんなときふと、「どうして海外に来たのだろう。自宅で一人で過ごさなくてはいけないくらいなら、日本に帰って友人たちと過ごしたい。家族に会いたい」と、何度も思いました。


確かに今は少し特殊な状況の中、悔しい思いをしている人もたくさんいるかと思います。しかし、できないものはできない。諦めも肝心です。

やりたかったこと、思い描いてたことにとらわれすぎず、フレキシブルに気持ちの切り替えをして、「今できることを楽しむ」姿勢で乗り切りましょう。

英語が話せないことを恥じない


海外生活での英語問題は、まさに死活問題でもあります。言葉が通じないというストレスは想像以上のもの。日本では苦労しない当たり前のことができなかったり、悔しい思いを抱えたりする人も多いのではないでしょうか。


しかし日本人にとって、英語はあくまで第二言語。話せないのが当たり前なのです。海外に住んでいるのに英語が話せない、間違った英語を話しているかもしれないと恥ずかしがる必要はありません。


留学を始めたばかりの頃は、自分の名前を言うだけでも精一杯、周りの目を気にして海外にいるのに英語を話すことを避けてしまうこともありました。ですが、間違った英語でも積極的に外国人に話しかけることで、英語の上達はもちろん、今ではたくさんの外国人の友人を作ることができました。


まずは、日々の生活にストレスを感じなくなるまで、どんなに拙くとも「英語を話す状況に慣れる」ことが大切です。

自分の世界を広げるせっかくのチャンスを逃さないよう、周りの海外生活をしている人と自分の英語力を比べることをやめましょう。

意味のないことなんてない。自分の「好き」を生かしてみる


海外にいるから外国人の友達と過ごさないと。海外にいるから英語を話さないと。海外にいるから……。「こうでなくてはいけない」という概念に押しつぶされそうになっていませんか?

もちろん、海外にいるからこそできることを極めていくのはとても有意義で、大切なことだと思います。ただ、「海外にいるからこうでいないといけない」という価値観は、自分自身を苦しめるものでもあります。


私自身、海外での生活始めたばかりの頃は、「せっかく海外にいるのに外国人の知り合いが増えない」「せっかく海外にいるのに日本語ばかり話してる」と、「海外にいるからにはこうであるべきなのに」という自分の価値観を自分に押し付け、価値観と現実のギャップに押しつぶされそうになったことがあります。


「海外生活だからこうしなくてはいけない」なんてことはありません。「海外だからできること」はあっても、それは「しなくてはいけないこと」ではないのです。まずは自分にとって居心地のいい環境を作って楽しむことが大事です。

「こうでなくてはいけない」という価値観に押しつぶされず、 自分が楽しいと思えることに目を向けて生活をしてみましょう。

楽しむ努力を忘れずに、自分らしい海外生活を


何度もホームシックを経験し、日本に帰りたいと思ってきた私ですが、海外生活を始めたことを後悔したことは一度もありません。理想と現実を受け入れ、気持ちに折り合いをつけることも、海外生活を楽しむためには必要です。

何事も前向きに。どんな状況であれ楽しむ努力を欠かさず、海外生活を乗り切りましょう。

All photos by Kana Kawahata

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KAWAHATA KANA ワーホリック女子

英語力ゼロからのフィリピン留学。そのまま運と勢いに任せてオーストラリア、カナダ、イギリスの3カ国でワーホリ生活を経験。気づけば海外生活は8年、渡航国数30ヵ国以上。ヨーロッパの魅力にどハマりしたワーキングホリデーホリック、略してワーホリック女子です。 海がすき!旅行が好き!食べるのもお洒落も欠かせない!という欲張りアラサー。 トラベルライターとしてSNSなどを活用して、心ときめくおすすめスポットを紹介しています。

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