ライター
田中 一成 フリーランスの編集者

古武道とかダッシュとか体動かすことが趣味。一時は往復42㎞かけ大学にチャリ通し、1限でハアハアする生活をしていた。 星が好きなため阿智村とテカポ湖に行くのを画策中。

「星の王子さま」という作品をご存知でしょうか。この童話は200以上の国と地域の言葉に翻訳され、世界中で総販売部数1億5千万冊を超えており、今もなお読まれ続けていいます。

TABIPPO読者の方の中にも、読んだことがある人は多いと思います。

ロングベストセラー作品である同作の舞台は「サハラ砂漠」。作中にバオバブという不思議な木が登場しますが、実際に存在する木なのです。(アフリカやオーストラリア等、亜熱帯から熱帯に分布しています)
今回は星の王子さまの名言、王子さま達が見たであろうサハラ砂漠とバオバブの木の絶景をともにお届けします。

星の王子さまとは?

1943年に、フランス人作家のサン=テグジュペリにより書かれた作品です。

操縦士の「ぼく」は6年前に、飛行機の故障でサハラ砂漠に不時着します。人の地から1000マイルも離れた場所で、「ぼく」は孤独のなか夜を過ごします。翌日目を覚まし、ひとりの少年に出会いました。そして話をきくうちに、少年がよその惑星からやってきた王子さまであることを知ります。王子さまが渡り歩いてきた惑星での話、王子さまの言葉を通じて、読者は考えさせられていきます。

子どもも物語に入りやすい柔らかい文体とファンタジーな世界観、大人も深く考えさせられるような言葉の数々。サハラ砂漠とバオバブの木の風景とともに、王子さまの世界を体験していきましょう。

「きみはごちゃ混ぜにしてる……大事なこともそうでないことも、いっしょくたにしてる!」

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日々の生活で、どうでもいいことと大切なことの区別がごちゃごちゃになってはいないでしょうか。メール処理に追われて、自分を癒す時間をつくれなかったり。他の人でもできる仕事を断れずに、友人と過ごせた機会を失ったり。

今の生活で大事ではないことはなんでしょうか? 大事であるのに時間を使えてないものはなんでしょうか?

「砂漠が美しいのはどこかに井戸を、ひとつしているからだね」

もちろん、「砂漠」自体も美しいです。でもその裏にどんなものが隠されているか、思いを巡らせてみてはいかがでしょうか?もしかしたら、喉を潤してくれる井戸があり、まばゆいばかりの宝石が埋まっているかもしれません。

そんな「秘密」を思い浮かべて見ることで、気持ちがワクワクしてきて、より一層特別な景色に感じられるはずです。日常のビルの風景や自分の部屋の中に、どんなものが隠れているのか。子どもの頃に戻ったつもりで想像してみてください。

「金色にかがやく小麦をみただけで、ぼくはきみを思い出すようになる」

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景色の美しさに加えて、そこにどんな思い出があるか、どんな人との記憶が結び付いてるかで感じ方は大きく変わってきます。

見るもの全てを愛おしくさせるために、好きな人と色んな所に思い出を作りに行きましょう。

ライター
田中 一成 フリーランスの編集者

古武道とかダッシュとか体動かすことが趣味。一時は往復42㎞かけ大学にチャリ通し、1限でハアハアする生活をしていた。 星が好きなため阿智村とテカポ湖に行くのを画策中。

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