ライター
田中 一成 フリーランスの編集者

古武道とかダッシュとか体動かすことが趣味。一時は往復42㎞かけ大学にチャリ通し、1限でハアハアする生活をしていた。 星が好きなため阿智村とテカポ湖に行くのを画策中。

「ぼくたちは友だちになって、今ではこの世で一匹だけの、かけがえのないキツネなんだ」

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王子さまにとって、きつねは最初、その他十万匹のうちの一匹のきつねでしかありませんでした。でも友だちになり、絆が結ばれることで、王子さまにとってかけがえのない存在になります。

友だちとはどういった存在なのか、あらためて考えさせられます。

「人間たちって、特急列車を乗っているのに、なにをさがしているのかもうわからないんだね」

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生き急ぎすぎて、大切なことを見過ごしてはいませんか? 一度ゆっくり考えて、自分の日々のくらしを整理する時間をつくりましょう。

「きみのバラをかけがえなのいものにしたのは、きみが、バラのために費やした時間だったんだ」

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人によってこの「バラ」は家族、恋人、仕事、趣味に置き換えることができます。かけがえのないものや大切なものというのは、出会ってすぐにわかるものではありません。
自分がどれだけ「バラ」に時間を費やしたかで決まるのではないでしょうか?

いまいちど、自分が大切だと思っているものと、それと過ごした時間を確かめてください。そしていま何に、誰に一番時間を使っているのかを、一度ふり返ってみてください。

「いちばんたいせつなことは、目に見えない」

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作中で幾度となくつづられる言葉です。おとなたちは、お金や経歴、数字など表面的なもので何が大事かを判断します。でも王子さまは、どんな秘密が隠れているのか、その人とどんな関係を結んでいるのか、そのものにどれだけ時間を費やしたか、といったことにたいせつなものは隠れていると考えます。

目に見えないものに、目を向けてみてください。

まとめ

星の王子さまの世界と、サハラ砂漠・バオバブの木の絶景はいかがでしたでしょうか。王子さまの言葉をみると、僕らが子どもの頃に忘れてるなにかを思い出させてくれます。

読んだことがある人はぜひ舞台になったサハラ砂漠を体験し、王子さまの惑星にもあったバオバブの木を見に行ってみてください。実際の舞台に行った後に作品を読めば、王子さまの世界をより深く追体験できるはずです。

ライター
田中 一成 フリーランスの編集者

古武道とかダッシュとか体動かすことが趣味。一時は往復42㎞かけ大学にチャリ通し、1限でハアハアする生活をしていた。 星が好きなため阿智村とテカポ湖に行くのを画策中。

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